2026年9月19日(土曜日)
公式練習(P18) 10:30~11:55
天候:くもり Dry/Wet 気温:開始時22度/終了時23度 路面温度:開始時23度/終了時24度
2026 AUTOBACS SUPER GT第6戦がスポーツランドSUGOで開幕した。朝の走行は雨こそ降っていなかったものの、コースはウエットとドライが混在する難しいコンディション。前座レースのFIA-F4ではドライタイヤを選択したマシンが優勝する一方、バックストレートは依然として路面は濡れる状態。セットアップの判断が重要なセッションとなった。11号車 GAINERは富田竜一郎が走行を開始。しかし、フロント・リアともに激しいバウンシングが発生し、アクセルを踏み切れない状況となる。一度ピットへ戻り、大木一樹へ交代するも、すぐにセット変更を行い再び富田がコースインした。
パッカー量やリアスタビライザー、車高、リアダンパーなど細かなセット変更を繰り返したが、バウンシングが収まると今度はオーバーステアが顔を出すなど、理想のバランスには届かない。さらにピットロードでも跳ねる症状が確認され、タイヤ内圧を上げることで改善を確認。最終的にはパッカーを走り出し時の仕様へ戻し、バランスを探り続けた。セッション終盤には赤旗中断を挟み、大木が走行を担当。その後再び富田と交代し、GT300クラス専有走行では雨が降り始め、ウエット宣言が出されたため、一度ウエットタイヤでコースイン。その後は雨が止み、路面が急速に乾いたタイミングでドライタイヤへ履き替え、1周のアタックを実施した。コンディションが刻々と変化する難しい一日となったが、11号車はセットアップの方向性を確認し、公式練習を18番手で終了。午後の予選では、ここまでのデータをもとに上位進出を狙う。

2026年9月19日(土曜日)
公式予選Q1 B組 14:48~14:58 (P1) 公式予選Q2 15:23~15:33(P7)
天候:曇り Dry 気温:Q1開始時23度/Q2終了時23度 路面温度:Q1開始時28度/Q2終了時27度
予選はB組Q1(富田竜一郎)
フリー走行の時とはスプリング、車高を変更。ぶっつけではあるが、そのセットに賭け富田がシートに収まる。50秒のウェイティング後にコースイン。走り出しから「マシンが良くなった」と無線が入り、1周目でトップタイムを記録。3周目には全セクターベストを刻む圧巻のアタックで首位を守り切り、B組トップでQ2進出を決めた。
Q2(大木一輝)
富田のフィードバックを受け、40秒待機後にアタック開始。2周目でトップタイムをマークし、3周目も首位をキープ。一度タイヤをクールダウンして最終アタックに挑んだがタイム更新はならず、最終7番手で予選を終えた。明日は7番グリッドから、上位進出と表彰台獲得を目指す。
富田竜一郎選手コメント
朝のフリー走行ではセットアップが路面に合わず苦戦しましたが、予選直前にサスペンションを大幅変更。Q1では不安を払拭する走りでB組トップタイムを記録しました。決勝はドライ・ウエット両方の準備を整え、チーム一丸となって7番手から表彰台獲得を狙います。
大木一輝選手コメント
朝のフリー走行はマシンバランスに不安が残ったものの、エンジニアと富田選手のフィードバックで改善。Q1突破でポールも狙える手応えがあっただけに、Q2で7番手に終わったことを悔しく受け止めています。決勝はレースペースに自信があり、1台ずつ追い上げて表彰台を目指します。



2026年9月20日(日曜日)
決勝(P6) 13:30~
天候:曇り 路面:Wet/Dry 気温:スタート時24度/ゴール時23度 路面温度:スタート時25度/ゴール時24度
前夜の雨の影響で、朝のウォームアップは雨こそ止んでいたものの路面は完全なウエットコンディション。サポートレースのFIA-F4もウエットレースとなった。11号車 GAINERは大木一樹がウエットタイヤで走行を開始。しかし序盤からタイヤにヨレが出始め、開始約10分で決勝を想定したフルピットシミュレーションを実施。富田竜一郎へ交代し、2周計測後にドライタイヤへ交換した。路面はまだ乾き切っておらず、そのまま25番手でウォームアップを終えた。


決勝は雨が止み、全車ドライタイヤを装着。セーフティカー先導でスタートし、4周目からレースが開始された。スタートドライバーの大木は7番手をキープ。前を行く4号車AMG、後方45号車Ferrariと1秒以内の激しい三つ巴の攻防を展開する。15周目には追い上げてきた666号車PORSCHEに先行を許し8番手となるが、4号車との差は0.5秒以内まで詰め続けた。
25周目、GT300車両とGT500車両がピット入口付近で大きくクラッシュしセーフティカーが導入。32周目のリスタートでは多くのチームがピットへ向かう中、GAINERは混雑を避けてステイを選択。35周目にルーティーンピットを行い、富田へ交代した。しかしタイヤ無交換作戦の車両に先行を許し順位を落とす。それでも全車がピットを終えた時点で6番手につけた。終盤は88号車ランボルギーニ、7号車Ferrari、18号車との激戦に。51周目に7号車にかわされ7番手となるが、58周目のFCY後は再び88号車を追撃。
72周目には666号車にも先行され一時8番手まで後退した。しかし富田は諦めない。76周目に88号車、78周目には87号車ランボルギーニをオーバーテイクし7番手へ浮上。最終ラップでは18号車との接触気味の攻防で一度順位を落としたものの、7号車がガス欠でストップしたため11号車は最終的に6位でチェッカーを受けた。
石田美香監督コメント
難しいコンディションの一日でしたが、ドライバー、エンジニア、メカニック全員が最後まで諦めずに戦ってくれました。セーフティカーやFCYで戦略も大きく左右されるレースでしたが、その中で6位という結果を持ち帰れたことはチーム全員の頑張りだと思います。一方で、終盤は表彰台も見える位置で戦える手応えもあっただけに、あと一歩届かなかった悔しさも残ります。この悔しさを次戦につなげ、さらに上位を目指して戦います。応援してくださった皆様、本当にありがとうございました。
富田竜一郎選手コメント
6位フィニッシュで今季ベストリザルトを獲得し、予選から順位を上げることができました。一方で、表彰台争いに届かなかったことやファイナルラップの接触で5位を逃した悔しさも残ります。今週見つけたセットアップの成果を生かし、さらに強くなったチームで次戦は上位を狙います。
大木一輝選手コメント
ウエットとドライが混在する難しい路面でスリックタイヤを選択してスタート。路面の乾きとともにタイヤの熱だれでペースに苦しんだものの、ピットクルーの素晴らしい作業で順位を回復しました。残り3戦、一戦一戦を大切に戦い、オートポリスではさらに良い結果を目指します。



