【レポート】2023 SUPER GT RD.1 OKAYAMA 11号車 GAINER TANAX GT-R

【レポート】2023 SUPER GT RD.1 OKAYAMA 11号車 GAINER TANAX GT-R

2023年4月15日(土曜日)
公式練習(P8) 9:10~10:45
天候:雨 コース:ウェット 気温/路面温度:開始13度/14度 終了13度/14度

コロナの規制がほぼ撤廃された中、2023年SUPERGTは例年通り岡山国際サーキットで開幕した。晴の国岡山と言われているが、SUPERGT開催時はなぜか雨が多い。今年も予選日は昨日から降り始めた雨が降り続いていた。

公式練習はオンタイムで開始された。走り出しは富田竜一郎から。雨の量に応じて、路面状況が代わり、開始10分後に石川京侍と交代。石川もマシン、路面状況を確認する。走り始めはハイドロもなかったが、周回を重ねていくと、セクター1でハイドロが起き、オーバーステアも出ているようだ。500クラスのクラッシュにより赤旗中断し再び富田と交代。雨量の変化で変わるが、グリップ感はあるようだ。何度かピットインを繰り返し、マシンチェックを行い、このセッションは8番手で走行を終えた。

2023年4月15日(土曜日)
公式予選Q1 14:18~14:28 Q2 14:53~15:03(Q1グループA:P3 Q2:P13)
天候:雨 コース:ウェット 気温/路面温度:Q1開始時14度/15度 Q2開始時14度/15度

Q1はタイムスケジュールの遅れにより、14時33分からスタート。Q1を担当するのは富田。雨の状況により何が起こるかわからない為、開始と共にコースへ。この時の雨の状況とタイヤのバランスが良かったのか、計測1周目でトップ、2周目で5番手、3周目で7番手、4周目のアタックで3番手に。この時に雨量が強くなり赤旗中断となり、そのままセッションは終了することとなった。
300クラスB組と500クラスのQ1を挟み石川がQ2のアタックに入る。石川もコースオープンと共にスタート。計測1周するが、タイヤがマッチせず、タイヤを替えるためにピットへ。ピット作業も完璧にこなし石川をコースへ送り出す。1周目に14番手、2周目に13番手にあげるもこれ以上のタイムアップは望めず、13番手のグリッドか決まった。

富田竜一郎選手コメント
非常に雨量の多いコンディションで、危ない部分も多くあったのですが、車のコンディションとタイヤのコンディションがそのときの状況に合ったみたいで、Q1を3位で通過する事が出来ました。今回Q1突破も厳しいかと思っていましたが、結果は思いのほか良かったと思っています。それでもレースは厳しくなるとは思いますので、頑張りたいと思います。

石川京侍選手コメント
富田さんが難しいコンディションの中Q1を3番手で通過してくれたので、これはいけるかなと思いましたが、コンディションがDUNLOPさんの苦手なコンディションになってしまったため、13番手の位置からスタートですが、ポイント狙える位置ですし、明日も荒れた展開になると思うので、しっかり追い上げてポイント獲得したいと思います。

2023年4月16日(日曜日)
決勝(DNF)
天候:晴れ/曇り/雨 コース:ドライ→ウェット 気温/路面温度:開始時19度/30度 終了時11度/14度

天気予報は二転三転し、朝から太陽が顔を覗かせる。と思えば曇り空になり、決勝の混戦が予想された。ウォームアップは石川から走行を開始。路面はさらさらな感じで弱アンダーもオーバーも出ているようだ。続いて富田と交代。富田のコメントも同じ様に感じている。このセッションは14番手で走行を終えた。グリッドでも快晴で、14時頃から雨の予報なのだが本当に降ってくるのかと感じる位だった。パレードラップが終わり、フォーメーションラップが続いて行われる。スタートを担当するのは石川。スタートダッシュに期待が掛かる。

1周目はポジションを下げてコントロールタワーを通過。淡々と周回を重ねるが、今週初のドライタイヤでの走行により、思うようにタイムがあがらない。11周目頃からはとうとう雨が降り始め、雹まで降ってくる始末。さらに雨脚が強くなり、6号車AUDIが1コーナーでコースオフ。それぞれがコースに留まっているのが大変な状況になる。ウェットタイヤに交換するマシンが増えた14周目の裏ストレートで、11号車がストップしている映像が飛び込んでくる。右リアタイヤが脱落してしまったようで、その後360号車GT-Rもピットロード出たところでマシンを止めており、FCYが導入される。11号車はこの時点でリタイアとなり、開幕戦のノーポイントが決まった。開幕戦を完走できなかったのは、チーム名がGAINERになってからは初めての事となる。

藤井一三監督コメント
開幕戦岡山レース、荒れた天候の中でのレースになると思っていたのですが、リア右タイヤが外れるというトラブルでリタイアとなりました。これからというところでのトラブルで何も出来ませんでした。原因は今精査中です。次戦富士大会は期待していてください。引き続き応援をよろしくお願いいたします。

富田竜一郎選手コメント
開幕戦は残念ながらリタイヤとなってしまいました。とにかく京侍くんにも怪我なく、マシンの大きなダメージもないので、最低限無事な状態で帰ってきてくれたので、とりあえずは良かったと思っています。ただこのままでは戦えないので、チームとDUNLOPタイヤさんと一緒に立て直して、次の富士では良いレースが出来るように頑張ります。

石川京侍選手コメント
僕スタート担当したのですが、ペースも苦しくて、雨も降ってきて逆転出来るかなと思っているところで、タイヤが外れてしまうトラブルに見舞われてしまいました。ただトップ争いしてる中でのトラブルではなかったので、車両の破損などもなく、不幸中の幸いということで、次戦富士では頑張ります。