2023年5月3日(水曜日)
公式練習(P16) 9:05~10:40
天候:晴れ コース:ドライ 気温/路面温度:開始18度/30度 終了21度/35度
海外からの帰国者に課せられたPCR検査も無くなり、ほとんどの規制がなくなった中で開催された第2戦。多くのお客様が久しぶりに来場された富士スピードウェイ。前戦岡山とは打って変わった晴天の中、公式練習がオンタイムで開始された。走り出しは安田から。
タイヤのウォームアップは悪くないが、周回を重ねる毎に徐々にオーバーステア傾向に。走り始めて45分ほど大草りきと交代する。大草はタイヤのタレ感もなく、バランスも良いようだとコメントする。しかし徐々にタイヤの接地感がなくなり、アンダー方向にバランスは変化している。ただフロントもリアもタイヤの落ちは無いようだ。車高、リアウイングを調整し、このセッションは16番手で走行を終えた。

2023年5月3日(水曜日)
公式予選Q1 15:15~15:25 Q2 16:08~16:18 (Q1グループA:P1 / Q2:P8)
天候:晴れ コース:ドライ 気温/路面温度:Q1開始時20度/32度 Q2開始時20度/36度
Q1はを担当するのは大草。コースオープンになり、30秒経過してからピットを離れる。計測1周目2番手、3周目も2番手、ラストアタックで、1‘35.697のタイムでトップに浮上。その後他車もアタックを行うが、大草のタイムを更新する者はなく、Q1Aグループをトップで通過した。Q2は安田が担当する。安田も大草と同じように30秒間ピットで待機してからコースへ。計測2周目でトップ、3周目で6番手、4周目では1‘35.447自己ベストを更新するも、他車もタイムを更新し、8番で明日の決勝グリッドが決まった。



安田裕信選手コメント
フリー走行では調子は悪かったんですけど予選にマシンが好調になりました。リキがQ1で素晴らしいタイムを出してくれました。僕はQ2で少しミスもあり8番手でした。決勝は自信があるので必ず追い上げます。
大草りき選手コメント
今回の予選もQ1を担当させて頂きました。練習からあんまり好調では無く厳しい予選が予想されましたが、チームとダンロップ様が良い車とタイヤを用意してくれたおかげでトップで安田選手にバトンを繋げることができました。決勝に向けてしっかりとミーティングし結果を残せるように頑張ります!! 応援よろしくお願い致します!
2023年5月4日(木曜日)
決勝(P5)
天候:晴れ コース:ドライ 気温/路面温度:開始時22度/38度 終了時19度/29度
晴天に恵まれたこの日の富士スピードウェイ。決勝前のウォームアップ走行では、大草からスタート。2周計測し安田と交代。安田のペースは悪くなく、このセッションは7番手で走行を終えた。午後1時30分時点で気温は22度というコンディションの中、第2戦の決勝レースはスタートした。スタート前には、静岡県警察の白バイ9台、パトロールカー4台の先導で交通安全啓発パレード1周を行い、フォーメーションラップを経て熱戦の火ぶたが切って落とされた。


スタートを担当するのは大草。スタート直後、88号車Lamborghini、11号車GT-Rと並んで1コーナーに侵入し、アウトサイドのポジションだった為に88号車に押し出される形で接触してしまいスピン。ポジション最後尾まで下げてコントロールタワーを通過。マシンのダメージはあまりなく、胸をなで下ろす。燃費の良いマシンは、2周目には既に給油義務の1回目を済ましてしまう作戦をとり、23番手に。前方のマシンをハイペースでパスしていく大草。10周目には15番手までポジションをあげる。その後も淡々と前方のマシンを交わしていき、15周目には8番手、20周目にはピット作業を行うマシンもあり、6番手まで浮上する。
34周目にタイヤ交換、給油、ドライバー交代のためにピットへ。安田を送り出す。ほとんどのマシンが1回目の給油義務を行った35周目には14番手のポジションだった。前を走るのは5号車MCだ。40周目に5号車を攻略し、13番手に。44周目には7号車も攻略し11番手とポイント圏内まであと1つと迫る。
46周目頃から、1周目でピット作業を行っていたマシンが2回目の給油義務を果たすためピットに入り始める。安田のペースも悪くなく47周目には50号車RCFを抜き、確実にポジションをあげていく。66周目にピットへ戻りタイヤ交換と給油とドライバー交代を行い再び大草をコースへ送り出す。2回目のピット作業がほぼ全車終了した74周目では7番手までポジションをあげて、なんとかスタート時点と大きく変わらないところまで復帰。大草も順調に周回を重ねる。前を走るのは1周目に接触した88号車。差は1秒以内。その前には6号車AUDIと5番手争いを展開。82周目のヘアピンでまず88号車を500クラスを使って前に。続いて6号車をダンロップコーナーの立ち上がりで攻略して5番手に浮上。4番手との差はこの時点で10秒。残り周回数は約10周。ほぼ同じペースでLAPタイムを刻んでいたため追いつくことは出来ず、後方との差も3秒ほど保ち、5番手でチェッカーを受けることが出来た。


藤井一三監督コメント
スタート直後の接触スピンで最後尾、思わぬ展開のレースとなってしまいましたが安田、大草の両ドライバー共諦めること無く確実に順位を挽回してくれました。単純に考えると20台近く抜いた計算になります。この勢いで次回鈴鹿レース
も頑張ります。応援を頂きましてありがとうございました。
安田裕信選手コメント
スタートはアクシデントに巻き込まれて残念でしたが、そのあとリキがハイペースで追い上げてくれました。他よりも遅めにピットに入ったのですが、コースに出たときは周回遅れのマシンとバトルすることになりましたが、それもうまくやり過ごしてリキにバトンを渡せました。そのあともリキが良いペースで走ってくれたので、取りこぼしたポジションを自分で取り返してくれたので、しょうがなかったことではありますが、チームは完璧な仕事をしてくれたので、次優勝目指したいと思います。
大草りき選手コメント
今回スタートを担当させて貰ったので行く気満々だったのですが、1コーナーで他車との接触がありスピンしてしまいました。そこからは素晴らしい車とタイヤでポイント圏内まで追い上げて、安田先輩にバトンを渡しました。安田さんも素晴らしいペースで走ってくれたおかげで、なんとか5位までポジションをあげることが出来ました。1周目がなかったら優勝争いも出来ていたと思うのですが、タラレバはなしということで、しっかりと次回に向けて頑張りたいと思います。