2022年5月28日(土曜日)
公式練習(P16)9:25~11:00
天候:晴 コース:ドライ 気温/路面温度:開始26度/36度 終了28度/38度
初夏を思わせる陽気の中、SUPERGT第3戦鈴鹿ラウンドは開催された。コロナ禍の規制もほぼ解かれ、グランドスタンドの客席も、全席が発売されている。ここ鈴鹿は、GAINERの本拠地であり、例年通りサポーターシートを設置している。熱望する2台そろっての表彰台を目指し、練習走行は開始された。
走行は石川京侍から。走り出しからハンドリングに違和感を訴える。その後安田裕信交代し、安田もハンドリングの違和感を訴える。簡易なチェックをするも、時間が限られている事もありマシンセットを進めて行くが、全てのコーナーでのオーバーステアが出ている事から、車高・リアウイングの調整を行う。タイヤのグリップ感にも問題はなく落ちもかなり少ない。走行後にマシンの全体チェックを行うことを決め、このセッションは16番手で走行を終えた。

2022年5月28日(土曜日)
公式予選Q1 14:45~14:55 Q2 15:38~15:48(Q1グループA:P6 / Q2:P8)
天候:晴 コース:ドライ 気温/路面温度:Q1開始時28度/44度 Q2開始時28度/38度
午後からも気温はあがり、30度に届きそうな気温の中予選は開始された。11号車のQ1はA組でスタート。アタック担当は石川。開始と同時にマシンチェックも兼ねてコースへ。ハンドリングの違和感は改善され、計測1周目からトップに名前が掲示される。2周目も1’57.778でトップタイム。ベストタイムはこの周となり、その後他車にタイムを更新されるが、6番手でQ2の安田に繋ぐことが出来た。
Q2を担当するのは安田。約2分ピットで待機しアタックを開始する。計測1周目に5番手、2周目には1’57778のタイムでも5番手。Q1でのアンダーステア対策のセット変更が効き過ぎ、このタイムを更新する事が出来ず、このセッションは最終的に10番手で終えたが、療友の10号車のポールポジションからの再車検不通過の為、タイム抹消と2番手の4輪脱輪によるタイム抹消により、明日のグリッドは8番手からのスタートとなった。


安田裕信選手コメント
皆様応援ありがとうございます。Q1を京侍がしっかりと通ってくれて、Q2走ることが出来ました。フリー走行の朝からトラブルもあって、バタバタしてましてしっくりくる状況ではない予選だったので、自分では納得出来る状況ではなかったのですが、8番手からのスタートですし、精一杯頑張りたいと思います。応援よろしくお願いいたします。
石川京侍選手コメント
前回もそうだったのですが、フリー走行の状態を考えると、予選は良かったと思います。フリー走行のちょっとしたトラブルも、エンジニアが見つけてくれ、メカニックに直して貰いました。セットもばっちり嵌まったので、Q1はなんとか通過することが出来ました。
2022年5月29日(日曜日)
決勝(DNF)
天候:晴 コース:ドライ 気温/路面温度:開始時30度/50度 終了時31度/38度
今日も朝から日差しがあり、レース開始前のウォームアップ走行時ではすでに30度を超え、路面温度も50度に到達していた。ウォームアップ走行は、安田からスタート。計測4周でピットへ戻り、石川と交代予定だったが、20号車GR86がデグナーカーブ立ち上がりで単独スピンし大きくクラッシュ。ガードレールも破損したため、この時点で赤旗中断しウォームアップ走行は終了してしまった。

スタートドライバーは安田。2周のフォーメーションラップの後スタートを切る。抜群のスタートで、いつものように1周目で1台をかわして7番手に浮上する。前車5号車MC86を追いかける。
10周目に87号車HuracanがタイヤのバーストでSCが導入され6番手に。ピットレーンオープンとなり、ピットに入りタイヤ交換のみを行うチームも。14周目にレース再開。後方から88号車Huracanが迫り、15周目の裏ストレートでかわされてしまう。その後19周目頃からルーティーンのピットが始まる。23周目に11号車もピットへ。石川と交代後、30周目には9番手、33周目にには8番手までポジションをあげる。石川のペースも良く、ここからポジションを上げていこうとした矢先の34周目のS字カーブで左後輪が脱輪しコースオフ。スタックし脱出不可能となり、そのままコースサイドにマシンを止めレース終了となってしまった。
残念ではありますが、まだまだサクセスウエイトが軽い状態のマシンではあるので、第4戦富士では表彰台に立つべく悪い部分を洗い出し、全力で向かいます。引き続き応援よろしくお願いいたします。

藤井一三監督コメント
公式練習ではステアリング系の違和感で満足にセットアップ出来ず、一抹の不安を抱えたまま迎えた予選、Q1、Q2、石川、安田の両選手共キッチリ仕事をこなしてくれました。決勝レースも徐々にポジションをアップしていくものの度々のFCYとSCが流れを切るような形になってしまいました。それでも頑張ってくれていたのですが、トラブルでコースサイドに停止、リタイヤ。満足出来る成績とはなりませんでした。この後は少し時間が空いて中盤戦に入ります。いつもの11号車らしい速さをお見せ出来る様に頑張ります。応援を頂きましてありがとうございました。
安田裕信選手コメント
皆様応援ありがとうございます。スタートして1台抜いて、その後も前に必死で食らいついていって、何台かパス出来ました。ピット後、京侍が良いペースで走っていましたが、タイヤが外れるトラブルが発生し、リタイヤとなってしまいました。あのまま走行できていれば良いポジションでチェッカーを受けられてたと思うので悔しいですね。今週は走り出しから流れが悪かったので、次戦は仕切り直して2人で頑張ります。
石川京侍選手コメント
今回鈴鹿ということで、GAINERファンシートをお買い求め頂いた皆様応援ありがとうございました。安田さんもスタートから良いペースで、繋いでくれて、僕も良いペースで走れてたので表彰台争いは出来てたんじゃないかとは思うのですが、途中違和感を感じてたら、タイヤが取れてしまいました。ただ車もぶつからず止めることが出来ましたのでそこは良かったと思います。次戦は8月ですが、ウエイトも軽いので、次戦こそは優勝目指して頑張ります。
