【レポート】2026 SUPER GT RD.1 OKAYAMA 11号車 GAINER TANAX Z

【レポート】2026 SUPER GT RD.1 OKAYAMA 11号車 GAINER TANAX Z

2026年4月11日(土曜日)
公式練習(P14) 9:30~11:15
天候:晴れ Dry 気温:開始時18度/終了時23度 路面温度:開始時24度/終了時31度

本年度のSUPERGTが岡山国際サーキットで開幕致しました。晴れの国岡山らしい晴天に恵まれ、初日走行はマシンセットアップの方向性を確認する重要なセッションとなりました。

走行は大木一樹のドライブでブレーキローターの焼き入れからスタート。序盤は前日までの雨で路面コンディションが悪く、アンダーステアとオーバーステアのどちらの症状も出る状況が見られたが、車両のベース状態を把握することができました。続いて富田竜一郎が走行。この時点では路面コンディションがまだ整っておらず、グリップレベルは低い状況であったため、方向性を探ることとしてリア車高およびリアスプリングの変更を実施。アンダーステアは大きく改善され、さらにダンパーのセッティング変更により車両バランスは着実に向上した。

最終的には依然として若干のオーバーステアとハネが残るものの、セットアップの方向性としては非常にポジティブな内容となった。セッション終盤には再び大木がステアリングを握り、GT300クラスの占有走行前にNewタイヤを履いた富田と交代し予選シミュレーションを行うもクリアラップが取れず、最終結果は14番手。ただ順位以上に内容のあるセッションとなり、今後の改善に向けた確かな手応えを得ることができました。引き続き予選に向けて最適化を進め、上位進出を目指してまいります。

2026年4月11日(土曜日)
公式予選Q1 B組 14:18~14:28 (P10) 公式予選Q2 14:53~15:03(P10)
天候:晴れ 気温:開始時25度/Q2終了時25度 路面温度:開始時34度/Q2終了時36度

午後の予選Q1はBグループに出走し、大木一樹がアタックを担当。ピットで1分間待機し、最適なタイミングでコースイン。計測2周目にはトップタイムを記録する速さを見せましたが、20号車RCFのストップにより赤旗中断となりました。残り6分で再開されたセッションでは、計測1周目に3番手、続く2周目で4番手につける安定したアタックを披露。特にセクター2では全体ベストタイムを記録するなど、高いポテンシャルを示し、4番手でQ2進出を決めました。

続くQ2は富田竜一郎が担当。更なるタイムの向上を図るべくセットチェンジを行い富田に託す。ピットで約50秒待機後にコースインし、タイヤのピークを狙ったアタックを実施。計測2周目には2番手タイムをマークするなど上位争いに加わる速さを見せましたが、トラフィックに捉まり最終的には10番手で予選を終え、明日の決勝グリッドが確定しました。今回の予選では、トップ争いに絡むスピードとセクター単位での強みが見え、ポテンシャルの向上を確認するに至った。

富田竜一郎選手コメント
予選はQ1を大木選手が担当してくれて、非常に良いアタックをしてくれて4番手で僕に繋げてくれましたが、Q2前のセットをアジャストしたことが良い方向に働かず10番手となってしまいました。余り望んでた結果にならなかったので悔しい気持ちはあるのですが、今日に向けてはそこを修正して、チームとタイヤとドライバーともに期待感を持っているので、最終的に表彰台争いできると信じておりますので、是非最後まで応援よろしくお願いいたします。

大木一輝選手コメント
予選はQ1を担当し、今年のオフにやってきたこは、富田さんが僕の走りに真剣に向き合ってくださって考えてくださったことが功を奏して、自分の予選は今までで一番良い予選だったので良かったです。が富田さんの予選前に、僕のコメントでバックアップ出来なかったのでそこは反省です。車のポテンシャルもチームのポテンシャルも高いので、実際は10位とは違ったと思ってますので、決勝は追い上げようと思っております。自信を持って挑みます!応援よろしくお願いいたします。

2026年4月12日(日曜日)
決勝(P19) 13:05~
天候:晴れ 気温:スタート時24度/ゴール時21度 路面温度:スタート時39度/ゴール時32度

昨日に引き続き天気は快晴。近年岡山の開幕戦では荒れた天気も多く、世界情勢の不安定な中素晴らしい開幕戦となった。決勝前のウォームアップ走行は大木が担当しコースインしました。

マシンは以前より課題となっているハネの症状からのオーバーステアの改善が課題として残る状況。7周の計測後に富田へ交代。富田からもコーナー進入から中盤にかけてのオーバーステア傾向が報告され、リアウイングおよび前後サスペンションの調整を実施し決勝に臨む。

スタートドライバーは大木。フォーメーションラップは2周で行われ、1周目は交通安全啓発の白バイ4台による先導という特別な形での進行。スタートはクリーンに切られ、大木はオープニングラップから積極的なオーバーテイクを展開。アトウッド、ヘアピンでも前車を攻略し、1周目終了時点で7番手までポジションを上げました。

レース序盤は前後0.5秒差という非常に僅差の中でのバトルとなり、前方の4号車AMG、後方の60号車LC500と激しい攻防を展開。さらに後方も12番手付近までが前車との差が0.5秒以内にひしめく、極めて接戦の展開となりました。しかし14周目のリボルバーコーナー入ってすぐの外側の縁石に乗った際にバランスを崩しコースオフ。ポジションを21番手まで落とすこととなる。その後、52号車GR Supraのスタート違反によるドライブスルーペナルティにより20番手へ浮上。61号車BRZとのバトルを続けながらレースを立て直す。

25周目以降、各車ピットインが始まり、戦略の分岐が見られる中でも大木はトップ勢と遜色ないラップタイムを維持。35周目にピットインし、富田へドライバー交代を行う。全車がピット作業を終えた53周目時点では19番手につける。後半スティントでは富田が前車18号車AMGに対して着実にギャップを削り、49周目には1.3秒差まで接近。しかし周回遅れの車両がブルーフラッグに適切に応じない場面が続き、10周以上にわたり影響を受けたことで、一時は約5秒差まで引き離される厳しい展開となった。

それでも富田は諦めることなく追い上げを続け、最終76周目のチェッカー時には0.4秒差まで挽回。最終結果は19位となりました。今回のレースはコースオフによるポジションダウンやトラフィックの影響など厳しい要素が重なったが、両ドライバーともにトップ勢と遜色ないペースを示しており、競争力の高さを確認できる内容となった。
引き続き課題の改善に取り組み、次戦富士に向けて更なるパフォーマンス向上を目指してまいります。

石田美香監督コメント
土曜日の予選はマシンバランスに課題を抱えながらも、決勝に繋がる位置につけることができました。
決勝では大木がスタート直後にポジションを上げ、上位争いができるペースを示していましたが、コースオフとトラフィックの影響で結果に結びつけることができませんでした。
しかし、両ドライバーともにトップと遜色ないスピードを見せており、手応えは感じています。課題をしっかり改善し、次戦で引き続き皆様のご支援、ご声援を結果で応えられるようにチーム一丸となって取り組んで参ります。富士では必ず巻き返しを目指します。

富田竜一郎選手コメント
決勝は追い上げを狙ってスタートしました。スタートは大木選手。前半は凄く良いレースをしておりましたが、単独のコースオフがあり後方にさがってしまいました。下がってからはペースは悪くはなかったのですが、なかなか前を抜くまでには至りませんでした。今回の反省を踏まえて、車であったりタイヤであったり、もちろんドライバーもしっかり見直して、前回のGTA富士公式テストの時は調子が良かったので、次戦は表彰台、優勝目指して頑張ります。是非応援よろしくお願いいたします。

大木一輝選手コメント
スタートを担当しました。昨日の予選とスタートは自分なりに納得して良い仕事が出来てたと思いますが、セッション中のこの字(リボルバーコーナー)の外側のグラベルに捕まってしまい、そのままコースオフをしてしまいました。しょうもないミスをしてしまい、チームの皆様には本当に申し訳ない気持ちでいっぱいです。スタートで7位までポジションを上げて、良いレースが出来てた中で、応援してくださるスポンサー様やファンの皆様にも良い結果を残したかったのですが、こういう結果になってしまい大変申し訳なく思っております。富士に関しては公式テストでは良いフィーリングが得られていますので、すでに新しいマシンで走っておりますので、岡山ではある程度走りに自信が持てたので、このままでは終われないのでしっかりと富士に繋げて切り替えて頑張りたいと思います。