【レポート】2021 SUPER GT RD.7 MOTEGI 10号車 GAINER TANAX WITH IMPUL GT-R

【レポート】2021 SUPER GT RD.7 MOTEGI 10号車 GAINER TANAX WITH IMPUL GT-R

2021年11月6日(土曜日)
公式練習(P23)9:25~11:10
天候:晴 コース:ドライ 気温/路面温度:開始13度/22度 終了時26度/31度

今年も残り2戦となり、今回はサクセスウエイトも半分となる。もてぎの空は秋晴れの快晴。11月とは思えないほどの暖かさではあるが、風はやはり冷たい。星野一樹にとってもSUPERGTで走るのは残り2戦。悔いの無い走りでファンの人たちにも熱い走りを魅せたい。

今回また、BOP(バランスオブパフォーマンスに変更があり、ブースト圧が下げられ、かなり厳しい戦いになることが予想された。星野一樹から走り初め、タイヤのグリップ感もあり、タイムも悪くない。しかし、徐々に路面が出来はじめ、アンダー傾向に。その後石川京侍と交代。石川のコメントは、オーバーにもなってアンダーにもなるという。リアの足回り等を調整し走行を続けるが、このセッションは星野が走り始めに計測した、01‘47.648がベスト。23番手で走行を終えた。

2021年11月6日(土曜日)
公式予選Q1 14:38~14:46(Q1グループB:P5) 公式予選Q2 15:13~15:23(P10)
天候:晴 コース:ドライ 気温/路面温度:Q1開始時18度/29度 Q2開始時17度/26度

前回オートポリスより若干気温が高く路面温度も上がっている。それでも吹く風は冷たく晩秋を感じる。Q1担当は石川。1分30秒ほどピットで待機しコースへ。計測1周目に8番手、2周目に次周にアタックをかけるために前車との間をとりながらの12番手。3周目にベストの01‘46.547のタイムを計測し3番手に。その後タイムを更新したマシンもおり、5番手でQ2に駒を進めた。

Q2は星野が担当する。石川と同じく1分30秒待機してコースへ。計測1周目に6番手、2周目にベストタイムの01‘46.531で2番手。しかしラストアタックを最終周に仕掛けてくるマシンは多く、翌周には9番手。最終的には明日にグリッドは10番手に決まった。

星野一樹選手コメント
フリー走行は残り2回ってことで気合入れて臨んだんですけど、順位が余り芳しくなくて、暗い中、京侍がすごい走りでQ1通過してくれて、また緊張高まったんですけど、でももう本当にあと2回だし、気持ちよくいこうと思ってアタックしました。久しぶりにまともな予選ができたんで、少しほっとしたけど、でもやっぱりここまで来ると欲が出て、もうちょっとこうすればよかったなって考えてました。でもまだ予選なんで、明日決勝はもっと大量得点できるように、いろいろ見直して、完璧な作戦考えてもらって、明日は京侍と、表彰台登れるように頑張りたいと思います。

石川京侍選手コメント
フリー走行は、23番と非常にやばい展開でしたが、なんとか車のフィーリングもセットアップ改善していって、良くなって無事にQ1を通ることができましたが、なかなか緊張しました。

2021年11月7日(日曜日)
決勝(P10)13:35~
天候:晴 コース:ドライ 気温/路面温度:開始時13度/21度 終了時13度/18度

昨日の予選日同様、暖かな秋晴れに恵まれたツインリンクもてぎ。13時丁度にフォーメーションラップが開始された。この決勝前に行われた20分間のウォームアップ走行で、3台が絡む接触事故がありFCYが導入される場面もあったが、全車グリッドについた。

スタートドライバーは星野。無事にスタートし、1周目のコントロールタワーを通過したときには9番手と1つポジションをあげる。前を走る56号車GTRを追いかける。

6周目のポールポジションのマシンがエンジントラブルで戦線離脱し、8番手。しかし、後方から勢いのある9号車FERRARIに17周目、35号車に20周目にかわされてしまう。今回この2台は予選から速く、次元の違う走りをしていた。この辺りから徐々にルーティーンのピットが始まり、10号車は25周目にピットへ戻り、石川と交代する。ピットに入る前は9番手。ピット終わりでは16番手。

35周目時点のピット終了の中では9番手のまま。タイヤ2本交換、無交換組が数台いて、全車両がピット作業を終えた40周目では11番手と、ポイント圏外に追いやられてしまっていた。前車52号車SUPRAとは6秒以内で、ペースもほぼ変わらないため詰めることが出来ない。そんな中9号車がバーストし10番手に。しかし、前車をパスすることは出来ず、10番手でレースを終えた。

藤井一三監督コメント
性能調整で足かせを付けられた様な状況でのレースとなりましたが、公式練習、公式予選と順調に進みQ2進出。決勝は10番手からのスタート。レースは前半FCYが導入されるなど少し荒れたがほぼ予定通りのタイミングでドライバー交代&タイヤ交換、ガソリン補給。その後もミスなく順調にレースを進めたのですが、タイヤ無交換のチームに先を越されてしまいました。結果は10位。貴重なポイントはゲット出来ました。残るは最終戦富士、何としても表彰台を取りに行きます。応援頂きましてありがとうございました。

星野一樹選手コメント
今大会も沢山の応援ありがとうございました。なんとか予選10位から表彰台目指してスタートしたのですが、スタート時に1台パスしてからは、前について行くことが必死の状態で、なすすべ無くでした。後半の京侍にはちょっと違うタイヤで、追い上げてもらおうと思ってたんですけども、やっぱりそれもうまくいかなかったですね。京侍もしっかりロングスティントを走ってくれて、10位でポイントを取れたのは良かったんですけども、もう少し上狙っていたんで悔しいです。残り本当に1戦になりましたけど、富士ではなんとか表彰台に登りたいと思います。ありがとうございました。

石川京侍選手コメント
一樹さんも結構追い上げてくれてる中で、無交換組があったといえども、やっぱり順位を落としてしまいましたし、タイヤとかもマッチングしなかったですね。もうできる限りのことはやったかな?為す術なしっていう感じでした。前後もともに差は開いていたし、もうあと次残り1戦なんで、しっかりミーティングして、上位走れるように頑張りたいと思います。応援ありがとうございました。