【レースレポート】GAINER GT-R 0号車 SUPER GT Rd.2 富士

【レースレポート】GAINER GT-R 0号車 SUPER GT Rd.2 富士


5月3日(火曜日)

公式練習 9:00~10:35
天候:曇/コース状況:ドライ Pos.24

サーキットサファリ 10:55~11:10
天候:曇/コース状況:ドライ -

ノックアウト予選 1回目 14:30~14:45
天候:曇/コース状況:ドライ Pos.13

ノックアウト予選 2回目 15:15~15:27
天候:曇/コース状況:ドライ Pos.9

毎年第2戦の富士はゴールデンウィークまっただ中に行われ、観客動員数も予選日に30000人を超える。
心配された天気もこの日は崩れることもなく、朝のフリー走行はドライで走行が始まった。

富田竜一郎が今回はマシンのセットアップを担当する。

走り出しから「乗りづらい」とコメントが入る。
高速コーナーでのオーバーステアと、100Rのアンダーステアが特に気になるようだ。
その後フロント、リアの足回りの調整を行う。
しかしそれよりもまっすぐ走らない症状に見舞われる。

その後Andre Coutoと変わるが、コメントは同じ。

このセッションは24番手で走行を終えることになった。


Q1は、富田竜一郎が担当する。
朝のフリー走行で、車輌トラブルに見舞われ、予選開始直前までマシンチェックに追われていたが、何とかぎりぎりで富田をコースに送り出す。
富田がマシンの状況を確認しながら、走行を開始。心配された症状も改善され、アタックを始める。
計測5週目にベストタイムの1‘37.187を記録し、11番手。最終的に13番手でQ2に進出し、Andreにバトンをつなげることが出来た。

Q2開始直後にAndreはコースへ。
前回のQ2に進めなかった雪辱を晴らすべくアタックに入る。
計測4周目に1‘36.618のタイムで、暫定8番手。
しかし、その後1台がタイムアップし、明日は9番手のポジションからのスタートになる。

昨年は2台(10・11号車)揃っての表彰台だったので、今年も4人で表彰台に上るように、500km先のゴールを目指す。

 

 


アンドレ・クート コメント
朝のフリー走行で、トラブルが出てしまいました。
メカニックが素晴らしい仕事をしてくれて、予選に間に合うことが出来ました。
岡山でQ2に進めなかったので、今シーズンで一番いい予選でした。
明日の決勝レースは9番手からですが、チャンスだと思うのでしっかりと走りたい。

富田竜一郎コメント
朝のフリー走行から若干のトラブルが出て、予選に向けて不安なスタートになりました。メカニック達が懸命に修復作業を行ってくれたおかげで、前回岡山で突破することが出来なかったQ1を突破することが出来ました。その後もあまり体調のすぐれないAndreも頑張ってくれて、今シーズン初のシングルグリッドを獲得することが出来ました。明日の長い決勝レースを戦って、昨年のような良い結果が残ればと思います。

 


5月4日(水曜日)

フリー走行 8:30~9:00
天候:曇/路面状況:ドライ Pos.17

決勝 14:00~
天候:晴/路面状況:ドライ Pos.5

昨日未明から降り出した雨は、台風のような風を伴って、大荒れだった模様。
しかし、走行の始まる1時間ほど前には完全に雨も止み、風も強かったためか、ピットロードが少し濡れてる程度でフリー走行は開始された。

富田がこのセッションを担当する。
セクター3のオーバーステアがあるが、フロントの足回りの調整で走行を続ける。
このセッションは17番手で走行を終えた。

まさに五月晴れと感じる快晴の中、500kmレースは、オンタイムでフォーメーションラップが開始された。

スタートを担当するのは富田。
1周目のポジションはスタート時点のままでコントロールラインを通過。
3周、4周目に1台ずつ前車をパスし、ポジションをあげていく。
20周目には5番手に浮上。
心配されたマシントラブルも問題ないようだ。
予定通り30周目にAndreと交代するために、ピットへ。

全車が1回目のドライバー交代を終えた45周目の時点で、3番手までポジションをあげ、前を行く55号車BMWを追いかける。

しかし、思った以上に前2台のペースは速く、追いつけない。
61周目に富田とドライバー交代するためにピットへ。

66周目に500クラスのクラッシュにより、SCが導入される。
ピットレーンのオープンと当時に、3台が最後のピット作業に入る。
71周目にリスタートするが、この時点で6番手まで後退。

SCが入ったタイミングが悪く、0号車にはマイナスに働いた様だ。

富田は少しでも前のポジションを狙うべく、ペースをあげる。
何とか91周目に51号車Ferrariをパスして、5番手に。

しかし4番手を走る18号車MCには追いつけず、5番手でチェッカーを受けた。

 

 

アンドレ・クート コメント
何とか5位でフィニッシュ出来ましたが、タフなレースでした。順調に走行していましたが、SCのタイミングでポジションを落としてしまいました。
富田が頑張ってくれて5位でチェッカーを受けることが出来ました。開幕戦からポイントは確実に取っているので、次の菅生戦までに、今回のトラブルを解決して、勝利を勝ち取りたいと思います。

富田 竜一郎 コメント
決勝日のフリー走行と8分間のウォームアップではマシンのバランスも良く、表彰台を狙えると感じていていました。スタート後の3周くらいはトップ集団にはついて行けないまでも、第2集団では走ることが出来ました。Andreに繋いでからも、良い走りで表彰台圏内を走っていましたが、SCのタイミングが悪く、5位という結果になってしまいました。
同じGT-Rの3号車が優勝していることもあるので、5月6月とテストを重ねて、次の菅生では表彰台はもちろん、優勝出来るように頑張ります。

田中哲也 総監督コメント
走り出しはマシントラブルで苦しい状況のスタートでしたが、スタッフがきっちり対応してくれて、予選に間に合わせることが出来ました。富田もAndreも良いアタックをしてくれたので、今の状況では一番いいポジションでのスタートになったと思います。
3号車と比べて負けてるなと思いますが、今の車が持ってるポテンシャルをドライバー2人が引き出してくれてるので、こういったポイントをこつこつ取っていくことがシリーズには大切だと思います。

藤井 一三 監督コメント
ポジションを確実にあげていったのですが、いかんせん不運なSC、我々にとっては最悪なタイミングのSCで、表彰台を逃してしまいました。無事に完走が出来て、ポイントが取れたことは良かったと思います。
もっと上を狙えただけに残念ではあります。