【レポート】Rd.3 鈴鹿 10号車 GT-R NISMO|SUPER GT2018

【レポート】Rd.3 鈴鹿 10号車 GT-R NISMO|SUPER GT2018

2018年5月19日(土曜日)

公式練習 (P)9:00~10:35
天候:晴 : コース:ドライ 気温/路面温度:25度/32度

公式予選1回目 (P4) 14:35~14:50
天候:晴: コース:ドライ 気温/路面温度: 20度/36度

公式予選2回目 (P11) 15:20~15:30
天候:晴: コース:ドライ 気温/路面温度: 19度/31度

昨年まで、伝統の鈴鹿1000kmとして開催されていた鈴鹿ラウンドでしたが、今年からは開催時期も距離も変わって、
「SUZUKA GT 300km FAN FESTIVAL」として、第3戦で開催された。
前日の真夏のような暑さとは反対に、未明の雨により気温も下がり風もかなりの強さで吹く中で、公式練習は始まった。
走り出しは星野一樹から。走り始めてからすぐに赤旗中断でピットへ。再開後はリアスタビを調整し、パッカーを外すなどセット変更をし、吉田広樹と交代。しかし再び赤旗中断。なかなかセットアップが進まない。
しかし300クラス占有時間に01‘58.108 のタイムでこのセッションは9番手で終了した。

午後からの予選も、この季節では珍しいほどの低い気温と強風の中、吉田がQ1を担当する。
4月の公式テストでも好タイムを計測し、鈴鹿サーキットをホームコースとする吉田は、自信をもってアタックを開始。
計測3周目に01‘57.748でQ1は通過するタイムだったが、4周目も再度アタック。セクター全てでタイムを更新し、4番手に。その後すぐに赤旗が出され、残り5分間の予選が再開されるが、走行せずQ2に駒を進めた。
Q2の担当は星野。吉田のがんばりを胸に秘め、アタックを開始。計測3周目にセクター1,2とベストタイムで走行。しかし。気合いの入りすぎでスプーンカーブで痛恨のハーフスピン。01‘57.779のタイムで、暫定13番手。計測4周目に再びアタックをするが、タイム更新出来ず予選は終了した。その後4輪脱輪した車両が2台いたため、明日の決勝グリッドは、11番手でスタートすることが決定した。
星野一樹ドライバーコメント
フリー走行からチームが徐々にマシンを仕上げていってくれた点では凄く良かったと思うのですが、自分のミスで台無しにしてしまいました。本当にすみませんでした。何とかレースでは挽回できるように、吉田選手とチームと諦めずに頑張ります。よろしくお願いいたします。
吉田広樹ドライバーコメント
自分なりにまとめられたラップが出来たのでそこは良かったと思ってます。マシンのセッティングが進んでいることも確認出来たので、明日は11位からミスせずしっかりと追い上げて、表彰台争いが出来ればと思います。頑張ります。

2018年5月20日(日曜日)

決勝 (P10)15:20~天候:晴 / コース:ドライ 気温/路面温度:開始21度/34度、終盤26度/36度

朝から晴天に恵まれ、五月晴れの中、第3戦決勝レースは行われた。当初14時40分からスタート予定だったが、鈴鹿サーキットのシステムトラブルにより、ウォームアップが40分遅れて13時45分から始まり、決勝レーススタートは15時20分開始となった。
15時15分より三重県警察の白バイとパトカーのパレードラップが1周にわたって行われ、続いて1周のフォーメーションラップ後に決勝レースがスタートした。

スタートドライバーは星野。1周目に88号車HURACAN、9号車PORSCHEにパスされ13番手に後退。前を走る9号車を1秒以内で追いかけるが、すでにリヤタイヤのグリップ感がなく、なかなかパスするまでは至らない。
12周目に500クラスのマシンがデグナー出口でクラッシュし、SC(セーフティーカー)が導入される。6周に渡ってSCが入り、17周目にリスタート。と、同時に星野から吉田にバトンを渡すためにピットへ。やはりSCと同時にドライバー交代するマシンもあり、ピットの近いマシンに出口を阻まれ、数秒のロスをすることに。
全車が規定のピット作業を行った時点で、12番手を走行。前は11号車GT-Rだったが、36周目に7号車PORCSHEに代わる。
ビハインドは1秒以内。3周で7号車を交わし、11番手に。ポイントを獲得するためには、前をいく11号車をパスしなければならない。そんなとき、11号車に7号車との接触によるドライブスルーが言い渡され、ポイント圏内に。
複雑な思いの中、49周目に10番手でチェッカーを受けた。

星野一樹ドライバーコメント
11番グリッドからスタートを担当し、序盤からひとつでも上を、と目指しましたが、、。 スタートで前にいかれてしまった車両のペースにハマり、なかなかペースを上げることが出来ませんでした。 早めに吉田選手に交代し、そこからなんとか追い上げてくれ、10位で1ポイント獲得できました。 次戦タイは、個人的にもGTRにとっても相性が良いサーキットなので、ここから巻き返していきたいと思います。 今回もたくさんの応援ありがとうございました。
吉田広樹ドライバーコメント
今日のレースは10位で、今シーズン初のポイント獲得になりました。 とは言え、チーム、ドライバー共にミスなく走れた中で、タイヤ無交換や2輪交換組が多く、思うような結果に結びつけることが出来ませんでした。 応援していただいてる皆様に対しては結果を残せず心苦しいですが、腐らず前向きに次戦に挑みたいと思います。
藤井一三監督コメント
GTRとヨコハマタイヤとのマッチングも大分煮詰める事が出来てきた様です。 レースはBOPの影響もあるのか、中々前車をパスすることが出来無い中、今季初の1ポイントを獲得。 両ドライバー共ミスなく次に繋がるレースを展開してくれたと思っています。応援ありがとうございました。