2021年8月21日(土曜日)
公式練習(P19) 9：00～10:40
天候：曇 コース：ドライ 気温/路面温度：開始26度/28度、終了29度/28度
5月末に行われる予定だった第3戦がコロナの影響で8月に延期になり、再び感染が拡大する中で鈴鹿ラウンドは開催された。連日雨が続いてる中、早朝にも雨が降っていたため、ウエット宣言が出され練習走行は開始された。走り出しは平中克幸から。
午後の予選も雨雲レーダーによると雨予報のため、ウエットタイヤでの走行が望ましいが、降りそうで降らない状況が続く。平中もOUTINで走行し、路面状況をみながらセットアップを進めていく。10時少し前に安田裕信と交代し、安田もセットの確認を行う。
サクセスウエイトによるアンダーステアに対してリアの足回りのセットチェンジを行い、セットアップを進める。このセッションは少し雨がパラついたものの、ウエットタイヤに履き着替える事も無く、19番手で走行を終えた。
2021年8月21日(土曜日)
公式予選Q1 14：48～14：58(Q1グループB：P9)
天候：晴 コース：ドライ 気温/路面温度：Q1開始時27度/31度
今年の8月は記録的な雨量の年になり、九州、中国地方での水害が後を絶たない。この日も不安定な天気の中、Q1がオンタイムで開始された。Q1を担当するのは安田。
雨予報の雨雲が、サーキットを避けるように流れ、サクセスウエイトの重い11号車に恵みの雨は味方には付いてくれなかった様だ。予選開始から2分経過してからコースへ。計測1周目に2番手、2周目に1’58．981のタイムで5番手となるが、やはり徐々にタイムを更新していく他車。
計測3周目にセクター1と4でベストを更新するが、トータルベストは更新出来ず、0.041秒足らずで、Q1は9番手でQ2に進めなかった。明日は17番手からのスタートが決まった。
平中克幸選手コメント
朝が調子悪くて、ただ雨が降れば絶対Q1通ると安田選手は言ってたんですけど、あいにくQ1落ちになってしまいましたが、でもドライだったのと、路面のミューが今回低くて、路温もかなり思ってたよりも低いし、気温も低いしで、グリップ感がすごく薄くて、それがやっぱり効きましたね。サクセスウエイトの辛さっていうかランキング上位勢はほとんどみんなQ1落ちしてしまいましたし、ただ明日はまた違うコンディションになると思うんで、しっかりと追い上げて、できるだけ多くのポイントを取って帰りたいと思います。応援よろしくお願いします。
安田裕信選手コメント
いつも応援ありがとうございます。今回ランキングもトップタイとなって、重い車で朝のフリー走行から苦戦しました。予選は自分の中では前回のポールよりもちょっと決まったかなってくらい行ったんですけど、タイムが足りずにチームの皆さん、本当に平中さんすいませんでした。でも明日は頑張って追い上げるので雨が降れば、ポール争いはできたんですけど、残念です。明日頑張ります。
2021年8月22日(日曜日)
決勝(P26)14：35～
天候：曇 コース：ドライ 気温/路面温度：開始時31度/43度 終了時29度/35度
昨日に比べて気温も路面温度もあがり、決勝レース前のウォームアップ走行時でも時折晴れ間も覗く天気になった。しかし天気予報ではレース開始頃と夕方に雨雲はやってくるとの予報もあり、荒れたレースが予想された。
ウォームアップでもGT300クラスの1台が、130Rでタイヤが外れクラッシュ。28台での決勝スタートとなった。この130Rでにクラッシュにより、これ以降のタイムスケジュールが10分遅れで進むことが決まる。スタートドライバーは安田。2周のウォームアップ走行の後スタートする。前2台、後ろ1台がGT-Rというラインナップ。
スタート早々のヘアピンで、後方の56号車GTRが無理してインに入り込み、左リアバンパーに接触し破損。バンパーが若干壊れたが、そのまま走行。前車48号車GT-Rと360号車GT-Rが接触しながらバトルを展開するが、サクセスウエイトが効いてるせいで、抜くことが出来ない。
4周目のシケインで500クラスのトップを走るマシンがブレーキトラブルでクラッシュ。火の手があがり、FCY(フルコースイエロー)からSCが9周に渡って導入される。SCが解除される1周前にピットレーンがオープンになり、タイヤ交換のみを行うマシンもあり、12周目にリスタートした時点で15番手に。しかし、14周目にノーウエイトの87号車にセクター2の部分でかわされ16番手に。
今回はミニマムの18周目にルーティーンのピット作業を行い、平中を送り出す。平中はこのNEWタイヤで約31周を走りきらなくてはならない。しかし今回は路面とタイヤとのマッチングが余り良くなく、ペースが思うように上げられず、35周を過ぎた辺りから、リアタイヤのグリップがなくなり、39周目にイレギュラーなピットを余儀なくされる。この時点でほぼ最後尾まで落ちたが、自己ベストも更新し、26番手でチェッカーを受けた。
次回菅生戦も75kgのサクセスウエイトを積むことになりますが、今回ランキング上位はほとんどがポイントを取れず、シリーズランキングも3位と同ポイントの4位になっております。後半戦も着実にポイントを取っていけるように、9月初めに行われるオートポリスでテストを行い、勝負していきたいと思っております。引き続き応援よろしくお願いします。
藤井一三監督コメント
コロナ渦の影響で真夏の鈴鹿にずれ込んだRd3鈴鹿大会。天候も不順で読めない。公式練習からマシンはまあまあのバランスながらタイム的には今一歩。ハンディウエイト75㎏がボディブローの様に影響を及ぼしているようである。この為もあり予選はQ2に進出出来ませんでした。
決勝レースもライバル達のスピードが速く、両選手共重たいマシンに鞭打ち頑張りました。無理をしたせいか最後にはタイヤを消耗してしまいました。次の菅生大会、気持ちを新たに勝負しに行きます。
応援頂きましてありがとうございました。
平中克幸選手コメント
かなりつらいレースになってしまいました。安田選手が早々に入ってきちゃって、残りの3１周を走ってこいって言われたんで頑張ったんですけど、ちょっとペースを上げることが出来ず、タイヤ交換も1回多く行ってしまったんで、順位的にもポイントももちろん取れなかったですね。ただ今回のレースを元に次のレースに向けてしっかりと挽回できるように、チームとDUNLOPさんと話し合って、次戦は必ず表彰台に戻れるようにしっかりと頑張っていきたいと思います。これからも応援よろしくお願いします。ありがとうございました。
安田裕信選手コメント
皆さん応援ありがとうございました。スタートして前につっかえたりでペースもあんまりあげられず、抜けるペースがなかったので、本当に乗ってて、すごいフラストレーションが溜まるレースでした。
でも、単純に速さがなかったので、次戦に向けてちゃんとしっかりミーティングとテストして、次のレースに2人で繋げたいと思います。応援ありがとうございました。
