2024年6月1日(土曜日)
公式練習(P21) 9:45~11:20
天候:晴れ 気温:開始時25度/終了時26度 路面温度:開始時34度/終了時43度
前回の第2戦富士ラウンドは、ぶっつけの予選Q1だったのにも関わらず富田竜一郎がQ1トータル5番手のタイムを計測し、センセーショナルなデビューとなった。しかしまだまだ完成というには至らず、熱対策不足により完走することが叶いませんでした。その後行われましたGTE鈴鹿占有テストではトラブルもなく、沢山のデーターを収集することが出来ました。それから約3週間経っての第3戦鈴鹿ラウンド。今回は例年通り『GAINER SUPPORTER SEAT』も設置し、各スポンサー様、ファンの皆様にも喜んで貰えるレースになること祈念してレースウィークを迎えた。
公式練習は富田から。走り出し早々にかなりのアンダーステアだと無線が入る。その後少し周回して石川京侍と交代するが、石川も同じくスーパーアンダーステアとのこと。パワステの異常も感じ急遽ピットへ。調整を行い再び石川がコースへ。若干の違和感が残りつつ富田と再び変わる。アンダーも若干は修正されたがまだまだ強く、足回りを調整しセットアップを進める。予選に向けて車高、足回りを交換し、FCYテスト、サーキットサファリをこなし、このセッションは21番手で走行を終えた。
2024年6月1日(土曜日)
公式予選Q1 15:18~15:28 (Q1グループA:P5) 公式予選Q2 (P13) 予選順位:P10
天候:晴れ 気温:開始時26度/Q2途中25度 路面温度:開始時45度/Q2途中43度
Q1を担当するのは富田。予選開始と共にコースインした1台目のマシンがヘアピンを通過した後に富田がピットを離れる。今年から予選方法が変わっており、Q1とQ2の合算タイムによる予選方式に。2番目に走行した予選組が有利になるとの意見もあり、今後はまた変わるかもしれない。富田は計測1周目で6番手、2周目のアタックラップには1分58秒805で2番手に。最終的には5番手で石川にバトンを渡した。石川がアタックするのはグループ1。富田と同じ様に予選開始と共にコースインした1台目のマシンがヘアピンを通過した後にアタックを開始する。タイヤは富田が使用したUSEDタイヤ。計測1周目に10番手、2周目のアタックラップで2分00秒410で13番手。合算タイムにより明日は10番手グリッドからのスタートが決まった。
富田竜一郎選手コメント
Q1は僕が担当しました。フリー走行からあまり調子が良くなくて、エンジニア、メカニックと色々知恵を出してセットアップを変更した結果、そんなに悪くない予選になりました。明日に向けては良い材料になったと思います。明日は3時間の長いレースになるので、最後まで頑張っていきたいと思います。応援よろしくお願いいたします。
石川京侍選手コメント
Q2を担当しました。自分的にもタイムが出せず落ち込んでいましたが、合算タイムで10番手からのスタートになるので、明日は前回完走できてないので、マシンがどういう動きをするのかしっかり見極めて、順位ももちろん上位を狙いますが次戦に向けてしっかりデーターも残して帰れたら良いかなと思います。応援よろしくお願いいたします。
2024年6月2日(日曜日)
決勝(DNF) 13:36~
天候:曇り晴れ 気温:スタート時25度/ゴール時22度 路面温度:スタート時34度/ゴール時29度
決勝日は朝から曇が多く、事前の天気予報では雨が降る可能性もあった。午後0時から行われたウォームアップ走行の直前に雨が降り、東コース側は完全にウエット路面に。しかし西コース側はドライ路面で、その後雨は止み晴れ間が覗き、路面は全コースドライ路面となる。富田から走り始め、路面状況を見ながら石川が走行し、ウォームアップ走行は終了した。
SUPERGTは地元警察とともに交通安全啓発活動を行なっており、今回も三重県警察の白バイ7台、パトロールカー4台の先導で、交通安全啓発活動のパレードラップ1周を実施。そしてフォーメーションラップ1周を行なって、3時間の決勝レースの火ぶたが切って落とされた。
スタートドライバーは富田。スタートしてすぐ後車が凄い勢いで突っ込んできたため、接触を避けるために一旦後方へ。1周目は12番手でコントロールタワーを通過。前車45号車との差は1秒以内で推移。後車18号車とは差を少しずつ離していく。富田のペースは悪くなく、5周目までは2分2秒台、その後は2分3秒台を刻みながら走行。今回ポールポジションからスタートした777号車Vantageは別格に速く、それ以下の上位走行車と遜色ないペースで周回を重ねる。9周目に5号車MCを抜き、19周目からタイヤが厳しくなった車両の1回目のピット作業が始まる。天気予報は14時30分過ぎたら頃から雨が降るんではないかとのことだったが、決勝でもぱらつくことがあっても路面が濡れるまでには至らなかった。燃費を限界まで引っぱり34周目に石川と代わるためにピットへ。1回目のピット作業に入る。給油も満タン、タイヤも4本交換し石川をコースへ送り出す。
しかし不運が11号車を襲う。石川から水温が急に120度になったと伝えてくる。ピットからそのままゆっくり戻ってくるように指示を出す。いつ破損していたか不明だが、ラジエターにデブリなどの異物が刺さり、水漏れが起きてしまっていた。
10位以内を走行し、完走を目指し出来ればポイント獲得を狙っていたが、残念ながら37周目でリタイアとなった。次戦富士は350kmレースとなり、インターバルも約2ヶ月あるので、未完成の部分をできるだけなくし完走してポイントゲットを狙います。
藤井一三監督コメント
ゲイナー自作のZでの初戦となった富士レース、トラブル対策を講じて鈴鹿レースにとエンジニア、メカニック全力で頑張ってくれました。不運にもラジエターの破損というアクシデントでリタイアしましたが、今後を楽しみにしていてください。
次も頑張ります。応援を頂きましてありがとうございました。
富田竜一郎選手コメント
残念ながらトラブルでリタイヤとなってしまいました。スタートからかなり長いスティントを走ったのですが、ラップペースも良く、上位陣と遜色なく走れてたことは、今回大きな収穫かと思います。ラジエターに穴が空いてしまったので走れなくなったことは残念ですが、マシントラブルとかではなく、ただ不運だった出来事なので、菅生のテストでしっかりとテストをして。8月の富士のレースを迎えたいと思います。応援ありがとうございました。
石川京侍選手コメント
第2スティントを担当したのですが、ラジエターに穴が空くトラブルで走れなくなってしまいました。ほとんど走る事が出来なかったのですが、富田さんのスタートからタイヤもタレず、良いラップタイムで走っていたのと、まだ車が完成してない中、これだけパフォーマンスを出せてるので、次の菅生テストでも新しい部品も出来ると聞いていますし、色々試して富士のレースをしっかりと準備して迎えたいと思います。応援ありがとうございました。