2024年8月3日(土曜日)
公式練習(P10) 9:00~10:35
天候:晴れ 気温:開始時29度/終了時32度 路面温度:開始時38度/終了時51度
GAINERに取ってはこの富士戦が実質のスタートとなる。ほぼマシンのパーツが揃い漸くまともにセットアップを進める事が出来る。部品、サプライヤーの皆様には本当にご協力ありがとうございました。前半戦を締めくくる第4戦富士ラウンド。夏の日差しは厳しく、快晴の中練習走行は開始した。
公式練習の走り出しは富田竜一郎から。菅生テストでは、かなり走り込み、少しずつマシンも進化してきた。まずは車高から調整する。リアの跳ねが酷く、止まらない。特にセクター3が酷いようだ。車高、足回りの調整し,セットアップを進めて行く。一通り富田がチェックをし石川京侍と交代する。石川も同じく車が跳ねると訴える。3LAP計測し再び富田と代わる。足回りのセットアップを繰り返す。その後GT300クラスの占有時間に石川が乗車し、このセッションは10番手で走行を終えた。

2024年8月3日(土曜日)
公式予選Q1 14:48~14:58 (Q1グループA:P6) 公式予選Q2 (P8) 予選順位:P8
天候:晴れ 気温:開始時26度/Q2途中25度 路面温度:開始時45度/Q2途中43度
予選前に行われたFIA-F4第5戦の決勝レースにおいてコース上にオイル漏れがあり、この処理のため5分遅れの午後2時30分からスタートとなった。また、この路面状況の悪化を考慮して、2組で分かれて走行を行うGT300クラスでは「WET宣言(濡れた路面)」時と同様のフォーマットで行うこととなった。これは、Q1結果でQ2の組み分けを行い、Q2のタイム順位で予選順位を決定することになった。なお、この方式ではQ2でのグループ1(Upper16)、グループ2(Lower17)間での入れ替え特別ルールは行われないことが決まった。Q1を担当するのは富田。1分20秒のウエイティングから予選を開始した。
計測1周目に4番手、2周目は6番手、アタックラップの3周目ではトップに名前が掲示される。しかしその後他車がタイムアップし6番手で石川にバトンを渡した。
Q2を担当する石川も同じく1分20秒ピットで待機しアタックを開始。計測1周目に10番手、2周目には2番手、アタックラップでは3番手タイム。その後45号車FERRARI、56号車GT-R、4号車AMG、87号車URAKANなどがタイムを更新し、明日は8番目のグリッドからのスタートが決まった。

富田竜一郎選手コメント
Q1Aグループで僕が担当し6番手、Q21グループで京侍君が担当し8番手でした。今日1日を通して富士でのデーターがなく、セットアップから始めたのですが、スタートから思ったより悪くなくQ1もそれなりにいいフィーリングで走る事が出来ました。明日は8番手と良いところからスタート出来ますので、チームとして今年初の完走とポイントを取れるように頑張ります。
石川京侍選手コメント
車は毎回毎回アップグレードしてくれてて、凄く乗りやすくなっていますし、まだトップじゃないのでこれからではありますが、レースもまだ完走出来てません。優勝争いもしたいですが、フィーリングも悪くないのでまずは完走を目標に頑張りたいと思います。皆様応援よろしくお願いいたします。


2024年8月4日(日曜日)
決勝(P10) 14:30~
天候:晴れ 気温:スタート時35度/ゴール時29度 路面温度:スタート時56度/ゴール時45度
決勝日は朝から気温、路面温度、湿度共に上昇し、酷暑の中でスタートした。決勝前にウォームアップ走行では、決勝に向けての最後のセットアップとピット作業シミュレーションを行った。石川から走り始め、丁度時間半分で富田と交代。昨日よりもマシンの状態は上々の様だ。このセッションは、16番手で走行を終えた。

SUPERGTは地元警察とともに交通安全啓発活動を行なっており、今回も静岡県警察の白バイ9台、パトロールカー4台の先導でパレードラップ1周を行った。そのままフォーメーションラップを走ると、いよいよ熱戦の火ぶたが切って落とされた。スタートドライバーは石川。
1周目で45号車をかわして7番手に。前車は56号車、2秒以内で追いかける.しかし後方から来る7号車BMWに抜かされ8番手。翌周には45号車にもかわされ9番手に下がってしまう。その後ポジションは変わることなく淡々と周回を重ねる。24周目に25号車がダンロップコーナー先のエスケープゾーン真ん中でストップ。25周目にFCYが宣言される。これを見越した65号車AMGがルーティーンのピット作業を行いダントツのトップを形成する。
11号車はタイヤのライフと燃費を考え28周目に富田と交代する為に石川はピットへ。給油と4輪タイヤ交換を行い、富田を送り出す。30周目には16番手。40周目に6号車FERRARIに押し出されポジションを下げるが、相手には黒白旗のみ。その後全車ルーティーンのピット作業を終えた44周目で13番手を走行。59周目に5号車MCがドライブスルーペナルティによりポジションをあげ、64周目に52号車SUPURAはタイヤ無交換によりバーストし戦線離脱。
69周目に前者31号車LC500を捉え11番手に。残り1周で45号車を追いかける。1秒以内ではあったが、最終コーナーの立ち上がりを重視し、全力で抜きに掛かる。コントロールラインで0.009秒先にチェッカーを受け、初完走、今期初ポイント獲得を果たした。

藤井一三監督コメント
酷暑の中の富士レース、今期初の完走ポイントゲットする事が出来ました。富田、石川の両ドライバーの頑張りは勿論ですが、エンジニア、メカニック達の頑張りで新作車両のZも大分セットアップが進んで来ました。次戦鈴鹿もこの流れを更に進めて戦いたいと思っています。応援を頂きましてありがとうございました。
富田竜一郎選手コメント
10位完走になりました。8番手スタートから京侍君が行ってくれて、前半ちょっと厳しいかなとは思ってましたが、僕に代わって13位くらいを走行していました。なんとか3台抜いてチームとしてZで、初完走、初ポイントを獲得することが出来ました。非常に嬉しい気分です。次がもう月末の鈴鹿になりますので、鈴鹿も頑張りますので応援よろしくお願いします。
石川京侍選手コメント
スタート担当したのですが、スタート直後は順位を上げられて良かったのですが、ペースが上がらず苦戦を強いられてしまいました。そんな中でも途中からはペースが安定してきてましたが、ピットインのタイミングで順位は落ちてしまいましたが、最後富田さんが追い上げてくれて0.009秒差で10位ポイントを獲得してくれました。まず完走でしたがポイントも取れて非常に嬉しかったです。また次も頑張ります。

