2022年8月6日(土曜日)
公式練習(P11)9:00~10:35
天候:曇り コース:ウェットドライ 気温/路面温度:開始21度/25度 終了24度/28度
8月は灼熱のレースになると思われたが、予選日の土曜日は朝から、霧が立ちこめ、前座のFIAF4は予選が無くなるほどタイムスケジュールのディレイが行われた。しかし、9時頃頃には、霧も晴れ、所々路面も濡れていたので、ウエット宣言が出される中、練習走行は開始された。走り出しは安田裕信から。ただ路面状況はドライパッチもあるものの、まだまだウエットな部分もあり一旦ピットで待機する事に。
路面状況が徐々に改善され初め、石川京侍がピットを離れる。マシンバランスはアンダーステアがきつめの様で、セットチェンジを行う。続けて安田が乗り込むが、今度はオーバーステアに感じるとのことで追加して曲がってくれないとのこと。NEWタイヤを履いたときと、USEDタイヤを履いたときのセットの確認も行う。その後久しぶりのサーキットサファリも行われ、FCYテストと走行し、このセッションは終了した。
2022年8月6日(土曜日)
公式予選Q1 15:18~15:28 Q2 15:53~16:03(Q1グループB:P1 / Q2:P9)
天候:曇り コース:ドライ 気温/路面温度:Q1開始時21度/28度 Q2開始時22度/26度
午後からも夏空は戻らす、少し肌寒くも感じる中で予選は開始された。Q1を担当するのは石川。1分ほどピットで待機してからコースへ。Aコーナーで少しオーバーステアがあるようだが、計測1周目に4番手、2周目には3番手とポジションを上げていく。3周目には01‘36.873でトップへ。4周目もタイムアップしQ1Bグループのトップで走行を終えた。
Q2を担当するのは、安田。石川と同じ様に1分ほどピットで待機してからアタックに入る。計測1周目で12番手、2周目では8番手。しかし安田からの無線では、エンジンがおかしいとのコメントが。そんな中でも3周目に01‘36.762を計測。さすがにこれ以上のタイムアップは望めず、9番手で明日のグリッドが確定した。予選終わりにエンジンの積み替えが決まった。
安田裕信選手コメント
フリー走行終わりにチームと京侍とでミーティングして、予選の車は良い状態で、Q1もトップ通過を京侍がしてくれて、僕も気合いを入れて臨んだのですが、アタック行く前から不具合があって、ピットに入ることも考えたのですが、そんな状態でも9番手からスタートできるので、タイム計測して良かったかなと思います。エンジン交換になってしまいますが、明日また頑張りたいと思います。
石川京侍選手コメント
フリー走行から車のセット変更をして、車の状態も凄く良くて、Q1はトップで通解することが出来たのですが、Q2にも良い流れで来てたのですが、エンジンが壊れてしまって、非常に残念な気持ちだったのですが、トラブルが今日出たことは、不幸中の幸いということで、明日頑張ります。
2022年8月7日(日曜日)
決勝(P2)
天候:晴 コース:ドライ 気温/路面温度:開始時26度/33度 終了時27度/33度
今日は予選日と違い、夏に近づいてお天気になってきた。ウォームアップ走行は20分間。まず昨日載せ替えを行ったエンジンのチェックでOUTINでピットへ。不具合もまなく石川は再びピットを離れる。残り5分で安田と交代。安田も石川も決勝への手応えを感じ、このセッションは20番手で走行を終えた。
スタートドライバーは石川。前回同様スタートドライバーが、2スティント連続で走行をする予定だ。パレードラップが久しぶりに行われ、フォーメーションラップは予定より1周多く行われ、100LAP予定が99LAPで行われることになった。
1周目の1コーナーで1台をかわし、タイヤの暖まりは良い様だ。2周目に96号車RCFをかわし7番手、3周目には18号車NSXも抜き去り6番手に。マシンの調子も良いようで、前を行く60号車GRSupraを追いかける。徐々に前との差を詰めていき、14周目に5番手に。前を行くのは僚友の10号車。周回毎に少しずつ差を縮めていたが、1回目のピット作業を終えたバックマーカーに阻まれ、縮まった差が再び離される。27周目からは10号車、11号車と12で周回を重ねる。徐々にラップタイムが落ち始めた37周目に1回目のピット作業が行われ、タイヤ交換と給油を行い、石川が2スティント目に入る。前車が1回目のピット作業終了組で、50周目に5番手になる。石川も順調に周回を重ね、61周目に最後の給油とタイヤ交換、安田と交代するためにピットへ。淡々と作業をこなし、安田を送り出す。4号車AMGに続いて実質の2番手でコースへ復帰。前を走る4号車との差は約10秒。
後方からはベストを更新しながら追い上げてくる61号車BRZが、77周目に4号車がバーストのため戦線離脱。ここから61号車との一騎打ちが始まる。明らかに速い61号車をどうやって押さえるか。最終コーナー立ち上がりの蹴り出しは11号車が速いが、その前のセクター3は、61号車が速い。接触しないギリギリの攻防を2台が繰り広げ、場内の盛り上がりは最高潮に。しかしGRSUPRAコーナで先行を許すとそこからは逆転することは叶わず、91周目に2番手でチェッカーを受けた。
藤井一三監督コメント
今シーズン初の2位表彰台、本当は1位が良かったのですが面白いレースをお見せ出来たのではないでしょうか?ここまで11号車はセットアップに苦労して来ましたがもう大丈夫です。相変わらずBOPには苦労させられますが、いつもの速さを取り戻しました。次回鈴鹿レースは10号車と優勝争いをするつもりです。応援を頂きましてありがとうございました。
安田裕信選手コメント
前回富士は僕がダブルスティントをいったので、今回は京侍にダブルスティント行って貰いました。良い仕事してくれました。京侍の頑張りを最終スティントでは応えたかったのですが、SUBARUのペースがめちゃ速くて、結構押さえてたのですが、あれ以上するとクリーンなレースじゃないし、正々堂々と戦って負けたって感じですね。土曜日からエンジンが壊れたりとかのトラブルがあって、スタッフのみんなも頑張ってくれてたんで、勝ちたかったのですが力不足でした。また勝てるように頑張ります。
石川京侍選手コメント
レースが始まるまでどんなペースで走れるかわからなかったのですが、走ってみたらペースは良く、10号車のペースも良く、2台で表彰台も狙えるかと思ってましたが、残念ながら10号車が止まっちゃたと無線が入ったので、その分も頑張らないとと思ってました。僕は頑張りました。