2026年8月22日(土曜日)
公式練習(P15) 9:45~11:10
天候:晴れ Dry 気温:開始時31度/終了時33度 路面温度:開始時37度/終了時47度
3週間前の富士大会で課題となっていた立ち上がり加速の原因を突き止め、チームとしてできる限りの対策を施して臨んだ鈴鹿大会。改善への期待を胸に、予選日を迎えた。午前の公式練習は富田竜一郎がステアリングを握り走行を開始。計測4周を終えたところで大木一輝へ交代したが、その直後に1回目の赤旗が提示された。
この日のこのセッションは、コースにオイルを出すトラブル車両の影響でオイル処理のため2度の赤旗による中断があり、中断時間の合計は約44分におよび、限られた走行時間の中でセットアップを進める非常に厳しいセッションとなった。それでもチームは短時間でダンパー交換、リアスプリング交換などを実施し、マシンバランスの改善を図る。しかし、高速コーナーでのハネる症状は完全には解消されず、引き続き課題として残った。最終的に富田が計測8周、大木が計測5周を走行し、公式練習は15番手で終了。限られたデータの中で午後の予選へ望みをつなぐ走行となった。

2026年8月22日(土曜日)
公式予選Q1 B組 15:48~15:58 (P3) 公式予選Q2 16:23~16:33(P10)
天候:晴れ Dry 気温:開始時34度/Q2終了時33度 路面温度:開始時46度/Q2終了時42度
午後の予選はB組を富田竜一郎が担当。気温37℃、路面温度50℃という厳しいコンディションの中、予定通りセッションがスタートした。45秒間ピットで待機しクリアラップを狙ってコースイン。1周目でトップタイムを記録すると、2周目は後方からアタックしてきた7号車 Ferrariにコースを譲り、一時9番手まで順位を下げる。勝負を懸けた3周目にはセクター2で全体ベストを記録し2番手へ浮上。しかしチェッカー直前に9号車BMWがタイムを更新し、富田は3番手で大木へバトンを託した。午前から極端なセット変更は行わなかったが、オーバーステアの症状が発生。大木のアタックまでのわずかな時間で再びセットを修正し、上位グリッド獲得を目指した。
しかし症状は完全には改善せず、大木は1周目5番手、2周目12番手、3周目10番手でセッションを終了。明日の決勝は10番グリッドから300kmレースに挑む。課題は残るものの、チーム一丸となって、ポイント獲得を目指して追い上げる。
富田竜一郎選手コメント
朝のフリー走行からフィーリングは良く、富士で出ていたトラブルも解消。新型バンパーの効果でダウンフォースとバランスも向上し、高いパフォーマンスを感じられる週末となりました。予選Q1では厳しいコンディションの中でも3番手を獲得。決勝はトップ3を目指して全力で戦います。応援よろしくお願いします。
大木一輝選手コメント
Q2を担当し、ポールポジションを狙ってアタックしましたが結果は10位。悔しさの残る予選となり、チームにも申し訳ない気持ちです。一方で、Q1後のリアセット変更が良い方向に働き、マシンは着実に改善しています。10番手スタートから追い上げ、決勝で良い走りをお見せします。

2026年8月23日(日曜日)
決勝(P9) 13:38~
天候:晴れ 路面:ドライ 気温:スタート時34度/ゴール時33度 路面温度:スタート時49度/ゴール時45度
今季一番とも言える蒸し暑さに包まれた鈴鹿。風もほとんどなく、高温・高湿度という厳しいコンディションの中、ウォームアップ走行がスタートしました。ステアリングを握ったのは大木。福田エンジニアが最後まで悩み抜いて決定したセットアップでコースインし、マシンの最終確認を行います。計測2周を終えたところで富田へ交代。さらに1周走行後、リアタイヤを交換し、再び富田がコースへ。決勝を見据えた最後のセット調整を重ねました。マシンバランスは良好で、ウォームアップ走行は総合3番手という好位置で終了。決勝へ向けて期待の高まる内容となりました。

決勝は大木がスタートドライバーを担当。レースは三重県警のパトカー先導による交通安全啓発のフォーメーションラップから始まり、続くセーフティーカー先導で1周を経て300kmレースの火蓋が切られました。スタート直後はポジションをキープし、2周目には87号車ランボルギーニをオーバーテイク。その後は前を行く65号車AMGを1秒以内で追い続ける激しいバトルを展開します。14周目、61号車のアクシデントによりFCYが導入。16周目の解除直後、右フロントタイヤの内圧異常が判明したため予定を早めてピットインし、ルーティン作業とともに富田へドライバー交代を行いました。このタイミングは多くのマシンと重なり、2輪交換や無交換戦略を選ぶライバル勢に加え、給油時間の影響もあり大きなピットロスが発生。全車がピットを終えた32周目には14番手まで順位を落としてしまいました。しかし富田は粘り強い追い上げを見せ、32号車AMGを攻略して13番手へ浮上。
さらに666号車ポルシェのドライブスルーペナルティ、52号車のアクシデントもあり9番手までポジションを回復します。終盤には自己ベストラップも更新し、5号車MC86との差を5秒から2秒まで縮め、入賞圏内を目前に捉えていました。ところが、リアタイヤ交換直後の52号車が130RでクラッシュしたことでFCYからセーフティーカーへ移行。残り約4周はそのままSCランとなり、9位でチェッカーを受けました。5号車との差を2秒まで詰めていただけに、最後までレーシングスピードで戦えなかったことが悔やまれる一戦となりました。次戦は スポーツランドSUGO(宮城県)着実に進化を続ける GAINER TANAX Z の巻き返しに、ぜひご期待ください。

石田美香監督コメント
厳しい暑さの中、チーム全員が最後まで集中して戦い抜いてくれました。マシンのパフォーマンスは週末を通して大きく向上し、上位争いができる手応えを得られたことは大きな収穫です。一方で、タイヤトラブルや終盤のセーフティカーなど、結果につながらなかった悔しさも残るレースでした。この経験を明日のテスト、そして次戦SUGOへしっかりつなげ、表彰台・優勝を目指してチーム一丸で挑みます。サポーターシートを購入されたファンの皆様も暑い中、最後まで熱いご声援をありがとうございました。
富田竜一郎選手コメント
初日から高いパフォーマンスを発揮し、決勝では5番手争いまで追い上げましたが、終盤のセーフティカーで勝負ができなかったことは悔しいです。一方で、新しいバンパーや細かなセットアップ変更により、これまでで一番楽しく走れるクルマに仕上がりました。明日のテストでさらに磨きをかけ、SUGOでは予選から上位争いに加わり、表彰台・優勝を目指してチーム一丸で戦います。応援ありがとうございました。
大木一輝選手コメント
序盤のレースペースは良く、上位グループと遜色ないタイムで8位までポジションを上げることができました。しかし、右フロントタイヤの内圧低下によりグリップが悪化し、緊急ピットインして富田選手へ交代しました。自分の役割は果たせたと思うので、SUGOに向けてシミュレーターも活用しながら準備を進め、さらに良い走りをお見せできるよう頑張ります。応援ありがとうございました。

