【レポート】Rd.7 SUGO 11号車 GT-R NISMO|SUPER GT2019

【レポート】Rd.7 SUGO 11号車 GT-R NISMO|SUPER GT2019

2019年9月21日(土曜日)

公式練習 (P20)9:00〜10:35

天候:曇 : コース:ドライ 気温/路面温度:開始16度/21度、終了20度/24度

公式予選(Q1 グループA14:00~14::10 P9 総合P17)

天候:曇 : コース:ドライ 気温/路面温度: Q1開始時19度/25度

 

SUPERGTも残り2戦となり、シリーズチャンピオンの生き残りをかけた戦いが始まる。
前戦のオートポリス戦では決勝中の雨に翻弄され、ポイント獲得には至らなかった。
今週末の天気予報でも決勝日は雨予報で、荒れたレース展開が予想された。
まず平中克幸からフリー走行がスタート。予想に反して低い気温、路面温度によりグリップ感が低く、タイムアップに繋がらない。
安田裕信に変わり、車高、リアの足回りを調整するが思うようなマシンバランスにならない。
あっという間に1時間35分の走行が 終わった。

予選1回目安田が担当する。
ここ菅生では、GT300クラス の予選1回目は2グループに 分かれて行われる。
11号車 はAグループを走行する。 いつものように少し時間を置 いてからコースへ。

計測1周目ではとりあえず トップタイムを計測。 予選時間は10分間と通常 のQ1よりも短めとなる。 残り3分30秒の時点で3番 手。しかしどんどんとタイムを 上げていくライバル達。
ラスト30秒でQ2進出の8番手から 陥落。 9番手で予選1回目を終え、 Q1のトップタイムがQ2のトップタイムを上回っていたため、 明日は17番手からのスター トが決まった。

 

平中克幸ドライバーコメント
今回の予選は朝のフリー走行から路面コンディションの変化でかなり苦戦してしまいましたが、決勝ではウエット路面が予想 されるので、しっかりと追い上げて表彰台目指してミス無くレースをしたいと思います。

安田裕信ドライバーコメント
オートポリスに引き続き今回の予選も全然駄目でした。明日は雨予報なので、雨は今年優勝しているので、得意の雨で優 勝目指したいと思います。
応援よろしくお願いいたします。

 

 

2019年9月22日(日曜日)
決勝 (P22)14:05〜

天候:雨/コース:ウエット 気温/路面温度:開始19度/22度、終盤18度/20度

決勝のスタートが切られる時間の天気予報は雨。午前は曇天だったが、12時25分からのウォームアップ走行後から細かい雨が降り始める。
しかし空にはまだ黒い雨雲ではなく、雲の切れ間も見える状況だった。
フォーメーション開始10分前くらいから徐々に雨粒もわかるようになるが、11号車は小康状態になると判断。ちょい濡れスリッ クが強いDUNLOPタイヤを味方に付け、スリックタイヤでスタートする。

フォーメーションラップが開始される頃には、路面 も完全なウエット。
SPコーナー辺りでも雨は酷く なり始め、SCスタートが決まる。 3周目にレースがスタートした。
ウエット路面の中、 安田はすぐに15番手までポジションを上げる。ス タートして2周目には13番手、4周目には12番 手までポジションを上げる。

しかし雨は激しくなる一方で、9周目にウェットタ イヤに交換するためにピットへ。
これによりトップと1周差の周回遅れとなってしまう。 コースに戻ってから安田のペースは悪くなく、一時 は誰よりも速いラップを刻んでいた。
雨の状況は刻一刻と変化し、17周を過ぎた頃 には小康状態に。路面状況の判断はドライバー に任せる状況に。20周目頃からは再び雨が降り 始め、ルーティンのタイヤ選択を悩ませる。
19番手までポジションを下げていたが、30周目にピット 作業を行う前周は16番手まで復帰していた。

雨は酷くならないと読み、ウエットのハードタイヤを選択。平中を送り出す。しかしその後雨は止むどころか激しさを増し、全くグリップ感のないタイヤではどうしようもなく48周目にウエットのソフトタイ ヤに履き替えるために再びピットへ。ほぼ最後尾 まで落ちてしまう。
その後平中のペースは悪くな かったが時既に遅く、22番手で75周の周回を終えた。

 

平中克幸ドライバーコメント
前戦に続き荒れたコンディションでのレースになりました。
そんな中でもしっかりと自分たちの仕事をして優勝目指して頑 張ったのですが、今回も作戦がなかなか上手くいかず、下位に沈んでしまいました。
ただ決勝中のラップは悪くなかったで すし、トップのマシンと遜色ないタイムでラップを刻むことが出来ている時もありましたので、しっかりと今回のことを反省して最終戦に臨みたいと思います。
応援ありがとうございました

 

安田裕信ドライバーコメント
雨のレースでは凄い自信があったのですが、雨が酷くなり、スリックタイヤでスタートしたことによって権利を失ってしまいました。
スリックでスタートしましたが、順位は上げられてたので選択は間違って無かったと思います。
ただその後の雨量は予想外で結果に繋がりま せんでした。
昨年の最終戦予選ではQ1でトップタイムを出しているので、表彰台、2勝目指して頑張ります。

藤井一三監督コメント
完全に私の判断ミスです。ドライタイヤでスタートしましたが、雨が強くなり、ドライバーには辛い戦いを強いてしまいました。 最後までで諦めずポイントゲットを目指してくれたドライバーに申し訳ない思いです。 残すは最終戦のみです。鬱憤を晴らすような戦いをご覧いただけるよう頑張ります。
応援ありがとうございました。