【RACEレポート】SUPER GT Rd.4 菅生 GT-R 0号車

【RACEレポート】SUPER GT Rd.4 菅生 GT-R 0号車


7月23日(土曜日)

公式練習 9:15~10:50
天候:曇/コース状況:ドライ

ノックアウト予選1回目14:30~14:45
天候:曇/コース状況:ドライ

ノックアウト予選 2回目15:15~15:27
天候:曇/コース状況:ドライ

熊本大分地震が起き、その影響で第3戦が行われる予定だったオートポリスが中止になり、今回の菅生戦は3戦目だが、当初の予定通り第4戦として開催された。

1ヶ月と少しの間に3戦開催され、真夏の3連戦と位置づけられる。オートポリス戦の代替えレースが最終戦のもてぎで2戦行われる予定です。

5月の第2戦から約2ヶ月近くのインターバルを経て、スポーツランドSUGOで開幕した。

真夏のレースとは思えないほど気温は低く、予想に反して最高気温も25度止まり。走り出しは富田竜一郎から。

走り出しのセットはアンダーステアが強く、足回りのセット変更を行う。40分ほど経過してAndre Coutoと交代する。

Andreはコーナー出口のオーバーステアを訴える。

リアの足回りを調整し、周回を重ねる。

再び富田と交代し、車高、足回りを変更しこのセッションは終了した。

約3時間30分のインターバルを経て、予選1回目がオンタイムで開始する。Q1の担当は富田。

セッション開始1分後にコースへ。

周回を重ね徐々にタイムを上げていく。

十分なウォームアップ走行を終え、アタックラップに入る。

計測7周目に01‘19.302を計測。この時点で14番手とQ2に残るギリギリのライン。富田の後ろを走っていた48号車にスリップストリームを使われタイムを更新される。この後タイムアップは出来ず、明日の決勝は15番手からのスタートが決定した。

 

 

Andre COUTOコメント

非常に難しい予選になりました。1つ及ばずQ2に進出することができませんでした。

15位とポジションは悪いですが、決勝レースは長いので、必ず良い結果に結びつけますので、見ていてください。

 

 

富田 竜一郎コメント

前戦までのレースでは、予選で非常に苦労していたので、Q1をシングルで終われるような気持ちで臨んだのですが、若干ニュータイヤのマシンのセットを合わせ込むことが出来ず、15番手と惜しくもQ1敗退となってしまいました。

しかし、レースでは強さを発揮できるチームなので、今回もキチンとポイントを獲得して、シーズン後半に上位に付けられるように、明日のレースも頑張ります。

 

 

7月24日(日曜日)

フリー走行9:00~9:30
天候:曇/路面状況:ドライ

決勝14:00~
天候:曇→晴/路面状況:ドライ

仙台市内は昨夜から雨が降り、濡れている路面が部分的にあるが、曇り空。なぜかエンジンの暖気が始まると空気が振動してか、ミストのような雨がサーキットに降り注ぎ始めた。

走り出しは富田から。ウエット宣言が出され、ウエットタイヤで走行を開始。しかし、路面コンディションはドライのようで、コースオフしたマシンが出たため赤旗が提示される。タイヤをドライ用に変更し、再開後再びコースへ。しかし、この頃から急に雨脚が強くなり、完全なウエット路面へ。

再度ピットに戻り、ウエットタイヤへと交換しコースへ。この時点で11号車AMGに続き、2番手タイムを記録する。

その後Andreと交代するが、マシンに少し不具合がありピットへ戻ってくる。ギリギリに修復が間に合い、確認の為に再びコースへ。

何とかトラブルは解消し、このセッションは終了となった。

 

朝の雨は止んでいたが、やはりスタート前は少し霧雨が降っていた。

しかし、路面を濡らすほどにはならず、宮城県警の警察車両の先導によるパレードラップが行われ、続いてセーフティカーの先導によるフォーメーションラップ、そして午後2時6分にレースがスタートした。

スタートを担当するのはAndre。

1周目は一つポジションを上げて戻ってくる。2周目には26号車AUDIを交わし、13番手に。前を行く7号車BMWと0.5秒以内の接近戦を、 24周目の最終コーナーで5号車MCがコースアウトしSCが入るまで続けられた。

SC解除後の31周目にスピンオフした55号車BMWが、コース上に戻ってきたところにぶつけられ、右リアを破損してしまう。このクラッシュにより予定より早めの緊急ピットインとなり、富田と交代。

挙動の変化したマシンを押さえながら周回を重ね、全車がピット作業を終えた52周目の時点で11番手。前者は先ほどからバトルを繰り返していた7号車BMWだ。しかし、破損したマシンの為に、思った様にラップタイムを上げられない。

そして71周目に18号車が最終コーナーでコースオフ。赤旗が提示され、残り5周という事もあり赤旗終了となってしまった。

赤旗のルールに基づき、提示された前の周をもって結果が決まるため、赤旗原因を作った18号車MCがそのまま10番手で終わり、後一歩のところで入賞を逃す悔しいレース結果となった。

 

 

 

Andre COUTOコメント

大変悔しいレースになりました。私が走っていたスティントでSCが入り、チャンスはあったと思います。

しかし、その後に55号車がSPコーナーでスピンし、コースに戻ってきてしまい、避けきれず右後輪をクラッシュしてしまいました。

その影響で急遽ピットインさせられることになりました。レース結果は11番手でした。ポイント獲得が出来ませんでした。

富士ではチャージをかけていきます!!

 

富田 竜一郎 コメント

予選15番手からの決勝レースですが、ひとえに不運という一言につきるのかなと思います。

前半Andreのペースも悪くなく、徐々に順位を上げてきていたので、SCは前車~との差を考えると非常にラッキーでした。

その後他社との接触により、足回りに大きなダメージを負ってしまい、それまで築いてたマージンをはき出してしまうことになってしまいました。

強みであるピット作業も生かせませんでした。トラブルをかばいながら、ペースも落とさないように走っていたのですが、トラブルのためにタイヤの摩耗も厳しくなり、後半ペースを上げることも出来ず、残念ながら昨年から続けていた連続ポイント獲得記録を途絶えさせてしまいました。

2週間後にまた富士でレースがありますので、そこでは必ず上位を目指せるように、いちからチーム一丸となって頑張っていこうと思っています。

 

藤井 一三 監督

セッティングに少し苦労して、僅差でQ2への進出を逃してしまいました。決勝に向けて大きくセッティングを変更、功を奏したのか安定したラップタイムで上位を伺っている時に55号車がスピン、0号車と接触。この接触でサスペンションにダメージを受け、狂ったアライメントのままレースを走ることに。思うように成らないマシンで何とか最後まで頑張って走ってくれました。今季はBOPも厳しく、苦戦が続いていますが表彰台の一番高い所をめざしてがんばります。