2019年5月3日(金曜日)
公式練習 (P21)
天候:雨~曇 : ドライ 気温/路面温度:開始20度/29度、終了24度/37度
公式予選 (Q1:P9/Q2:P14)
天候:晴 : コース:ドライ 気温/路面温度: Q1開始時度22度/36度 Q2開始時21度/33度
例年第2戦富士大会はゴールデンウィーク中の開催で、今年は10連休ということもあり富士スピードウェイには朝からとても 多くのファンが詰めかけた。 前回の開幕戦では、不運なクラッシュによりリタイヤになり、翌週の鈴鹿のメーカーテストにはメカニックのがんばりで修理を間 に合わせテストも行った。
今回はリベンジを全員で誓っていた。 走り始めは星野一樹から。3月末の公式テストの時の好調子から一変グリップ感が低くアクセルを踏んでいけない。セクター 3もリアが滑り思ったようにタイムアップしない。リアサスペンションとリアウイングを調整しセットを進める。残り20分で石川京侍 と交代しマシンバランスを確認。サーキットサファリではフロントスタビを調整し午前中のセッションは21番手で終えた。
午後からの予選はQ1を星野が担当する。
4分ピットで待機してからコースへ。計測4 周目で01‘37.153のタイムを出し5番手に。 しかし残り1分10秒ぐらいの間にタイムを 更新され、10番手でQ2に駒を進めた。 Q2を担当するのは石川。 Q1で星野が履いたタイヤと若干タイプの 違うタイヤを履いてのアタックになる。
1分間のウエイティングを行ってからアタックに入る。 思ったより路面温度も気温も低く、タイヤ の暖まりが悪い。思うようにタイムが伸び ていかない。何とか5周目に01‘37.412の タイムを出すが15番手と思ったようなポジ ションで終わることが出来なかった。 その後4輪脱輪のマシンがあり、1つ繰り上がって14番手で明日の決勝レースを迎えることになった。
星野一樹ドライバーコメント
自分たちのタイヤチョイスの失敗もあって、順調では無い予選でした。特に京侍のQ2では厳しいコンディションになって辛い思いを したと思います。まだまだ練習からのロングランのペースも良かったので、レースでは追い上げられると思いますので、チームと京侍と 力を合わせて、レースも長いですし諦めずに頑張って尐しでも多くのポイントを獲得目指したいと思います。応援よろしくお願いし ます。
石川京侍ドライバーコメント
Q1は一樹さんが無事に通過してくれて僕はQ2担当することになりました。タイヤチョイスもあり後方に沈んでしまいました。でも決勝 はロングランのペースは凄く良いので、しっかり追い上げて表彰台目指して頑張ります。応援よろしくお願いいたします。
2019年4月14日¥(日曜日)
決勝 (P10)
天候:雨~曇 / コース:ウエット~ドラ 気温/路面温度:開始18度/25度、終盤13度/17度
決勝が行われる朝の富士スピードウェイの周りは大渋滞。すでに9時の時点で場内の駐車場には止められない状態に。 SGT以外のレースは全てドライの中で行われた。
ウォームアップ走行が始まるくらいからだんだんと太陽がかげり始める。 ウォームアップでは石川から走行を開始。マシンバランスは悪くなくラップタイムも決勝を見据えたタイムで周回を重ね、約半分で 星野と交代。ピット作業のフルシミュレーションを行いコースへ送り出す。
星野も01‘39前半のタイムでラップ。決勝に向けて手応 えを感じていた。
グリッドへの試走頃から最終コーナーの空は濃いグレー色。天気予報では 雷と雨予報。
予報は外れることなくスタート時点では完全なウエット路面。 開幕戦と同様SCでスタートとなる。
スタートを担当するのは石川。 SC2周目にレースはスタートする。
スタートしたその周にNo65AMGをかわして13番手に。しかしそのNo65のタイヤが温まってくると再度 逆転されてしまう。
ウォームアップの好感触は雨に よって予想を覆されることになってしまった。 この頃から雨が激しくなり始める。12周目に雨の ためSCが導入され、その後SC中にもコースオフす るマシンもあり赤旗中断となる。20分ほどで雨は 小降りになり30分ほどでSCによるレースが再開される。
リスタート後13番手、12番手とポジションを上げて いくが、路面状況が刻一刻と変わる中、タイヤの状態が徐々に厳しくなり全くグリップしないと石川からの無線が入る。なんとか踏ん張り14番手で35 周目に星野にハンドルを託す。 42周目に全車が1回目のピット作業を終えると、 星野は12番手に。星野のペースは悪くなく徐々にポジションを上げていく。
44周目には11番手、 50周目にはポイント圏内まで浮上する。
56周目にはNo60CRFをかわし、8番手まで上がっ ていた。 石川と交代する71周目、ピットロード走行中に外 したホースがイグニッションスイッチに触れ、電源が 落ちるというトラブル。
これでタイムをロスすること になった。
偶然とはいえそのことにより、ピットストップのタイムが通常より30秒近くロスしてしまう。 2回目のピットを全車が行うと、14番手までポジションを下げてしまっていた。 そこから石川も頑張って前に食らいついていく。78周目に13番手、81周目には12番手、91周目には11番手と着実にポジショ ンを上げる。 94周目にNo52MARKXをパスするとポイント圏内の10番手に。しかし急にペースを上げてきたNo21AUDIにかわされ再び11番 手に。このままペース的にポイント獲得は難しいかと感じられたが、最終ラップにNo87をかわして10番手と貴重な1ポイントを獲 得した。
星野一樹ドライバーコメント
先ずは11号車、おめでとうございます! ウェットもドライもペースがありませんでし た。
その中でもなんとかポイントを取ることが出来た事は良かったと思います。
ここからまた頑張ります。
応援ありがとうご ざいました。
石川京侍ドライバーコメント
今回のレースはウエットでスタートとなり、途中で赤旗中断になったりと荒れたレースになりました。
ペースが上がらない中、アンラッキーな事もありましたが、チーム、一樹さんと粘りの走りで、ラスト
2周でポジションを上げ、10位で入賞する事が出来ました。
苦しい展開の中ポイント獲得出来たことは自信となりました。
次戦の鈴鹿は上位入賞出来るように頑張りますので皆様応援宜しくお願い致します!
応援してくださった皆様ありがとうございました!
藤井一三監督コメント
前回の岡山レースでクラッシュ、全損下マシンを修復して望んだRd-2富士でしたが、テストでの良かった フィーリングにならず、 また天候も味方してくれず二人のドライバーには苦労を掛けました。それでもポイントゲット出来たのは明るい材料になると思います。
次回鈴鹿レースも頑張ります。応援を宜しくお願いし ます。