2025年5月3日(土曜日)
公式練習(P22) 9:00~10:25
天候:晴れ 気温:開始時19度/終了時21度 路面温度:開始時28度/終了時35度
開幕戦でポイントをゲットし、この第2戦では表彰台を狙い大量得点を獲得しランキング上位を目指します。久しぶりに快晴に恵まれた予選日。前日の暴風雨のため、雲一つなく富士山も雪化粧をした状態で姿を見せる。昨年はここからスタートしたが、まだまだ製作が間に合ってないところも多く、完走出来なかったが今年は格好良い勇姿を皆様にもご覧頂きたい。
公式練習の走り出しは大木一輝から。今回は大木を主体にセットアップを進めて行く。走り出しはオーバステア気味で、一旦ピットへ富田竜一郎と交代する。セクター3のトラクションがなく、リアの足回りを調整しピットを離れる。余り変化がなくピットへ戻ってくる。やはり大木のいっていたオーバステアも改善がなく、セットアップを行い大木と交代。セット方向に間違いはないとのコメントをし、フロントの足回りの調整。予選のセット、決勝のセットと煮詰めていく。今度は100Rがアンダーステアになり、リアスタビを調整。FCYテストと、サーキットサファリをこなしこのセッションは22番手で走行を終えた。

2025年5月3日(土曜日)
公式予選Q1 A組 14:30~14:40 (P4) 公式予選Q2 15:23~15:33(P8)
天候:晴れ 気温:開始時20度/Q2開始時19度 路面温度:開始時33度/Q2開始時31度
Q1を担当するのは大木。公式練習でのマシンの感じからQ1突破は厳しいと感じられた。1分のウエイティングの後大木はピットを離れる。計測1周目に8番手、続けてセクター1で全体ベストを計測していたが前車との間を取るためにペースダウンで13番手。3周目もセクター1で全体ベストのタイムで3番手、4周目は1‘36.861ベストタイムで3番手。最後56号車GT-RがタイムアップしA組の4番手で富田にバトンを繋いだ。Q2のアタッカーは富田。富田も1分のウエイティングからコースへ。計測1周目のセクター1で全体ベストからの2番手、2周目でもセクター1で全体ベストのトップ。3周目のセクター1で全体ベストの1番手。最終ラップで続々とタイムを更新するマシンがあり、最終的には8番手で明日のスタートグリッドが決まった。
富田竜一郎選手コメント
今回のフリー走行は大木選手を中心に進めて行きました。朝のフリーは正直厳しかったですし、僕自身Q2いくのが久しぶりでしたので不安はありましたが、大木君が凄く頑張って良い仕事してくれまし、大木君のホッとした顔も見られました。Q2はトップには届きませんでしたが、僕らが持てるパフォーマンスを出し切れたと思うので、明日3時間をドライバー2人とチームとでしっかりと頑張って表彰台狙っていきますので、明日も応援よろしくお願いいたします。
大木一輝選手コメント
2~3週間位前にTEAMのグループLINEで、今回は大木君でいくからと言われ、正直かなり不安も多かったです。公式練習の感じでいくと、これはギリギリ通過するかしないかの大事な局面かなという感じでしたが、無事にQ1突破することが出来て富田さんに繋ぐことが出来ましたし、公式練習から車も良くなってきましたので、流れも良いので決勝に向けて頑張りたいと思います。


2025年5月4日(日曜日)
決勝(P14) 14:15~3時間
天候:晴れ 気温:スタート時24度/ゴール時20度 路面温度:スタート時40度/ゴール時32度
決勝日は昨日に引き続き抜けるような青空の下、昨年から3時間の時間レースとなった長丁場の決勝が開催された。来場者も昨年に引き続き2日間で80,000人を超えた。決勝前のウォームアップ走行は富田から。計測1周目に3番手、2周目に5番手とマシンバランスは悪くない。大木と交代し6周計測し、決勝前の最後のこのセッションは12番手で走行を終えた。

スタートを担当するのは富田。いつものように静岡県警察の白バイ9台、パトロールカー5台の先導による1周のパレードラップ、続けてフォーメーションラップが行われて、午後2時18分に3時間のレースの火ぶたが切って落とされた。フォーメーションラップ時に前車がかなり前との車間を空け走行。スタートで少し接触があり、1周目は16番手でコントロールタワーを通過。その1コーナーで666号車Porscheに追突してしまう。2周目には14番手にあがるが、15周目に接触行為によるドライブスルーのペナルティが出され16周目に消化し、ほぼ最後尾の25番手となる。19周目に62号車GTRがコースオフしFCYが導入される。すぐに解除された後から、1回目のピット作業が始まる。
34周目にドライバー交代を伴わない、給油とタイヤ交換を行うためにピットへ。ピット作業を完璧にこなし、富田を再び送り出す。全車が1回目のピット作業を終えた45周目には23番手。そこからまた2回目のピット作業を始めるマシンも出てくる。ペナルティを受ける車両も多く、大きな事故はないものの、荒れたレース展開になる。65周目には14番手までポジションをあげ、67周目に大木と交代するためにピットへ。ドライバー交代、給油、タイヤ交換を行って大木を送り出す。大木は富田と同じ様に1分39秒台前半で周回を重ねる。48号車GTR、87号車Huracánをパスし、前を行く360号車GTRを追いかける。後方からは同じDUNLOPタイヤを履く96号車RCFが追いかけてくる。95周目には13番手を走行。
しかし、3時間が過ぎたFAINALラップに突然ガス欠症状が。止まりかけながらもなんとか最後までチェッカーを受けたが、このことにより1つポジションを下げ14番手でチェッカーを受けた。

石田美香監督コメント
今回は大木を中心にセットアップも行い、もちろん富田のサポートもしっかり行いながらマシンセットを詰めていきました。なかなか思うようにセットが進みませんでしたが、初のQ1を大木が突破してくれました。そこからも大木の言うマシンの動きを聞いて、富田のセットも変えてQ2に臨みました。8番手とフリー走行の順位を考えれば上出来だと思います。決勝では666号車に接触してしまい、ご迷惑をおかけ致しました。トラブルもありましたが、2戦連続ポイント獲得となりホッとしております。次戦マレーシア戦は、参加台数の関係で出場出来ませんが、8月の富士戦では強い11号車になってきます。いつも応援ありがとうございました。
富田竜一郎選手コメント
決勝は8番手スタートから14番手でポイント獲得となりました。今回スタートを担当しましたが、中々うまくいかず、他車との接触により、ドライブスルーペナルティを受けてしまい非常に厳しいレースにしてしまいました。チームみんなと大木君も頑張ってくれて結果的にはポイントを取ることが出来たのでダメージは最小限に抑えられたかなと思っております。不甲斐なくて申し訳ありませんでした。来週鈴鹿のテストもあり、長い夏休みにはなりますが、鈴鹿のテストを良いものにして、8月は上位に上がれるようにチームで頑張りますので応援よろしくお願いいたします。
大木一輝選手コメント
後半を担当し、3時間の長いレースで色々起こったこともあるのですが、ポイント圏内にいることは非常にポジティブで、しっかりとお土産は持ち帰れたので、次に繋がるレースだったと思います。決勝ペースはあまり納得できてませんし、何もなかったとしても上位進出は難しかったかと思います。次の8月富士に向けてチームとミーティングして、表彰台乗れるようにしたいと思います。
