11月13日(日曜日)
公式予選 8:40~8:55 天候:晴/コース状況:ドライ
決勝 13:35~ 天候:晴/コース状況:ドライ
2016年のチャンピオンを決めるノーウエイトの最終戦は、昨日の第3戦に続いてツインリンクもてぎで秋晴れの中開催された。
朝から青空に恵まれ、15分間を1名のドライバーのアタックで最終戦のグリッドが決まる。
担当するのは平中克幸。
予選はオンタイムで開始された。約3分のウェイティングをしてからコースへ。
計測3周目で1分47秒392を計測し、暫定3番手。Bjorn Wirdheimが2014年に計測したコースレコードの1分47秒717は既に更新していた。
しかし、セクター毎のタイムは思うように伸びず、平中のアタックはこの周回で終了。その後続々とコースレコードを大幅に更新するマシンが続き、午後からの決勝は、10番手からのスタートが決まった。
朝の予選時間と比べても、気温もあがり、小春日和となった。
警察車両のパレードラップが行われ、その後にフォーメーションラップが開始。グリーンランプが点灯し最終戦のスタートが切られた。
スタートを担当したのはWirdheim。
1周目の90度コーナーで#25MCをパスし9番手に浮上。前を走る#21AUDIとは1秒以内の攻防をピットに入るまで繰り返す。
20周目にドライバー交代のためにピットへ。
4本のタイヤを交換し平中をコースへ送り出す。
やはり、給油と4輪交換になると、MCの様に車重が軽くタイヤ無交換作戦が使え、燃費の良い車には太刀打ちできず、全車がピット作業を終えた34周目では、12番手までポジションを下げていた。昨日よりも気温、路面温度が高く、タイヤが普段通りの仕事をしてくれない。タイヤのピックアップも酷く、アンダーステアが徐々に酷くなってくる。1台がマシントラブルで戦線離脱し11番手に。
ペースの落ちてきた#61SUBARUを25周目に捉え、ポイント圏内に滑り込む。背後から迫る#86ランボルギーニをなんとか押さえて、10番手で最終戦のチェッカーを受けた。
平中 克幸ドライバーコメント
予選、決勝と自分達が目指す結果には程遠いものとなってしまいました。それでもなんとかポイントを獲得する事が出来たの
は唯一の救いだと思います。
今シーズンはマシントラブルや性能調整に苦しめられ、なかなか結果を出せなかった事が凄く悔しいです。
それでも応援してくれるファンの皆様、スポンサーの皆様、今シーズンもありがとう御座いました。
Bjorn WIRDHEIMドライバーコメント
前日と比べて異なるコンディションで迎えた今年の最終レースでした。予選は第3戦とは違う完全ドライ路面でした。予選は、
Katsuが担当し、来年のタイヤ開発の為に試したかった代替タイヤを採用しました。
その結果、グリッドは10番手のポジションになりました。残念なことに、この選んだタイヤは競争力がないことを意味しました。
もちろん、我々はこの時点でチャンピオンシップのための戦いにはなかったので、レースをテストとして考えました。私たちが収集した情報は、来期のシリーズの為にきっとチームの競争力を高めてくれることを願っています。
最後に、今シーズンの最後のレースだったので、GAINERチームとスタッフ全員に感謝の気持ちを伝えたいと思います。再び一緒にレースをすることは楽しみにしています。
タイヤを提供してくれたDunlopさんも、一年を通してパフォーマンスが非常に有望であることがわかりました。ありがとうございました。
藤井一三監督コメント
第3戦は、AMGは難しい予選を上手く走ってくれました。
ポールポジッションから優勝を目指し初めてのタイヤ無交換という作戦でスタートしましたが、やはり無交換作戦のデータが無く、尚且つ給油時間が長いという事で順位を落としてしまいました。
第8戦は、天気が回復した予選では、AMG、GTR共苦戦しました。
レースはいつも通りの作戦でタイヤは4輪交換。やはりピット作業でタイヤ無交換車両に敵わず、AMGは予選と同じ10位と
いう結果でした。
今シーズンは新車ならのトラブルがあったり接触が有ったりと難しいシーズンのまま終了しました。応援頂きましたファンの皆様、各スポンサー企業様、協賛企業様に改めて感謝いたします。ありがとうございました。
2017年シーズンもゲイナーの応援を宜しくお願い致します。