2020年10月3日(土曜日)
公式練習 (P10)9:15〜10:55
天候:曇:コース:ドライ 気温/路面温度:開始22度/30度、終了22度/35度
今期もあっという間に第5戦を迎え、前回の夏の日差しから今回は秋の気配を感じられる富士スピードウェイとなった。
第5戦より初めての観客を迎えての一戦となり、GAINERのドライバーもより一層気合いが入る。
走り出しは平中克幸から。 走り始め早々にトップに。100kgのウエイトハンディを感じさせない走りだ。
ただその後はアンダーステアが辛い状況に。 前後のスプリングを交換するためにピットへ。
約15分間の作業の後再びコースへ。10時10分頃に安田裕信と交代する。
フロントの足回り、リアウイングなど調整しこのセッションは、10番手で走行を終えた。
2020年10月3日(土曜日)
公式予選 (Q1グループA:P4/ Q2:P14) 14:00~14:10/14:53〜15:03
天候:曇:コース:ドライ 気温/路面温度:Q1開始時22度/32度 Q2開始時20度/28度
今季初めて観客を迎えての予選が、午後2時丁度にスタートした。
Q1Aグループの11号車の担当は今回も安田。今回は茂 木の時より100kgのウエイトが気になる安田。
かなりのプレッシャーを感じてるようだ。いつものように少し時間をおいて安田はコースへ。
計測1周目には2番手タイムを計測。2周目にトップに名前を掲げる。3周目01‘37.334とベストタイムを更新し再び トップに。
ラストアタックではタイムを縮めることは出来なかったが、4番手でQ1の予選を終えた。
Q1Bグループ、500クラスのQ1予選を終え、Q2の予選がオンタイムで開始する。
Q2は平中が担当する。2分間ピットで待機した後、コースへ。
計測1周目はトップに。2周目では9番手。3周目に01‘37.320ベストを更新するがこの時点で10番手。
前回の予選中に前車に引っかかった事を思い出したのか、いつもの切れの良い走りがなりを潜め、ラストアタックでもセクター2、セク ター3でもタイム更新できず11番手で走行を終えた。予選修了後、ベストタイムラップ時の4輪脱輪が有ったと認定され、当該ラップを抹消された。
明日の決勝レースは、14番手のグリッドからのスタートとなった。
平中克幸選手コメント
いつも応援ありがとうございます。
Q2を担当したんですが、4輪脱輪をしてしまって、思ったようにアタックができなかったです。
明日は14番手からの決勝レースになります。
しっかりと追い上げて、ポイントをできるだけ多く取るようなレースをしたいなと思 いますので、応援よろしくお願いします。
安田裕信選手コメント
今回の富士は、結構100kgのウエイトが茂木戦よりちょっと効くぐらいで、Q1を通るのも結構プレッシャーだったんです。
上手くチームが良い車とタイヤ用意してくれて、アタックできました。
明日はしっかりポイントを取れるように、2人で力を合わせて頑張りますので、精一杯応援よろしくお願いします。
2020年10月4日(日曜日)
決勝(P10) 13:30〜
天候:曇:コース:ドライ 気温/路面温度:開始時22度/29度 終了時21度/25度
今季はこれまでの4戦を無観客で開催してきたが、この第5戦富士からは人数の制限付きながら観客を迎えての開催となり、グリッドから見えるグランドスタンドには、多くのファンがソーシャルディスタンスを取りながら、決勝レースを観戦。 観客が入ってはいるが、パレードラップの走行はなく、1周のフォーメーションラップの後スタートが切られた。 スタートドライバーは安田。
安田のスタートダッシュは毎戦目を見張るものがあり、1周でどれだけパスしてくるか楽しみではある。
しかしスタート直後500クラスのボンネットが接触で飛び、いきなりのSC(セーフティーカー)が入る。
今期は1周目の接触やパー ツの脱落による1周目にSCが導入される場面を見る。タイヤの暖まりが良いダンロップタイヤを履く11号車は、1周目のSCはかなり残念ではあるのだが、それでも安田はSC導入されるまでに1つポジションを上げていた。
4周目にリスタートし、すぐに88号車 LAMBORGHINIをかわして12番手。
その後同じGT-Rの360号車にパスされ13番手に下がるも、13周目に93kgを積む2号 車LOTUSをダンロップコーナーで抜き12番手に。
翌周には同じダンロップタイヤを履く 96号車RCFもかわして11番手まで浮上する。着実のポジションを上げていく安田。24 周目にルーティーンのピット作業を行う時 点で9番手。平中にバトンを渡す。
4輪交換の11号車に比べ、無交換、2輪交換のマシンの方が作業時間も短くなり、無情にもピットタイミングで抜かれてしまう。
しかしそれでも3台をかわし、全車がピット作業を終えた38周目には9番手とピットに入る前と同じポジションまで順位を戻す。 46周目には9号車ASTON MARTINを捉えて8番手に。
しかし、終盤に来て車重も軽くなりタイヤとのバランスが良くなったと思 われる4号車AMG、ストレートの速い7号車BMWに先行を許したが、なんとかポイント圏内の10番手でチェッカーを受けた。
藤井一三監督コメント
ハンディウエイト100kgと最大重量を搭載しての戦いは辛いものがありました。
それでも予選Q2へ進出し、レースでも順位をアップしてポイントゲットしてくれました。
平中、安田両選手の頑張りに感謝です。残りは3レース、ポディウム最上段を狙って戦います。
応援頂きまして有難うございました。
平中克幸選手コメント
皆さんお疲れ様でした。結果10位と、なんとか1ポイントを取れたっていうようなレースだったんですが・・・・。
シーズンを考える ともうちょっと上でフィニッシュしたかったっていうのは正直なところなんです。それでも僕は100kgで何とかポイントが取れたっていうことは、ポジティブなところもあると思うのです。
今回苦戦したところをレース後すぐにエンジニアの福田さんとかタイヤメーカーさんと話をしたんですけど、なんとか色々改善していって、また次のレースに向けて頑張っていきたいなと思います。
応援よろしくお願いします。
安田裕信選手コメント
皆さんお疲れ様です。スタート担当して着実に1台1台抜いていってポジションを上げていったんですけど、7位か8位の集団 のペースでは、ついて行ける感じじゃなかったんです。
でもそこは頭を切り替えて、ポイントを取ろうと思ってしっかり頑張って平中さんに代わりました。
平中さんもいいペースで走ってくれて、1ポイントを取れたのは良かったんですけど、ライバルの車が表彰台ということで非常に悔しくて、何とかしてそれに勝てるようにチームと努力しないといけないですね。
また改めて頑張りたい と思います。応援ありがとうございました。