【レポート】Rd.3 鈴鹿 11号車 GT-R NISMO|SUPER GT2018

【レポート】Rd.3 鈴鹿 11号車 GT-R NISMO|SUPER GT2018

2018年5月19日(土曜日)

公式練習 (P12)12:50~13:20
天候:晴 : コース:ドライ 気温/路面温度:19度/26度

公式予選1回目 (P16) 14:45~15:05
天候:晴: コース:ドライ 気温/路面温度: 20度/36度

昨年まで、伝統の鈴鹿1000kmとして開催されていた、鈴鹿ラウンドでしたが、今年からは開催時期も距離も変わって、「SUZUKA GT 300km FAN FESTIVAL」として、第3戦で開催された。
前日の真夏のような暑さとは反対に、未明の雨により気温も下がり風もかなりの強さで吹く中で、公式練習は始まった。
走り出しは平中克幸から。走り始めてからすぐに赤旗中断でピットへ。再開後はタイヤの良い状態での確認のため、安田裕信がコースへ。
リアウイング、フロントのスタビを何度か調整し、NEWタイヤでアタックを開始したときに、再び赤旗中断。
再開後は、平中と交代。アンダーステアがあるようだが、300クラス占有時間に01‘57.598 のタイムでこのセッションは3番手で終了した。

午後からの予選も、この季節では珍しいほどの低い気温と強風の中、安田がQ1を担当する。5分のウエイティングの後コースへ。
計測3周目に01‘58.218 出したところで、赤旗中断。
ピットに戻ると、朝のマシンとバランスもタイヤも全く変わってしまい、オーバーステアが非常に強くなってると話す。
車高を調整して、再びアタックを行うが、一度熱の入ってしまったタイヤのパフォーマンスを引き出すには難しく、タイムを更新することなく、予選を終えた。
明日は16番目のグリッドからのスタートが決まった。
平中克幸ドライバーコメント
予選はコンディションの変化で下位に沈んでしまいましたが、午前中のフリー走行の感触は良かったので、決勝では追い上げて、きちんとポイントを獲得して、チャンピオンシップに繋げたいと思っています。
安田裕信ドライバーコメント
練習走行では不安も無かったのですが、予選が始まると全くグリップせず苦戦しました。正直自分でも何が起きたのか分からないくらいグリップしなかったので、悔しかったです。

2018年5月20日(日曜日)

決勝 (P16)15:20~天候:晴 / コース:ドライ 気温/路面温度:開始21度/34度、終盤26度/36度

朝から晴天に恵まれ、五月晴れの中、第3戦決勝レースは行われた。当初14時40分からスタート予定だったが、鈴鹿サーキットのシステムトラブルにより、ウォームアップが40分遅れて13時45分から始まり、決勝レーススタートは15時20分開始となった。
15時15分より三重県警察の白バイとパトカーのパレードラップが1周にわたって行われ、続いて1周のフォーメーションラップ後決勝レースがスタートした。

安田からバトンを受け取った平中は、まずアウトラップで10号車GTRをかわし、前を行く31号車PRIUS、7号車Porscheを追いかける。
31号車が7号車をパスし、前者は7号車に。
36週目のS字コーナー入り口で並ぶが、外に膨らんできた7号車に押し出される形でダートに。平中はスピンしないように、マシンをコントロールし、コースに戻るが、このときに7号車に接触してしまう。
7号車はバランスを崩す形になり、平中は1つポジションをあげる。後にこの接触により、42周目にドライブスルーの裁定を受けてしまう。何とかポイント圏内までポジションをあげていただけに、かなり残念な結果となった。

平中克幸ドライバーコメント
なんとかチームと力を合わせてポイント圏内まで追い上げる事が出来ていましたが、接触によりペナルティーをもらってしまいました。少し納得のいかないペナルティーでしたが、チームにも応援してくれている皆様にも申し訳ない気持ちです。次戦、タイではまた上位で争える力を戻して挑みたいと思います。ありがとう御座いました。
安田裕信ドライバーコメント
富士のようなストレートの速さが無く前半は前の車を抜く事に時間がかかりイライラしてました。接触も出来ないし我慢の展開でしたが、SCが入りタイヤの温度が下がって自分のペースも上がり、平中選手がその後頑張って追い上げてくれました。接触のペナルティーは残念ですが、タイで力を合わせて勝ちに行きます!
藤井一三監督コメント
予選での不調から我慢強く粘ってレースを戦い、少しずつポジションを上げていくことが出来ていたのですが、予想だにしないペナルティを課せられて残念な結果となってしまいました。
両ドライバー共上手く戦っていただけに残念です。これがS-GTのレースなのだと痛感しました。 次戦タイ大会、気持ちを新たに頑張ります。