2021年9月11日(土曜日)
公式練習(P12)9:20~11:05
天候:曇 コース:ドライ 気温/路面温度:開始21度/23度
非常事態宣言が全国各地で発令され、SUPERGTでも、PCR検査、抗原検査を行いパドックには検査を受けていない人の入場も許さず、なおかつ一般客との規制もかなり厳しく行い、新型コロナ感染の予防策を徹底している中、第5戦は2年ぶりとなるスポーツランド菅生で開催された。
レースウィークの7日火曜日に星野一樹から、本年度をもってSUPERGTレースから引退すると発表された。残り4戦、チームとして星野の有終の美を飾るべく、やれることをやり全力で勝ちに行きます。
早朝に降っていた雨と、走行時間少し前に、小雨がパラついたが、路面はほぼドライ。走り出しは星野一樹から。まだまだ路面が出来ていない状況で、若干のオーバーステア気味。そのまま周回を重ねリアの足回りなどを調整。石川京侍と交代。続いてフロントの足回りも調整し、オーバーステアも若干良い方向に進む。300クラス占有走行で最終チェックを行い、このセッションは12番手で走行を終えた。

2021年9月11日(土曜日)
公式予選Q1 14:30~14:40(Q1グループB:P4) 公式予選Q2 15:23~15:33(Q2:P11)
天候:曇 コース:ドライ 気温/路面温度:Q1開始時27度/31度 Q2開始時27度/32度
朝からの曇り空はそのままに、気温も少し上がった程度。風もあり秋の気配を感じる予選日となった。Q1を担当するのは石川。B組を走行する。約2分ピットで待機してからアタックに入る。計測1周目で2番手、2周目でトップに名前を掲示。3周目にベストタイムの01‘18.274をマークし、2番手。ラストアタックはベストタイムを更新する事は無かったが、4番手でQ2に駒を進めた。
Q2は星野が担当する。今回の予選ももちろんだが、残り4回の予選も全開魂でアタックする。タイヤのウォームアップはかなり良さそうで計測1周まではトップ。2周目は4番手。3周目に01‘18.521を計測するも5番手に。予選時間2分を切り、他車がタイムタップをしてくる。やはり3周目がベストアタックになり、明日は11番手からのスタートが決まった。

星野一樹選手コメント
SGTを引退する発表した後のレースってことで、沢山の関係者の方に声かけていただいたりとか、SNSにもコメントをもらったりとか、本当にありがとうざいました。予選は11番手で正直悔しいです。もっといけたんじゃないかとか、考える中で、でもこれが今の自分の実力なんだなと。それで、もうこっからまたいろんな作戦も含めて、もちろんドライビングも含めて修正できるとことか修正して、明日の決勝ではまだまだ僕は諦めずに挽回できると思ってます。京侍とチームと、いつも同じコメントになってしまいますけども、ポイント目指して表彰台を目指して、菅生は勝つ!と言って臨んだ予選は11番手になってしまいましたけど、でも何が起こるかわからないんで、とにかくもう残り4戦は常に優勝を目指して頑張ると言わせてもらいます。明日頑張ります。応援よろしくお願いします。
石川京侍選手コメント
走り出しから実は感触はあんまりよくなくて、それに周りが結構速かったので、Q1担当になったんですけど、ちょっと正直一番今年の中で緊張してました。カメラの数も多かったので、それにQ1行く前に一樹さんがボソッとあと4回かぁって言ったんですけど、僕が落ちたら3回になっちゃうので、ちょっとこれはやばいなと思って、でもいい感じでプレッシャー感じれて、Q1突破することできてよかったです。
2021年9月12日(日曜日)
決勝(P26)13:35~
天候:晴 コース:ドライ 気温/路面温度:開始時29度/45度 終了時26度/38度
昨日と変わって気温はあがり、残暑を思わせる日差しがサーキットに降り注いだ。決勝前のウォームアップ走行では、弱オーバーステアな感じとのコメントが入る。しかしタイヤのフィーリングは悪くなく、イメージとしても走行する毎に良くなる感じを受け、決勝レースは期待が持てた。2周のフォーメンションラップの予定が、隊列が整わず3周のフォーメーションとなり、決勝レース周回数が1周減周されることに。

スタートドライバーは星野。スタートして2台にかわされるが、1台を抜かし13番手でコントロールタワーを通過。スタートすぐはなかなかペースをつかめていない様子の星野だったが、1分22秒台前半を安定して走行。後方から来るストレートの速い7号車BMWを押さえながら周回を重ねる。しかし徐々にタイヤのピックアップが酷くなり、ペースを上げられない。なんとか踏ん張っていたが、32周目に左リアタイヤがブロー。この時点で数台に抜かれピットへ。悪いことは重なり、タイヤ交換でナットが外れなくなりタイムロス。石川がコースに出たときはすでに2周遅れの最後尾のポジションになっていました。
石川は淡々と周回を重ね、44周目の最終コーナーで500クラスの車両に火災が発生して、すぐにSC(セーフティーカーが導入される。これにより前車との差も無くなり、52周目にリスタートとなる。54周目に48号車をかわし27番手。63周目に1台が失格となり26番手。石川のラップタイムは1分20秒台を連発し、ベストラップも2番目の1分20秒517と次戦に繋がるタイムを計測していた。
藤井一三監督コメント
SGTレースからの卒業を表明した星野一樹選手。彼の為にもと万全の体制で臨んだのですが、タイヤバースト、タイヤ交換時のトラブルと大変なレースになってしまいました。そんな辛いレースでも星野、石川、両選手共最後まで頑張ってくれました。次のオートポリス、挽回しに行きます。応援頂きましてありがとうございました。
星野一樹選手コメント
11番手からスタートしてちょっと前を追いたかったんですけど、なかなかペース上げられなくって、でもその12、3ぐらいのとこでずっと走ってはいたんですけど、途中でGT500車両とちょっと接触はしてないんですけどちょっと絡んだときにあのタイヤカス拾っちゃって最終コーナーで最悪コースアウトしかけたんすけど何とか生き残れて、京侍に後半頑張ってもらおうと思ったんですけど入ろうと思った2周ぐらい前にバーストしてしまって、万事休すって感じでした。でも後半京侍がタイヤ変えていったらすごいペースも良かったし、今後に向けてセットアップも少し見つかった部分があるんで、もう本当次は、残り僕は個人的には残り3戦ですけども、必ず勝てるように、次必勝体制ですね、本当オートポリスで勝ちたいと思います。応援ありがとうございました。
石川京侍選手コメント
一樹さんがなんとか苦しいタイヤの中で帰ってきてくれたんですけど、ピット作業にもミスがあったりして、もう僕がコース復帰したときには、勝負圏外順位だったんです。それでも結構車のフィーリングはすごい良くて、次のオートポリスに向けて結構いい感触がつかめたので、次のオートポリスは何としてでも優勝します、応援よろしくお願いします。
