【レポート】Rd.8 もてぎ 0号車 GT-R NISMO|SUPER GT2016

【レポート】Rd.8 もてぎ 0号車 GT-R NISMO|SUPER GT2016


11月13日(日曜日)
公式予選 8:40~8:55
天候:晴/コース状況:ドライ

決勝 13:35~
天候:晴/コース状況:ドライ

2016年のチャンピオンを決めるノーウエイトの最終戦は、昨日の第3戦に続いてツインリンクもてぎで秋晴れの中開催された。
朝から青空に恵まれ、15分間を1名のドライバーのアタックで最終戦のグリッドが決まる。

担当するのは富田竜一郎。
予選はオンタイムで開始された。約1分のウエイティングをしてからコースへ。計測1周目、2周目とタイムを上げていくが思ったようなタイムが出ない。
富田もドライブしている感覚と、実際の計測されているタイムが合わずにとまどう。結局19番手のグリッドが決定した。

朝の予選時間と比べても、気温もあがり、小春日和となった。
警察車両のパレードラップが行われ、その後にフォーメーションラップが開始。グリーンランプが点灯し最終戦のスタートが切られた。
スタートを担当したのはCouto。1周目にはポジションを落としてコントロールタワーを通過。3周目にはマシンのフロント部分が破損し接触があったようだ。しかし4周目には予選のポジションまで挽回。前を走る#48GT-Rをなかなか攻略できず、17周目にドライバー交代をするまで、1秒以内の攻防を繰り返す。富田と代わってからも前方には#48が。
やはり1秒以内のバトルを展開。
気温、路面温度が高く、タイヤが普段通りの仕事をしてくれない。
アンダーステアも酷く、コンスタントラップを続けるのにも苦労しているようだ。
結局そのバトルは最終ラップまで続き、15番手でチェッカーを受けることになった。

 

 


Andre COUTO ドライバーコメント
今日は、私達のチームにとってはハッピーな日とはなりませんでした。昨日のレースを受けて、思い切って選んだタイヤが予選からまったく路面とマッチングせず、規定によりそのタイヤでスタートせざるを得なかったため、レースになりませんでした。ややギャンブルではありましたが、立てた策が裏目に出てしまい、残念ながら上位フィニッシュとはなりませんでした。最終戦がこんな結果に終わり、本当に応援をしてくれた多くのファンに申し訳ないですが、また来シーズンもエキサイティングなレースをお見せできれば嬉しいです。引き続き、応援をよろしくお願いします。

富田 竜一郎 ドライバーコメント
予選は率直に言って、残念でなりません。アタック中のフィーリングも、自分のアタック自体もそんなに悪いものではなかったのに結果としては19番手と、非常によくない結果に終わりました。
決勝は19番手からアンドレがスタートを担当しました。序盤タイヤのウォームアップの悪さに苦戦するなか2台に先行されましたが、無事パスしてくれました。しかし前につまるかたちでペースをあげられなかったので、早めのピットインを敢行しました。
その後数周でグリップバランスの悪化に悩まされ、15位でのフィニッシュとなってしまいました。
シーズン最後のレースをこんな形で終わらせてしまうことになり、非常に悔しいです。来期に向けて、今回のデータをしっかり反芻していければとおもっています。
今年一年、ディフェンディングチャンピオンとして臨んできましたが、他車の速さに押され中々結果が出せずにもがいていました。
そんな中でもチーム、そしてダンロップタイヤさんのおかげで夏からはまた表彰台争いに加われる力を取り戻しました。
本当に素晴らしいチームだと思います。来季からはまた10号車に戻りますが、チームへの変わらぬ応援を宜しくお願い致します。
一年間ありがとうございました。

藤井 一三 監督コメント
天気が回復した予選では、AMG,GTR共苦戦しました。レースはいつも通りの作戦でタイヤは4輪交換。やはりピット作業でタイヤ無交換車両に敵わず、GTRは5つポジションをアップしたものの15位という結果でした。
今シーズンは接触が有ったりと難しいシーズンのまま終了しました。
応援頂きましたファンの皆様、各スポンサー企業様、協賛企業様に改めて感謝いたします。
ありがとうございました。2017年シーズンもゲイナーの応援を宜しくお願い致します。
田中 哲也総監督コメント
今回の茂木は0、 11号車ともにウェットでの状態でのパフォーマンスは高く予選でも上位にいけましたが、ドライでのパフォーマンスがうまく発揮できなくて悔しい結果になりました
今年一年チームメンバーの全員が精一杯頑張った結果ですから悔いはありませんこの悔しさを今後に繋げたいと思っています。