2023年4月15日(土曜日)
公式練習(P19) 9:10~10:45
天候:雨 コース:ウェット 気温/路面温度:開始13度/14度 終了13度/14度
コロナの規制がほぼ撤廃された中、2023年SUPERGTは例年通り岡山国際サーキットで開幕した。晴の国岡山と言われているが、SUPERGT開催時はなぜか雨が多い。今年も予選日は昨日から降り始めた雨が降り続いていた。
公式練習はオンタイムで開始された。走り出しは安田裕信から。安田は昨年最終戦でペナルティポイントが加算され、開幕戦の岡山では公式練習での乗車時間が制限されていた。雨の量に応じて、路面状況が代わり、マシンのトラクションがなく、タイヤのグリップ感もないと訴える。雨の影響からか、今年に入ってからABSアラームが頻繁に点灯し、今回も雨の影響かアラームが点灯。トラブル箇所がわかり、対処するも作業中に500クラスのクラッシュにより赤旗中断。ここで大草りきと交代。ハイドロが酷くなり、このセッションは19番手で終えた。

2023年4月15日(土曜日)
公式予選Q1 14:18~14:28 (Q1グループB:P9)
天候:雨 コース:ウェット 気温/路面温度:Q1開始時14度/15度
Q1はタイムスケジュールの遅れにより、14時43分からスタート。Q1を担当するの大草。雨の状況により何が起こるかわからない為、開始と共にコースへ。計測1周目に2番手、その後も周毎にタイムアップを行うが、この時の雨の状況とタイヤのバランスが思ったようにマッチングしないようで、アタック最後にコンマ1秒差で惜しくも9番手に後退してしまい、今年初のQ1は突破することが残念ながら出来なかった。明日は17番手とまだまだポイント圏内、表彰台も必ず狙えるはずなので、明日はなんとか踏ん張って行きたい。



安田裕信選手コメント
今日のQ1残念だったのですが、10号車としては車としてもりきとしても完璧な仕事をしたと思っております。100%の仕事をしましたが、雨の量が思う以上に少なくなってしまって、ライバル勢に負けてしまいましたが、明日はしっかりとポイントを持って帰えられる様に、2名で落とさないレースをしたいと思います。
大草りき選手コメント
走り出しからレインコンディションの速さが足りなくて、僕自身不安の中での予選でした。自分の中ではしっかりと力を出し切ったのですが、Q2行くにはコンマ1足りなかったので、そこは次回に向けて成長していかなくてはいけないポイントだと思っています。
2023年4月16日(日曜日)
決勝(P11)
天候:晴れ/曇り/雨 コース:ドライ→ウェット 気温/路面温度:開始時19度/30度 終了時11度/14度
天気予報は二転三転し、朝から太陽が顔を覗かせる。と思えば曇り空になり、決勝の混戦が予想された。ウォームアップは安田から走行を開始。今週初のドライタイヤを履き、硬さの異なるタイヤの感じをこの短いセッションで判断していく。半分で大草と交代。大草のコメントは、路面状況は公式テストよりも良いと感じてるようで、このセッションは13番手で走行を終えた。
グリッドでも快晴で、14時頃か雨の予報なのだがら本当に降ってくるのかと感じる位だった。パレードラップが終わり、フォーメーションラップが続いて行われる。スタートを担当するのは安田。スタートダッシュに期待が掛かる。

1周目のコントロールタワーを通過したときは、16番手と1つポジションを上げる。11周目頃からはとうとう雨が降り始め、雹まで降ってくる始末。さらに雨脚が強くなり、6号車AUDIが1コーナーでコースオフ。それぞれがコースに留まっているのが大変な状況になる。ウェットタイヤに交換するマシンが増えた14周目の裏ストレートで、僚友の11号車がストップしている映像が飛び込んでくる。右リアタイヤが脱落してしまったようで、その後360号車GT-Rもピットロード出たところでマシンを止めており、FCYが導入される。その後SCになり、18周目にピット入り口がオープンになるとタイヤ交換の為にピットへ。そのまま安田をコースへ送り出すが、競技団の側の運用ミスと思われるSCの隊列が来ていないにもかかわらずピット出口が赤信号。青に変わり2台が進むも再び赤に。直ぐに青信号にはなったが、ここでのタイムロスは痛い。その後22周目にSCが退去し、リスタートを迎える。この時点では雨が振っていたものの太陽が顔をだし、路面はその後急速に乾いていく。
この時点で15番手を走行していたが、路面とタイヤがマッチせず、タイムが上がらない。32周目に大草と交代するためにピットへ。ドライタイヤに交換し大草を送り出す。しかしグリップ感が全くなく、ドライタイヤでは厳しいと大草から無線が入りウエットタイヤに交換しコースへ。44周目には、61BRZがコースオフし、FCYが再び導入される。3周後に再び落雷があったということでSCになる。この時点で12番手を走行。15時39分に再開されるが、雨も酷くまた2号車GR86のタイヤが脱輪し再びSCに。雨も強くなり2度目の赤旗中断となる。隊列を整え前を走る56号車GTRの後方に付く。結局再開されたが、雨も降ってることもあり4時25分に赤旗終了となった。ポイント獲得するのに、あと一歩及ばずでした。

藤井一三監督コメント
荒れた天候に翻弄されたレースとなりました。FCY、SCのタイミングも悪く、またWet条件での速さが不足していました。その中でも安田、大草の両選手共ミス無くチェッカーまで走り切ってくれました。次戦富士大会はDryでのレースで挽回します。応援を頂きましてありがとうございました。
安田裕信選手コメント
予選が苦しい結果からのスタートになったのですが、決勝のペースも他の車両が速くて、なかなか思うようなレースが出来なかったのですが、17位からスタートして、後半の大草も頑張ってくれて、11位でゴールできました。ポイントまであと一歩のところで終わってしまって、悔しいのですが予選よりも決勝で順位も上げているので、このまま2名で優勝目指して頑張りたいと思います。
大草りき選手コメント
僕のスティントは、天候が目まぐるしく変わって、難しいコンディションになってしまったのですが、まずはしっかりと車をクラッシュなどせずに、車をゴールまで運べた事にホッとしています。昨年と比べてしっかり成長してレースできたと実感できるレースだったので、次戦の富士にはさらに努力して優勝出来るように頑張りたいと思います。