2021年11月27日(土曜日)
公式練習(P18)9:00~10:35
天候:晴 コース:ドライ 気温/路面温度:開始9度/13度
今年も最終戦は2年連続富士スピードウェイで開催された。富士山は雪をまとい、予選日も決勝日もきれいに見え、SUPERGT最終戦でラストランを迎える10号車の星野一樹を祝福してくれている様です。空もほぼ雲が見えず快晴の中、今年最後のレースが幕を開けた。
今回も前回に引き続きBOP(バランスオブパフォーマンス)のまま、ブースト圧が下げられた厳しい戦いになることが予想された。走り出しは平中克幸から。ハードタイヤでも暖まりは良いようだが、まだまだ路面が出来ていないので、セットアップを進める事が出来ない。一度安田裕信と代わり、現時点のタイヤ評価をしてもらう。100Rのアンダーステアが結構酷いようで、再び平中と交代し、セットアップを続ける。走り出しからの路面状況が変わると今度はグリップ感が感じられなくなる。進入でのオーバーステアやアンダーステアもでている。リアの足回りなども調整するが、なかなか思うようなタイムも出せず、このセッションは18番手で終えた。
2021年11月27日(土曜日)
公式予選Q1 14:30~14:40(Q1グループA:P12) グリッドP24
天候:晴 コース:ドライ 気温/路面温度:Q1開始時10度/13度
今回の最終戦は、全車ノーウエイトの開幕戦と同じ状態での予選スタートとなる。Q1担当するのは平中。実は平中も今期でGAINERを卒業していく為、GAINERでアタックする最後のQ1となる。今回は開始と同時にコースへ。1周目に、6番手、2周目に5番手、3周目には9番手と、予選に為に考えた作戦が裏目に出てしまった状態で、5周目に出した01‘36.371のタイムがベストなったが、結局12番手でQ2にjは進むことが出来なかった。明日の決勝は24番手からになる。
平中克幸選手コメント
いつも応援ありがとうございます、今回はQ1を担当したんですが、かなり厳しい結果となってしまって、過去ワーストぐらいですね。フリー走行から、セッティングも、タイヤ選択もこのままじゃいけないってことで、ギャンブル的な要素がある予選だったんです。それがうまく機能しなかったですね。明日の最終戦はしっかりと追い上げるレースが、僕達の得意とするレースだと思うので、しっかりとそこを意識して、表彰台目指して全力で走りたいと思います。よろしくお願いします。
安田裕信選手コメント
皆さんいつも応援ありがとうございます。Q1は本当に他の車が速すぎます。本当に僕たち苦しいです。本当に納得いかないぐらい周りが速すぎます。でもそんな中、平中選手が頑張ってくれたんす。明日の後半に向けてのタイヤ選択をしてるんで、明日はアグレッシブにいこうかなと思ってます。最後笑って終われるように頑張ります。
2021年11月28日(日曜日)
決勝(P8)13:05~
天候:晴 コース:ドライ 気温/路面温度:開始時13度/23度 終了時11度/18度
昨日の予選日同様、富士山はきれいに見え、風が若干冷たいものの、雲一つ無い快晴の中決勝レースは開始された。決勝前のウォームアップは、安田からスタート。決勝に向けて最後の確認を行う。ほぼOUTINで平中と交代。このセッションは12番手で走行を終えた。
スタートドライバーは安田。2周のフォーメーションラップの後スタートが切られる。
1周目に4台をかわして20番手に。3周目には、34号車NSX、31号車PRIUSの2台をかわして18番手にパス。安田の激走は止まらない。4周目に96号車RCFを、6周目に7号車BMWと87号車HURACANの接触によりSCになる。
12 周目にリスタートとなりレースが再開。前を行く21号車を追いかける。1.2秒あった差も翌周には0.2差まで詰め、14周目に13番手まで浮上する。17周目頃からルーティーンのピット作業を始めるマシンも現れ、29周目にバックマーカーや500クラスと絡み始める29周目に平中と代わるためにピットへ。
平中を送り出し、平中もタイヤが暖まるとラップタイムもトップ5に入る勢いだ。全車がピット作業を終えた時点で12番手に。ポイント圏内まであと2つ。前車9号車との差は10秒近くあったが、周毎に差を詰めていく。52周目に52号車SUPRAがバーストし、9号車もかわし9番手に。88号車車HURACANもバーストし戦線離脱し、8番手に。そのまま61周目チェッカーを受けた。
藤井一三監督コメント
性能調整で僅かに残っていたチャンピオンの可能性も予選で潰え、決勝を頑張るのみとなりました。予選のポジション、厳しい性能調整を考えると素晴らしい追い上げを見せてくれたと思います。結果、今シーズンは優勝には手が届きませんでしたが無事にシーズンを戦い抜きました。一年間応援を頂きました皆様に感謝申し上げます。ありがとうございました。
平中克幸選手コメント
予選が全然駄目で、24番手からのスタートだったので、それでも何とかポイントだけはしっかりとって終わりたいっていう気持ちがすごく強かったので、しっかりと僕らチームの力を合わせて、8位まで挽回できたことはすごく嬉しいです。できる限りのことはできたかなと。ただ、チャンピオンシップはすごい悔しい気持ちはあるんですけど、それでも後半シーズンGT-RのBOPが厳しい中で、何とか自分たちの仕事はしっかりとできたかな。1年間そして今まで応援本当にありがとうございました。
安田裕信選手コメント
皆さんいつも応援ありがとうございます。予選はいろいろ作戦も裏目に出てしまって最後尾ぐらいのスタートだったんですけど、決勝は平中選手と僕で打ち合わせしてて、いける自信があったので、スタートからガンガン行けました。1台ずつ抜いて、1回接触があったときに遅れちゃったんすけど、最後、平中選手が順位を上げてくれて、8位で喜ぶ順位じゃないんですけど、僕たちの実力は出し切ったかなと。本当に1年間ありがとうございました。