2020年7月18日(土曜日)
公式練習 (P20)16:00~17:40(濃霧野のためディレイ17:15~18:35)
天候:濃霧・曇 : コース:ハーフウエット・ドライ 気温/路面温度:開始20度/22度、終了20度/21度
新型コロナウイルスの影響で2020年SUPER GTシリーズの日程が変更になり、やっとここ富士スピードウェイで開幕戦が開 催されることになった。
今シーズンもGAINERは、10号車、11号車の2台体制で戦って参ります。 コロナに負けない!を合い言葉に、2台ともがチャンピオン争いに最終戦まで加われるようにチーム一丸となって戦って参ります。
公式練習では濃霧のためスケジュールがディレイになり、当初の予定より1時間15分遅れで走行が始まった。
明日の 天気が豪雨予報のため、予選が開催されなかった場合は、この練習走行でのタイムがそのまま予選順位となり、今まで ないほどの緊張感のある練習走行となった。
スタートは星野一樹選手が担当。かなり路面温度が低く、タイヤもなかなか暖まらない。路面状況もまだまだ良くないので、セットアップも進められないでいた。
走行開始後25分 経過する頃には再びキリが発生し始め、100Rコーナーでは 徐々に視界が悪くなる。18時過ぎに石川京侍選手がコースへ。セクター3にオーバーステアを訴える。
専有走行前に1 度アタックするが思うようにタイムは伸びない。
その後も霧が晴れたり濃くなったりを繰り返し、このセッション は20番手で走行を終えた。
2020年7月18日(日曜日)
公式予選 (Q1グループA:P2/Q2:P11)
天候:曇 : コース:ドライ 気温/路面温度: Q1開始時24度/29度 Q2開始時24度/34度
今大会は従来とは異なるスケジュールで、昨日の土曜に公式練習、そして今日の日曜の午前9時30分から公式予選、午後3時に決勝レースがスタートするというスケジュールだ。
GT300クラスは全サーキット2グループに分かれてQ1を行い、10号車 はA組に振り分けられた。
昨日の天気予報は何処吹く風。富士山の麓は朝若干雨が残っていたが、予選開始する頃には晴れ間も見える。
但し路面はウエット部分もあり、ウエット宣言が出される中Q1は開始した。
Q1を担当するのは石川選手。開始と共にコースへ。1周目は10番手、次周で6番手に。
最終ラップでは01‘37.475のタイムで 2番手に付け、星野選手にバトンを繋いだ。
Q2もオンタイムで開始された。 星野選手は開始後2分過ぎにコースへ。
思ったよりもタイヤの暖まりに時間が掛かる。 計測2周目に01‘38.730のタイムで暫定3番手。しかし他車もどんどんタイムを上げ てくる。
ラストアタックで01’37.536で11番 手のポジションからスタートすることになった。
星野一樹選手コメント
Q1で京侍が良い走りをしてくれて、Q2に向けては決勝が凄く暑くなりそうだったので、ハードタイヤに急遽変更してQ2に臨みました。
自分的にもう少し良いラップでまとめられたかったのが残念でしたが、決勝は僕がアタックしたタイヤが選ばれたのでそれはよかったかなと思います。
今、日差しが出たり出なかったりして不安定なのですが、日差しが出ればかなり追い上げられると思うので、期待してください。
石川京侍選手コメント
僕がQ1を担当しました。ちょっとソフト目のタイヤを選んでいったので、2番手で通過できました。
Q2ではレースを見越して硬めのタイヤで星野選手にはアタックして貰いました。
硬めのタイヤでも11番手とそこそこ良いポジションで予選を終えられました。
レースでは狙えるポジションだと思うので、正直気温、路面温度もあるので、決勝は追い上げます。
2020年7月18日(日曜日)
決勝(P5)
天候:晴 : コース:ドライ 気温/路面温度: 開始時26度/39度 終了時26度/34度
グランドスタンドには、お客様の姿も応援旗も無い静かな中で決勝レースはスタートした。
予選後からもどんどんと気温はあがり、かなりタイヤに負担を掛けそうな路面状況になっている。
スタートドライバーは星野選手。警察車両によるパレードラップも無く、1周のフォーメーションラップののち300kmのレースがス タートした。
1周目で1台パスし10番手に。しかしスタート直後に500クラスの接触クラッシュがあり早々にSC(セーフティーカー)が 導入される。
6周目に再スタートが切られ11周目に8番手、18周目に96号車レクサスを飼わし7番手に。 少し早いが24周目に石川選手と交代するためにピットへ。
給油、タイヤ4輪交換し石川選手をコースへ送り出す。
32周目にはピット作業を行った中では6番手を走行。34周目にコース上に止まったまま動かない車両の為再度SCが導入される。
41周目にSCが解除されると前車との間には周回遅れが数台いたが、クリアに抜かせて貰うことが出来、2.1秒差まで詰め寄る。
この時点で3番手を走行する5号車MC。4番手に56号車GT-R、続いて65号車AMG、石川選手と4台が3番手争いに。
この4台で1秒から3秒以内のバトルを展開。
54周目のヘアピンで仕掛け65号車をかわし5番手に浮上する。
その後56号車とは1秒以内で周回を重ねるが、抜くまでには至らず、5番手で初戦のチェッカーを受けた。
ウエイトハンディが今年の300クラスはポイント×3となり、次戦は18kgのウエイトハンディを積むことに。
第2戦も同じ富士スピード ウェイで開催されるので、次回は表彰台目指して走ります。
藤井一三監督コメント
コロナの影響で遅れておりましたSGT開幕戦、関係各位のご尽力もあり、無事に開催されることが出来ました。 先ずはご尽力いただいた関係各位にお礼申し上げます。
10号車、星野一樹、石川京侍、両選手とも走り出しから順調で微細なトラブル等も あるもののまあまあの仕上がりでした。
決勝も11番グリッドから常に他車とのサイドバイサイドの争い中5位まで挽回と全力 で走ってくれました。
無観客という状況で の開催でしたが、TV等でたっぷり楽しんで頂けたのではないでしょうか?
皆様の熱い応援有難うございました。
星野一樹選手コメント
ウォームアップ走行で車の調子が良く、決勝は自信を持って臨みました。
スタート直後に1台パスできましたが、すぐSCになりリスタートで電気系トラブルが起き、かなりタイムロスしてしまいましたが奇 跡的にすぐに復活しました。
そこからは少しずつ追い上げて7位で京侍と交代し、さらに京侍が素晴らしいスティントで最後まで追い上げて5位でフィニッシュできました!
次戦こそ表彰台に立ちたいです、応援ありがとうございました!
石川京侍選手コメント
今回はQ 1を担当。難しいコンディションでしたがA組2番手となり、無事にQ 2に繋げれました。
Q2は一樹さんがハード系のタイヤでアタックして11番手でした。
スタートは一樹さんが担当し、荒れたレース展開の中、電気系トラブルが10秒ぐらいのタイムロスをしましたが、それでも7位 まで追い上げて、第二スティントを担当。
ペースも良く走れて、5位まで追い上げてフィニッシュしました。
表彰台が見えていただけに悔しい気持ちもありますが、前日の フリー走行の順位を考えたら、ベストなレースが出来たと思います。
応援して下さった皆様ありがとうございました。
