【レポート】Rd.1 岡山 10号車 GT-R NISMO|SUPER GT2019

【レポート】Rd.1 岡山 10号車 GT-R NISMO|SUPER GT2019

2019年4月13日(土曜日)

公式練習 (P13)

天候:晴 : コース:ドライ 気温/路面温度:開始10度/14度、終了12度/26度

公式予選 (Q1グループA:P4/Q2:P10)

天候:曇 : コース:ドライ 気温/路面温度: Q1開始時16度/25度 Q2開始時14度/21度

 

2019年SUPER GTシリーズが、岡山国際サーキットで開催された。 今シーズンもGAINERは、エースカーの11号と、10号車の2台体制で戦って参ります。
マシンも引き続き『NISSAN GT-R NISMO GT3』の2台で、ドライバーは星野一樹選手とF3経験もあり、若手有望株の 石川 京侍を起用いたしました。11号車と共にチャンピオン獲得を目指します。

今年は春が来たかと思うと寒く なりの繰り返しで、桜も通年よ り長く花を咲かせている。岡山 国際サーキットの開幕戦は肌 寒い中でスタートした。 走り出しは星野一樹から。 タイヤと路面状況のマッチング がしっくりしていないようで思うよ うな走りが出来ない。フロントの 足回りを何度か調整しながら 走行を続ける。9時50分の赤 旗のタイミングで石川京侍に交 代。 GT300クラスの専有走行になり、 計測4周目に記録した 01‘26.019のタイムでこのセッ ションは7番手に。サーキットサ ファリの始まる前にサスペンショ ンの調整を行いサファリを走行 し午前のセッションは終了した。

 

今年から1周が短いサーキットはGT300クラスに限り予選1回目は2つのグループ分けをすることになり、ここ岡山と仙台菅生 が対象になる。
10号車はBグループになり、アタッカーは石川。 少しピットで待機してからコースへ。1周目2周目と徐々にタイムを更新し、3周目に01‘25.550のタイムで2番手。星野にキチ ンと繋げる仕事を完璧にこなす。

Q2の時間は10分間。11号車と共に全車ピットを離れてからコースへ。 星野も同じく3周目がターゲットとなる。セクター1,2とベストを更新、自己ベストのタイムを記録するもブリジストンユーザー が速く、1位から4位までを独占する形になり、10号車は11号車に続く11番手で予選を終了した。

 

星野一樹ドライバーコメント

Q1でケイシが素晴らしいアタックをしてくれていいポジションでQ2に繋いでくれました。Q2で近いタイムは出せたのですが、少しま とめきれなかった部分もあったので11号車と並んで11番手でした。なんとかポイントを取れるだけ明日は天候も不安定ですが、 粘りよくベストを尽くしてポイント取って得意の富士に向けていい雰囲気で迎えたいと思ってますので、明日はたくさんのポイント 獲得を目指して頑張ります。

 

石川京侍ドライバーコメント

GAINERに移籍して初めての予選でしたが、無事に一樹さんにつなぐことができて良かったで す。 車のフィーリングも悪くないので、明日は出来ればドライで走れればいい成績出せると思いま す。応援よろしくお願いします。

 

2019年4月14日¥(日曜日)

決勝 (DNF) 

天候:雨/コース:ウエット 気温/路面温度:開始12度/14度、終盤14度/14度

決勝日の天気予報では、朝から弱い雨が降り、スタートするころに止むような予報だったが、朝行われたFIA-F4のレース時も 雨はなく曇。時間毎に刻一刻と変わる予報だったが、ウォームアップ走行時には完全なウエット路面になっていた。 まず星野が車に乗り込み、ウエットのチェック。計測3周目で01‘40.089のタイムで10番手。次週に石川と代わるためにピットへ。 石川はマシンチェック、タイヤチェックを行う。徐々に雨も激しくなり石川は計測5週をして走行を終えた。

降り出した雨のためパレードラップは中止となり。 セーフティーカー(SC)先導でのスタートが発表され た。スタートを担当するのは星野。 3周のSCランの後4周目にスタートが切られた早々 の1コーナーでNo25MCが姿勢を崩しイン側にクラッ シュ。再びSCが入る。その時星野は10番手に順 位を上げていた。

11周目にリスタートが切られると雨は止むどころか、 延々と降り続き、硬めのタイヤを選択した星野はそ れでもマシンをコントロールして前車を追いかける。 しかしその2周後にNo88HURACANとモスSで接触 し、アウト側のスポンジバリアに激突しクラッシュ。そ の反動でコースに戻ってきたところに No7AstonMartinと激突。

 

 

No10
の外れたタイヤをよ ける為にNo33GT-R、No360GT-Rと多重クラッシュ が発生し赤旗中断となる。 あの状況では、マシンが跳ね上げる水しぶきが酷く、 前後左右共に状況判断をするのは非常に難しい。 星野はメディカルに運ばれるが、身体に若干の打 ち身はあるものの、適切な処置をして無事ピットに 戻ってきた。マシンのダメージは酷く、エンジン、 シャーシ共に破損。次戦はテストでも調子の良かっ た富士で、マシンを完璧に修復して、11号車と共 に表彰台を狙います。この接触により原因はどうで あれ、巻き込む形になってしまった他車には大変 申し訳なく思う。

 

星野一樹ドライバーコメント

なんとか出来る限りのポイントを持ち帰り、GTR得意の富士へ向けていい流れを作りたかったので、あのアクシデントが残念でなり ません。チームにも申し訳ない気持ちでいっぱいです。
絶対にこの借りは結果で返したいと思います。
しっかりと気持ちを切り替えて、ここからまた全力で頑張ります。

応援ありがとうございました。

 

石川京侍ドライバーコメント

決勝は雨が上がる事を予想して固めのタイヤを選択して一樹さんがスタートを担当しました。予想よりも雨が強くなってしま い、固めのタイヤで厳しい条件の中10位を走行していましたが、他車との不運なクラッシュにより、リタイアとなってしまいました。 大クラッシュでしたので、一樹さんの身体が心配でしたが、大事には至らなかったので良かったです。 次戦はテストでも好調だった富士なので、皆様応援宜しくお願い致します!! 今回応援して下さった皆様本当にありがとうございました。

 

藤井一三監督コメント
今年から若い石川京侍選手が加 入して、ベテランの星野選手とのペ アリングで戦うことになりました。 予選までの流れは悪くなかったの ですが、ブリジストン勢の速さには 完璧にやられました。 レースも天気予報とは違って、止 むどころか勢いが増してきていたよ うで、この雨によって思いもよらない クラッシュ、リタイアという形で終わっ てしまいました。 マシンは大破しましたが、ドライ バーの星野選手に怪我が無かっ たのが救いです。 次の富士大会、マシンを修復して 表彰台の真ん中を目指して頑張 ります。 応援ありがとうございました。