【レポート】Rd.3 鈴鹿 11号車 GT-R NISMO|SUPER GT2019

【レポート】Rd.3 鈴鹿 11号車 GT-R NISMO|SUPER GT2019

2019年5月25日(土曜日)

公式練習 (P22)8:50~10:25

天候:晴 : コース:ドライ 気温/路面温度:開始25度/34度、終了28度/43度

公式予選(Q1 14:40~14::55 P11/Q2 15:25~15:35 P12)

天候:晴 : コース:ドライ 気温/路面温度: Q1開始時度28度/43度 Q2終了時28度/42度

 

前半戦最後の国内戦は三重県鈴鹿サーキットで行われた。朝から全国的に真夏を思わせる気温に鈴鹿サーキットも熱い 太陽が照りつける。真夏と違う点は、風が熱風ではなく涼風で、ピット中でも風が抜けると涼しく感じ日陰にいればまだ涼し く感じられた。

走り出しは平中克幸から。前戦の優勝によりウエイとハンディは40kgを積む。 走り出しからマシンバランスはアンダー気味で車高を何度か調整していく。1時間走行後安田と交代。

安田も2種類のタイ ヤを履き予選決勝に向けてセットアップを進める。しかし、マシンはオーバーにもアンダーにも成り、このセッションは22番手で走行を終えた。

 

午後からの予選はQ1を平中が担当 する。 3分間ピットで待機してからコースへ。

朝のフリー走行から考えると、Q1を突 破するには非常に厳しいと思われた。 しかしバランスを少し変えることによっ て、計測2周目のタイムが01‘58.837 で暫定7番手。この1分30秒後に9号 車がヘヤピンでコースオフ。赤旗中段 となる。

このままタイムアップは難しいと 判断し、再開後は走行せずに終了。 11番手でQ2に駒を進めることが出来た。 少し遅れての開始となったQ2を担当 するのは安田。1分間のウエイティング の後アタックを開始する。計測2周目 に01‘58.508で暫定9番手。3周目の セクター1でタイムアップしなかったので その周でピットへ戻ってくる。

明日の決勝レースは12番手からのグ リッドが決定した。

 

平中克幸ドライバーコメント

練習走行では22位とかなり苦戦が予想されていましたが、車のセットアップ変更で何とかQ1を突破して、そ の後のQ2でも12位でした。

決勝も予想外の暑さとハンデウェイト40kgがあり苦戦すると思いますが、最後ま で諦めず戦いたいと思います。

 

安田裕信ドライバーコメント

午前のフリーではQ1突破も厳しい状況でしたが、平中選手が赤旗もある大変な中、突破してくれました!12位スタートですが、きっちりチャンピオンシップに繋がるレースをしてポイントを持ち帰りたいと思います。
応援宜しくお願 い致します。

 

 

2019年5月26日(日曜日)

決勝 (P12)14:35〜

天候:晴/コース:ドライ 気温/路面温度:開始29度/38度、終盤28度/40度

 

決勝前のウォームアップ走行では安田からスタート。決勝に向けて最後のチェックを行う。約半分でピットシミュレーションを行 い平中と交代。このセッションは21番手で走行を終えた。

5月とは思えない暑さに見舞われた第3戦鈴鹿の決勝日。今年初の通常レーススタートで始まる。
三重県警察の白バイ6台、 パトカー3台の先導による1周のパレードラップからスタート。
そして1周のフォーメーションラップを経て、決勝レースの火蓋が切っ て落とされた。

 

スタートして順位は変わらず周回を重ねる。
3 台前を走るNo21AUDIが蓋をした形で9番手 以降が団子状態になる。安田は No88URACANとNo21のバトルを後方から静 観。10周目にNo88がNo21をかわすと、あっと いう間に離れていく。安田も巧みなブロックを 繰り返すNo21をなかなか攻略出来ずにいた。 そんな16周目の130Rコーナーでメカニカルトラ ブルによりコースオフしたNo23GT-Rにより SC(セーフティーカー)が導入される。

21周目 にリスタートされ、続々とルーティーンのピット 作業をする他車も多かったが、No11安田は そのままコースに留まり若干引っ張る作戦に。 25周目にピットへ戻り平中と交代する。
ほぼ全車がピットを終えた35周目には11番手に。

ピット作業をSC明けすぐに行っていた No56GT-Rが1.7秒前方に。
他社タイヤを履く数台のマシンがバーストやラップタイムをがく んと落とし2回目のピット作業を行っており、40周目には10番手に。その後8番手までポジ ションを上げるが、後方から迫ってきていた No21とのバトルによりリアタイヤが消耗。最終ラップの1コーナーでパスされ9番手に。
そのままチェッカーを受け貴重な2ポイントを獲 得した。

 

 

平中克幸ドライバーコメント

苦しい展開となった決勝でしたが、チーム力でなんとか9位フィニッシュの2ポイントを獲得する事が出来ました。
次戦は昨年も優勝した得意とするサーキットなのでそこでの巻き返しをしたいと思います。

応援ありがとうございました。

 

安田裕信ドライバーコメント

予選から非常に苦しいレースとなりました。
そんな中でポイントを獲れた事は大きいですし、前向きにタイに挑みます。
ランキングも3位なので、何とかタイで優勝争いをしてランキングトップになれるように頑張ります!

暑い中、本当に沢山の応援ありがとうございました。

藤井一三監督コメント

あまり得意とは言えない鈴鹿サーキットでの第3戦。
ハンディウエイトも40Kとマシンには辛い条件でしたが、平中、安田両ドライバーが上手に走ってくれて2ポイントゲットすることが出来ました。
次のタイレースは、昨年優勝して いるサーキットです。きっと良いレースをお見せできると思います。
応援ありがとうございました。