【レポート】2024 SUPER GT RD.6 SUGO 11号車 GAINER TANAX Z

【レポート】2024 SUPER GT RD.6 SUGO 11号車 GAINER TANAX Z

2024年9月21日(土曜日)
公式練習(P7) 9:15~10:50
天候:雨 気温:開始時17度/終了時17度 路面温度:開始時20度/終了時20度

第5戦鈴鹿大会が台風10号の影響で12月に延期となり、ここ菅生戦から残り4戦の後半戦がスタートした。木曜日まではうだるような残暑だったが、昨日金曜日、今日土曜日は急に秋の気配が感じられ、朝から降っている雨がコースを濡らす。ここ菅生は魔物が現れると有名なサーキットだが、雨模様の中練習走行は開始した。

午後からの雨の量が予報では酷く、昨日FREEPRACTICEの結果が予選に反映されることもあると発表されていた。WETの持ち込み本数も限りがあるため、ヘビーウエットなど雨量に応じての対応も難しく、走行全てが雨の場合は路面状況に応じてのウエットタイヤの判断もかなり厳しいものとなる。公式練習の走り出しは富田竜一郎から。GAINERTANAXZも徐々に開発が進み、富田もマシンバランス、安定感に満足しているようだ。公式練習が予選に代わるかもしれないとのことで、各車早くからタイムUPを図る。その為か各所でスピンクラッシュが発生し、赤旗中断が余儀なくされる。

タイミングを見て石川京侍と交代するも、雨量が急激に増え赤旗。結局GT300クラス占有時間に走行を行い。このセッションは、7番手で走行を終えた。

2024年9月21日(土曜日)
公式予選 雨の為中止

午後からの予選は、前回の鈴鹿から予選方式が変更になり、Q1は全車出走し、トップ14台とそれ下位とのグループ分けでQ2が2回行われる。タイヤも昨年同様新品タイヤの2セット使用が認められる。しかし鈴鹿に続き今回も予選が出来ず、公式練習の順位が明日の決勝グリッドとなった。

富田竜一郎選手コメント
今日は公式練習のみのプログラムとなってしまいました。予選は悪天候により中止になりました。朝の公式練習でのリザルトで明日は7番手を獲得することが出来ました。車的に今回ウエットでほぼ走行したことがなく、前回のテスト以降車の仕様変更なども加えてきていたのですが、それが良かったのか悪かったのかの判断できる時間もなく終わってしまったので、不完全燃焼かなとは思っています。今季一番前からスタートが出来るのことになったので、明日は天気も悪い予報ですが、最後まで頑張っていきたいと思っています。応援よろしくお願いいたします。

石川京侍選手コメント
明日は7番手からのスタートが出来ます。今日を楽しみにされていたファンの皆様には、あまり走っている姿をお見せ出来なかったのは申し訳ありません。その分明日はレース頑張りますので皆様応援よろしくお願いいたします。

2024年9月22日(日曜日)
決勝(DNF) 14:30~(悪天候のため時間変更)
天候:雨~曇時々晴れ 気温:スタート時19度/ゴール時19度 路面温度:スタート時24度/ゴール時21度

決勝日は朝から雨が降り続き、前座のFIA-F4は、SCスタート5周周回し終とになるなどスケジュールは大幅に変更される。天気予報は午後2時以降雨は止むということで、当初の予定より1時間遅れでのスタートとなった。ウォームアップ走行も富田から走行を開始。OUTINでピットに戻り石川と交代する。30号車がコースオフし赤旗中断。昨日余り走行できなかった石川も計測5LAP周回しこのセッションは5番手で走行を終えた。

SUPERGTは地元警察とともに交通安全啓発活動を行なっており、今回も宮城県警察の白バイとパトロールカー先導でパレードラップを行う予定でしたが、スケジュールの遅れと悪天候の為中止に。通常のフォーメーションラップをSC先導で行われ、スタートが切られた。グリッドに付く前から雨は完全に止んだが、路面はまだまだWET。ウエットタイヤをチョイスして富田がスタート。路面も乾かず淡々とポジションの変更もなく周回を重ねていく。21周目にポールポジションスタートだった20号車GR86の右後輪が脱落しコースを横断。運悪く富田はこの脱落したタイヤと遭遇してしまい避けるためにコース外へ。31号車LC500にかわされてしまう。翌周にはドライタイヤに交換した25号車がスローダウンしているところが前車に塞がれて見えず急遽避けたところを後方側面を96号車RC-Fにヒットされ破損。23周目にピットインを余儀なくされる。
給油と修復作業を行いそのまま富田を送り出す。そのままSCが導入される。SC空け1周目の30周目にドライバー交代のためピットへ。悩みながらWETタイヤに交換し石川を送り出す。
周りのドライタイヤに履き替えたマシンのタイムを見ながら、ドライタイヤに交換するタイミングを見計らう。
36周目にドライタイヤに交換するためにピットへ。タイヤ交換のみ行い石川を送り出すも、OUTラップのレインボーコーナー立ち上がりの縁石に乗ってしまいコースオフ。

そのままガードレールにヒットしてしまいクラッシュ。動くことが出来ずこの時点でリタイヤとなった。

なんとかマシンも進化していて、これからという時にクラッシュしてしまい申し訳ありません。破損状況はかなり酷いですが、なんとか修復して次戦オートポリスでは上位争いが出来ますよう精進して参ります。引き続き応援よろしくお願いいたします。

藤井一三監督コメント
鈴鹿では台風、菅生は大雨と天気に翻弄されています。今回のレースも不運な接触とクラッシュによってリタイアとなってしまいました。富田、石川の両ドライバーも悪コンディションの中頑張ってくれました。次回オートポリス大会に向けて車両の修復を頑張ります。応援を頂きましてありがとうございました。

富田竜一郎選手コメント
今回僕たちはクラッシュによるリタイヤとなりました。7位からウエットタイヤでスタートしました。上位陣と比べても良いペースでは走れていませんでした。レース序盤に外れたタイヤが飛んできて避けるタイミングで抜かれてしまい、その後スローダウンしているマシンを避けようとして追突されダメージを負い修復によるピット作業に時間が掛かってしまいました。
その後SC後まで引っぱってドライバー交代を行ったのですが、ウエットからドライのタイミングが合わずレインボーコーナーの立ち上がりでクラッシュしてレース終了となりました。ただ今回色々とマシンも進化させてきてましたし、次戦オートポリスではJAF-GTには有利なサーキットではありますので、メカニックには迷惑をかけることになりますのが、オートポリスまでに直して頂いて、また良いレースが出来る様に頑張ります。

石川京侍選手コメント
僕に代わったタイミングで一度レインタイヤで出て、その後スリックタイヤに履き替えて出て行ったのですが、僕のミスでクラッシュしてしまいました。今回持ち込みの状態からかなり進化していました。次戦オートポリスまではスタッフの皆様には本当に迷惑をかけるとは思いますが、なんとかオートポリスをでられるように修繕して貰って、くよくよしてても始まらないので、僕もしっかり反省して、次戦では上位争い出来るようにしっかりと頑張りますので応援よろしくお願いいたします。