【RACEレポート】Rd.5 富士 メルセデスAMG 11号車 SUPER GT2016

【RACEレポート】Rd.5 富士 メルセデスAMG 11号車 SUPER GT2016


8月6日(土曜日)

公式練習 8:50~10:50
天候:晴/コース状況:ドライ

ノックアウト予選1回目14:25~14:40
天候:晴/コース状況:ドライ

ノックアウト予選 2回目15:10~15:22
天候:晴/コース状況:ドライ

真夏の富士は燦々と太陽が降り注ぎ、前回の菅生が非常に涼しかった為に、非常に暑く感じる。

真夏のレース2戦目の富士は、午前8時50分から開始された。

走り出しはBjorn WIRDHEIMから。

開始早々車両トラブルにより、コースサイドに止めたマシン回収の為、赤旗中断となる。

9時にセッションが開始され、Bjornも再びコースへ。

小さいコーナーでのアンダーステアを訴える。

リアの足回りのセットアップを行い、周回を重ねる。その後車高も変更する。

9時50分過ぎに平中克幸と交代するが、平中はトラクションがなく、オーバーステアが酷いと言ってくる。

再び車高の調整を行う。そろそろリアのタイヤが厳しくなってきたせいなのか?ロングのテストを行い、このセッションは9番手で終了した。

ノックアウト予選1回目を担当するのはBjorn。5分間ほどウエイティングをして、コースへ。計測2周目に、1分38秒397のタイムで暫定7位。

そして車両トラブルでコースにストップしたマシンの回収に為に、残り3分52秒を残し、赤旗が提示される。セッションが再開されタイムアタックをするマシンもいたが、Bjornはマシンに座ったまま待機。Q2に進めると確信しマシンを降り、8番手でQ2に進んだ。

15時16分にQ2は開始。平中はセット変更を行い18分にコースへ。

計測3周目に1分38秒877のタイムで暫定11番手。

しかし、直前のセット変更が裏目に出てしまいこれ以上のタイムアップが望めず、平中はピットへ。明日の決勝は11番手からのスタートとなった。

 

 


平中 克幸コメント

予選は思うような結果が出せずに残念でした。決勝までにはしっかりと挽回したいと思っています。

Bjorn WIRDHEIMコメント

走り出しはあまりマシンのバランスが良くなかった。予選はセットを変更して臨みました。赤旗中断する前に出したポジションでQ1は通過しました。

Q2のKatsuはセットを変更して走り出しましたが、苦労していました。明日はチャンスはあると思うので、出来ればトップから6番手、もしくは表彰台に登っれたら良いかと思っています。
 

8月7日(日曜日)

フリー走行9:00~9:30
天候:晴/路面状況:ドライ

決勝14:00~
天候:晴/路面状況:ドライ

決勝日の朝はさわやかな風が吹く。日向に居ると非常に暑いが、日陰に入ると心地よい風が感じられ幾分か涼しさも感じる。

そんな中、朝のフリー走行は開始された。

走り出しは平中から。昨日はオーバーステアに悩まされていたが、それはほぼ解消されてはいるが、コーナー出口付近でのアンダーステアが気になるようだ。

セット変更を繰り返し、セッション残り5分でBjornに交代し、10番手で終えた。

静岡県警の白バイとパトロールカーがGTマシンを従え、定刻の午後2 時35分にパレードラップが始まる。交通安全を訴える1周が終わると、いよいよ本番のフォーメーションラップとなり、午後2時42分に決勝レースがスタート。

スタートドライバーはBjorn。1周目で25号車MC、63号車HURACAN を交わし、9番手でコントロールタワーを通過。そして65号車AMGと3周に渡ってバトルを展開。5周目にパスし8位に浮上する。前を走る4号車AMGとの差は、0.5秒で10周近くバトルを展開。しかし17周目に22号車SLSが、9号車Porscheに追突し、22号車のボンネットがコース上に落下。SCが入ることとなる。

7周に渡ってSCランが続き、24周目にリスタートになる。

Bjornは27周目にルーティーンのピットを行うためにピットへ。

平中にハンドルを託す。燃費の関係で給油時間は長く、スタート時にエンジンストールし若干のロス。

他車はタイヤ2本交換等でピット作業時間を短縮。ほぼ全車がピット作業を終えた42周目には、10番手までポジションを下げる事に。

前者18号車MCとバトルを繰り返し、1コーナーで接触されるもマシンのダメージはあまりなく、49周目には26号車AUDI、65号車をパス。7 番手までポジションを上げる。

しかし前を走る3号車GT-Rとの差を縮めることが出来ず、62周でチェッカーを受け、7番手でレースを終えた。

 

 


平中 克幸コメント

チーム一丸となって、1ポイントでも多く取ろうと頑張ったのですが、周りのペースについて行けず、その後も色々あって7位という残念な結果となってしまいました。今回のレースで見つけられた方向性をレースにしっかりと生かして、次の1000kmでは長い分ポイントも高いし、重量もそんなに重たくないので、まずは良いポジションからスタート出来るように走り出しから良い感触を掴んで、しっかりと優勝できるように頑張ります。


Bjorn WIRDHEIMコメント

6位以内に入ることは出来ませんでした。僕たちのレース運びはトップ6もしくはそれ以上に値する走りだと思います。
タイヤのコンディションも悪くなかったのですが、SC中にタイヤカスを拾ってしまい、フロントタイヤのグリップが落ちてしまい、その後周数ペースを上げられませんでした。
ピットに入るときもパンクをしていたマシンに引っかかりタイムロスをしてしまいました。そのせいでKatsuがコースに戻ったときは、ポジションを下げてしまいました。
その後は一つでもポジションを上げるために頑張ってくれてました。次は必ずポジション上位を目指します。
藤井一三監督コメント

AMGも訳のわからないBOP(性能調整)の為か、中々タイムアップすることが難しく、何とかQ2に進出するも最終的には11番手から決勝をスタートすることに。両ドライバー共にタイヤマネージメントも上手くこなし、上位進出を伺ったのですが、スピード差の有る上位の車両をパスするには至らず、7位でレースを終えました。
次のレースは鈴鹿1000Km。真夏の暑い中での長丁場のレースとなります。GAINERの安定したチーム力で BOP(性能調整)に負けず表彰台の一番高い所をめざします。

 

田中哲也総監コメント

予選でアンラッキーなことがありましたが、スタートしてBjornが良い走りをしてくれましたが、ピットインの周に、スローダウンしているマシンに引っかかってしまったことで、ピット作業を終えてコースに戻った時は、後続車両に先行を許してしまっていました。しかし平中も頑張って走ってくれてましたが、2本交換のマシンは思うよりもペースが良く、7番手が精一杯でした。

様々な点を改善しないと上位にはいけないと思いました。次戦1000kmは長いレースなので、ミス無く戦えば表彰台もみえてくると思います。