8月5日(土曜日)
公式練習 8:50~10:25
天候:曇/コース状況:ドライ Pos.17
ノックアウト予選 1回目 14:35~14:50
天候:曇/コース状況:ドライ Pos.19
ノックアウト予選 2回目 15:20~15:32
天候:曇/コース状況:ドライ
2週間前の第4戦菅生戦の時に、発生していた台風5号が、進路を変更して日本を縦断する予報により、不安定な天候が予想されていたが、予選決勝日共に崩れることはなく、曇空ながら蒸し暑い天候の中、第5戦富300kmレースは開催された。
走り出しは平中克幸から。アンダーステア傾向で、リアの車高、足回りの変更を施す。しかし、セットはしっかり感もなく、マシンバランスも悪い。フロントスプリングを交換し、コースへ。計測2周目に入った1コーナーで、№48GT-Rに右後方から追突され、スピンさせられてしまう。
エンジンも掛からず、ギアも入らないことで、赤旗中断の要因を作ってしまう。
ピットにマシンが戻ってくるまでに、かなりのタイムロスを強いられてしまい、貴重なテスト時間を削られてしまった。
その後マシンチェックをして、10時10分からBjorn Wirdheimがコースへ。マシンチェックを行い、ギリギリまでマシンバランスを確認。サーキットサファリでもマシンチェックを行って、朝の走行は終了した。
Q1を担当するのはWirdheim。天気もほぼ午前中と変わらず、曇、気温27度の中、開始された。
2分30秒間ピットで待機し、Wirdheimはコースインしていく。
前戦優勝したことにより、70kgのウェイトハ ンディは、マシンにかなりの負担を強いる。 計測3周目に01‘39.007のタイムを計測す るが、セクター3で他車に引っかかってしまい、タイムロス。一旦クールダウンを入れて、再度アタックに入るが、やはり70kgのウエイトハンディと、練習走行で接触された影響、一番タイヤの良い状況でのベストアタックが出来ず、19番手とQ2進出は果たせなかった。
平中 克幸ドライバーコメント
フリー走行の時に接触されて、走行時間を短縮されてしまったことがあったの ですが、そんな中でも車のセットアップを進めていき、良い感触を最後の方は 得られることが出来たので、予選は何とかQ1を通過できるとは思っていたの ですが、アタック中に何度も遅い車に引っかかって、クリアラップを取ることが 出来ず、残念な予選になってしまいました。
決勝はそこから追い上げて行くだけなので、しっかりと諦めずに最後までプッシュし続けたいと思います。
Bjorn WIRDHEIMドライバーコメント
Q1では満足のいくアタックが出来ませんでした。
なぜなら、何度もアタック中に遅い車に引っかかってしまったからです。 クリアラップが取れず、19番手になってしまいました。
明日の決勝では、練習走行でのペースは悪くなかったので、ポイント圏内の6位以内では、必ずフィニッシュ出来ると思っています。
8月6日(日曜日)
決勝RACE 15:25~
天候:晴/コース状況:ドライ Pos.17
決勝前のウォームアップが始まる前に、ブレーキトラブルが発見され、メカニックが必死に修繕を行う。なんとか、ウォームアップまでに、修繕は終わり、開始ギリギリでマシンをピット前に並べる。
まずWirdheimが2周計測した後、ピット作業のフルシミュレーションを行い平中をコースへ。決勝のイメージを作って、この走行は終了した。
決勝のグリッドウォークが始まる頃には、日差しも回復し、夏らしい気候の中でのレース開始になった。
スタートを担当するのはWirdheim。パレードラップ1周、フォーメーションラップ1周の後、スタートが切られた。1コーナーを回った辺りで、№3GT-Rと№65AMGが接触し、№3がコースオフしマシンを止める。
Wirdheimは、1周目に2台(№21AUDI、№33Porsche)をかわし、16番手でストレートを通過。2周目には№88HURACANもパスし、15番手に。 着実に順位を上げていく。
5周目には14番手、10周目には12番手、15周目には7番手まで浮上する。ただ、既に前を塞いでいたマシンがあったため、この時点で前車№9Porscheとmの差は、10秒もあり、ラップタイムもほぼ同じタイムで周回。
なかなか差を縮めることが出来ずにいた。
そんな20周目頃から、Wirdheimはタイヤのバイブレーションを訴え始める。何周かしたのち、タイヤカスだったのか、一瞬バイブレーションは収まるが、24周目にやはりおかしいと無線が入る。予定より速い周回でのドライバー交代、ピット作業を25周目に行い、平中をコースに送り出す。
ピット作業を行っていないマシンを除いて、実質7番手を走行し、タイヤを 労りながら周回を重ねる。しかし、燃費の良いマザーシャーシや、タイヤ2本交換車両などピット作業時間を短縮するマシンなどがあり、全車ピット作業を終えた44周目には、8番手まで後退してしまう。
そんな中№18MCと15周に渡ってバトルを展開。70kgのウエイトがストレー トスピードを奪い、なかなか前に出られない。50周目を過ぎた辺りから、フロントタイヤのバイブレーションを訴え始める。52周目に緊急ピットインを行い、4輪交換し再びコースへ。20番手まで後退するが、チェッカーまでに3台のマシンをパスし、17番手でレースを終えた。
平中 克幸ドライバーコメント
Bjornが19番手から一時は7番手までポジションを上げてくれて、かなり良いペースで走っていたのですが、タイヤの異変を感じて、ピットインして、そこから 少し僕は長めのスティントになったのですが、ペース的にはそこまで悪くなく、ピット作業の関係で前に出られた車は居たのですが、7番手を走っていました。残り10周の辺りで、タイヤの異変を感じ、ペースも落ち、このままズルズル走り続けても意味がないので、ピットインしてタイヤを交換することにしました。 走り続けても違うトラブルになっていたかもしれないので、ピットインしたことは 正解だったと思います。
チャンピオンシップを考えても、かなり厳しいレースではありましたが、諦めずに 次の鈴鹿で、大量得点を取れるように頑張りたいと思います。
Bjorn WIRDHEIMドライバーコメント
僕のスティントは、19位から7位までポジションを上げることが出来て、良かった。しかし、7位に上がって少ししてから、フロントタイヤのバイブレーションを感 じた。タイヤカスカもしれないと走行を続け、一旦バイブレーションもなくなった のですが、やはりタイヤが壊れる前兆だったようで、急遽ピットインをして、
KATSUと交代しました。KATSUもタイヤを労りながら走行していたが、同じ ようにバイブレーションを感じ急遽2回目のピットインすることになってしまいま した。
これによりポイントも取れず、チャンピオンシップもトップと15ポイントの差をつけられてしまいました。
鈴鹿では大量ポイントを取れるよう頑張ります。
田中 哲也総監督コメント
土曜日の午前の走行で、他車に接触されペナルティがその車両に与えられましたが、かなり走行時間を失って、しっかりとしたテストが出来ませんでした。
Bjornは予選頑張ってくれましたが、遅いマシンに引っかかり、Q1突破できませんでした。それがなければ、イージーにQ1は突破出来ていたと思います。
決勝では、Bjornは順位を凄く上げてくれましたが、タイヤがコンディションに合わず、平中のスティントでもう一度タイヤ交換をすることになってしまいました。 その部分を改善しないと、結果は残せないので、次に向けて頑張っていきたいと思います。