2021年7月17(土曜日)
公式練習(P3) 9:20~11:05
天候:晴時々曇 コース:ドライ 気温/路面温度:開始26度/31度、終了29度/40度
5月末に行われる予定だった第3戦が8月に延期になり、第2戦富士から2ヶ月以上が経過して行われることになった第4戦茂木。本来なら第3戦だが,第4戦として開催される。
梅雨明けすぐの栃木県ツインリンクもてぎ。昨年はSCに翻弄された茂木戦となったが、今年からはフルコースイエローが導入されることになっており、どの車両にも不利益が出ないことを祈りたい。
走り出しは平中克幸から。OUTINでピットへ。路面状況を確認し少し待機をしてから走行を開始する。トラクションがないとのコメントで、内圧や車高の調整を行う。すぐに安田裕信選手と交代し、ロングランの確認を行う。
マシンバランス、予選セット、決勝セットを確認しながら走行を続ける。再度平中と交代し、セット確認。このセッションは、走り出しで平中が計測した1‘48.540のタイムで3番手で走行を終えた。
2021年7月17日(土曜日)
公式予選Q1 14:15~14:25(Q1グループA:P1) Q2 15:08~15:18(Q2:P1)
天候:晴 コース:ドライ 気温/路面温度:Q1開始時33度/45度 Q2開始時33度/44度
梅雨が明けると途端に灼熱の太陽が照りつけるサーキット。予想よりも遙かに蒸し暑く、マシンにもドライバーにも非常に厳しいレースウィークになりそうだ。
Q1を担当するのは平中。予選開始1分ほどピットで待機してからコースへ。計測1周目に5番手、2周目にベストタイムの1’48.334で暫定トップに。その後30秒間で平中のタイムを更新するマシンは無く、トップで安田にバトンを渡した。
Q2はオンタイムで始まった。安田も少し時間をおいてコースへ。計測1周目に7番手。アタック周では、セクター毎にトータルベストを更新。セクター4で若干ミスはあったものの、1’47.737でトップに。その後Q1と同じ様に、タイムを更新するマシンはなく、開幕戦以来のポールポジションを獲得した。
平中克幸選手コメント
皆さんいつも応援ありがとうございます。ポールポジションを獲れました。今回は茂木に臨むにあたって、チームとも話し合い、かなり攻めた作戦でいこうと決めました。車もそうですし、自分たちが出来ることをやって、何としても優勝を取りに行くんだという気持ちで臨んだ結果、Q1トップですしQ2では安田選手がすごくいいアタックしてくれて、それを実現してくれたので、本当に感謝してます。
安田裕信選手コメント
皆さんいつも応援ありがとうございます。暑い中、ポールを取れる自信は正直そこまではあまりなかったんですけど、走り出して、本当に取れる自信が出てきました。平中さんのQ1トップに、自分も良いプレッシャーを感じて挑めることができたんで、いい予選になって良かったです。
2021年7月18日(日曜日)
決勝(P2)13:10~
天候:晴 コース:ドライ 気温/路面温度:開始時33度/51度 終了時34度/49度
昨日に引き続き猛暑予報にサーキットに降り注ぐ日差しは肌を灼く暑さ。路面温度も51度と非常に高く,タイヤマネージメントが勝敗を分けそうだ。
20分のウォームアップ走行が始まる。まず安田から走行開始。昨日より足回りを変更しセット確認。決勝に向けてのセットチェンジは上々の様で、14分で平中と交代。平中のコメントも安田と同じで決勝のセットはこのままで行くことになった。
スタートドライバーは安田。2周のフォーメンションラップを消化しスタートが切られる。
安田のスタートは決まり、トップで1コーナーへ。安田は安定して周回を重ねていく。5周目までは1秒以内、5周目を過ぎた辺りから1秒以上、15周目には後方の244号車(SUPRA)を2秒離していく。20周目辺りからルーティーンのピットをするマシンが出始め、徐々にピット作業を終えたマシンと絡みはじめて、安田自身のペースで走行しにくくなってくる。予定より少し早めにはなったが、25周目に平中と交代するためにピットへ。
ピット作業も完璧に行い平中へハンドルを託す。ピットアウト時に4号車AMGに1秒ほど詰められるが、温まりの良いDUNLOPタイヤのおかげでパスされることもなく、差は徐々に開いていく。平中のペースも1分51秒前半を刻み、ピット作業を終えたマシンの中でトップをキープ。
37周目に35号車RCFから白煙が上がりコースサイドにストップ。このアクシデントのためにFCY(フルコースイエロー)が提示される。そこで最後までピット作業を遅らせていた2号車(MC)がピットイン。タイヤ無交換でコースに戻ってくると、無情にも速度80キロで制限されていた11号車の18秒前に入ってくる。39周目にFCYが解除されると、80kmからレーシングスピードになったことにより、12秒前に。
ラップタイムは明らかに平中の方が速く、周回毎に差を縮めてくる。後方から4号車をパスしてきた52号車SUPRAが、ベストタイムを更新しながら平中に迫ってくる。それまでタイヤを温存していた平中は、2号車を追いかけながら後方のマシンも押さえなくてはいけなくなる。立ち上がりとストレートスピードの速い2号車を、なかなか攻略出来ず、三つ巴の争いとなる。一つのミスが命取りとなりかねない状況の中、2番手をキープ。タイヤが厳しい中、そのまま2番手でチェッカーを受けることが出来た。
藤井一三監督コメント
予選では、平中、安田の両選手共最高のパフォーマンスを見せてくれ、Q1,Q2共トップでポールポジションを獲得。決勝レースもスタートから順調にトップを走行。ピット作業、ドライバー交代と完璧にレースをリードしていました。
しかし、FCYによる影響で2号車に先行されてしまい、平中選手の懸命なアタックもかなわず2位チェッカーとなりました。ドライバー、チームスタッフ共に我々の持っているものは完璧に出来たレースだっただけに残念です。負けずに次戦鈴鹿大会に臨みます。応援頂きましてありがとうございました。
平中克幸選手コメント
いつも応援ありがとうございます。本当に勝てるレースだったと思います。ただまたFCYで運悪く2号車に前に行かれてしまいました。この茂木は前でレースしないと、いくらラップタイムが速くてもあの抜きにくいサーキットでは厳しかったです。ただ何とかプッシュして抜けたらかっこいいなと思って走ってたんですけど、ちょっと無理でした。
最後は本当タイヤがきつくて、52号車に抜かれそうな場面もあったんですけど、そこは何とかお抑えることができて2位で終えることができました。ポイントランキングも上位トップに並び、上位ランクに入ることができました。次の鈴鹿は去年勝ってるんでしっかりとレースして優勝したいと思います。
安田裕信選手コメント
皆さん応援ありがとうございました。優勝できると思ったけどできませんでした。すいません。でも、チームもすごいいい仕事してくれて、僕たち2人も100%力を出し切っての2位なんで、これを受け止めて次のレースは勝てるように頑張りたいと思います。