確実にポイント獲得。シリーズランキング5位に!

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6月20日(土曜日)

・公式練習 10:00~11:35
晴/ドライ/気温:32度/路面温度:45度

・ノックアウト予選 1回目 15:00~15:15
晴/ドライ/気温:36度/路面温度:58度

・ノックアウト予選 2回目 15:45~15:57
晴/ドライ/気温:38度/路面温度:57度


年間シリーズの中で唯一の海外戦の第3戦。

昨年はこけら落としの開催で、手探りの中でレースを行ったが、今年こそは表彰台を獲得すべくタイブリーラムサーキットへ。
今回は国内と同様のスケジュールで行われ、土曜日の朝に公式練習が行われた。
走り出しは平中克幸から。まずコースチェックしてピットへ。
今回は走り出しのセットのバランスが悪く、アンダーもオーバーも出ているようで、マシンはかなりピーキー。

リアの足回りを何度か調整し、Bjorn Wirdheimと交代.
Bjornもマシンがかなりクイックだと話す。最後にリアウイングのバランスを確認し、1時間35分のセッションは14番手で終了した。
気温は40度近くになり、路面温度は測る場所によっては60度を超えるところも。
タイ戦からスタートする灼熱の3連戦は、文字通り過酷な条件下の元、予選がスタートした。

Q1を担当するのは平中。
予選開始後5分間ピットで待機し、アタックを開始した。
計測2周目に1分35.356で暫定2番手。しかし、ここのサーキットに強いGT-R勢と今年調子の良いプリウス勢が上位に割り込んでくる。
一旦クールダウンを行い最後のアタック。
1分35.204のタイムを更新し、7番手でQ2に駒を進めた。

Q2はBjornが担当する。
計測2周目に1分35.311のタイムで暫定トップ。
しかしマシンはアンダーステアが強く、思うようにタイムアップしない。
平中と同じように1度クールダウンし、再度アタックを行うが、タイムアップすることは敵わず、予選9番手のポジションが決定した。

 

平中 克幸ドライバーコメント
Bjorn WIRDHEIMドライバーコメント
朝の公式練習から比べるとシングルポジションには入れたので、少しずつではありますが、良くなってるように感じます。
まだまだ上位との差はかなりあるので、決勝に向けてのセットはアップは、明日のフリー走行で行いながら、より上位に食い込めるようにしっかりとやっていきたいと思います。

 

Bjorn WIRDHEIMドライバーコメント 

予選は9番手とかなり苦しみました。

路面のコンディションは非常にホットで、マシンセットが合いませんでした。

明日のレースでは、セットも詰めていき レースペースも良くなるよう進めます。ダンロップタイヤのタイヤパフォーマンスは、ロングでもきっと力を発揮してくれると思います。

 

 

5月3日(日曜日)

フリー走行 9:50~9:20
晴/ドライ/気温:32度/路面温度:38度

サーキットサファリ 9:30~9:50
晴/ドライ/気温:32度/路面温度:39度

決勝 15:00~
晴/ドライ/気温:37度/路面温度:50度

 

決勝日の朝は空に雲があったが、昨日の様な風はなく蒸し暑い。
徐々に雲も晴れていき、暑い熱いフリー走行が開始された。

走り出しはBjorn。昨日からのセット変更が功を奏し、マシンバランスもかなり改善されたようだ。計測4周目には4番手のタイムで周回。
残り13分で平中に交代しフリー走行を終えた。
その後のサーキットサファリでも、別のセットを試し、決勝に向けた最終確認を行った。
50度を超える路面温度の中、決勝レースはオンタイムでフォーメーションラップを開始。

スタートを担当するのはBjorn。
スタート直後に前車2台をパスし、7番手で1周目を終える。
2周目にも#7BMWをかわして6番手に。
4周目には#31PRIUSもパスして5番手まで一気に順位をあげる。
前を行く#65SLSと後方から1秒以内の差をそのままに周回を重ね、4番手争いは6台が等間隔で繋がってのバトルに発展。

1つのミスが一気に順位を下げることになる。
Bjornは#65をパスするタイミングを計らいながら、丁寧にラップを刻む。
このまま周回を重ねても、タイムロスと判断し20周目にピットインを決める。しかし、この周に#65を捉える事に成功した。
Bjornはクリアラップの状態でベストタイムを更新していく。
その後予定通りの25周目に平中と交代するためにピットへ。

#7、#0がタイヤタイヤ無交換作戦を敢行していたため、平中がコースへ送り出した時には、前車は#0SLSで、10秒ほど先行を許していた。

しかし40周目に#0はタイヤトラブルにより後退してしまう。

全車が全てルーティーンのピットを終えた時点で5番手に。

 

平中のペースは悪くはなかったが、#7はタイヤ無交換ながら、ペースが落ちない。

3番手を走行していた#25MCが、トラブルに見舞われピットへ。
これにより4番手に。

#7は残り10周を切っても41分35秒後半のペースで走行し、16秒ほどあった差を平中でも詰めることが出来ず、4番手のままチェッカーを受けた。

平中 克幸ライバーコメント
朝のフリー走行からセッティングを色々と変えて貰って、それが良い方向にいって良い感触が掴めてました。決勝では結果こそ4位で表彰台に上れませんでしたが、レースの内容と他車のスピードを考えたら、僕らが出来る最善のレースで、ベストは尽くせたと思っています。
タイ戦でのメルセデス勢の中でも、トップでフィニッシュすることが出来ましたし、同じタイミングで入った#65よりもスタッフの作業は早く、順位を落とすことなく、コースに戻してくれました。次のレースに向けてもモチベーションを落とさずにしっかりとしたレースが出来たと思っています。
次の富士では表彰台に戻れるように、しっかりとやりたいと思っています。

Bjorn WIRDHEIMドライバーコメント
昨日の走り出しでは、非常にマシンもタイヤも難しい状況でした。しかし今日の朝のフリー走行で、セット変更をしてかなりファンタスティックに変わりました。4位でフィニッシュ出来たことは、今の状況では一番だったと思う。ダンロップタイヤのパフォーマンスも素晴らしかった。
今日の結果はチャンピオンシップを取るためには、必要なポイントだった。

田中哲也監督コメント
前回のレースに続き良いレースをしてくれたと思います。
正直去年優勝したレースよりも、前回と今回は頑張って良いレースをしたと思います。結果的には10号車2位、11号車4位でしたが、過去の優勝したどのレースよりも素晴らしいレースをしてくれたと思っています。
あれだけ頑張っているドライバーに、この結果しか残せてあげられない事の方が辛いので、なんとか優勝できるように頑張っていきたいと思っています。