2018年8月4日(土曜日)
公式練習 (P20)8:40~10:05
天候:晴 : コース:ドライ 気温/路面温度:30度/42度
公式予選1回目 (P9) 14:35~14:50
天候:晴: コース:ドライ 気温/路面温度: 31度/44度
公式予選2回目 (P10) 15:20~15:30
天候:晴: コース:ドライ 気温/路面温度: 31度/42度
昨年までは300kmで行われていた8月富士大会も、今年は500MILEレースとなり、ピット作業もドライバー交代を含む4回が義務となる。
前回の優勝で、ポイントリーダーとしてのこの大会でも、大量ポイントを獲得できるチャンスでもあり、得意なコースでもあるので、期待がふくらむ。
走り出しは平中克幸から。オーバーステアにもアンダーステアにもなり、フロントスタビ、リアウイング、リア車高を調整しタイヤの確認も行い、安田裕信と交代。74kgのウエイトを積んでの走行は、かなり厳しく、このセッションは20番手で走行を終えた。
午後からの予選は、Q1が平中、Q2を安田が担当する。
オンタイムで予選がスタート。平中はピットで約3分のウエイティングを行い、アタックを開始する。計測1周目では5番手、しかし他車もどんどんとタイムをあげていく。計測2周目で1分38秒374で最終的には9番手でQ2に繋げた。Q2進出するのに、0.5秒差で脱落するという、かなりシビアな予選となった。
Q2担当する安田は、2分30秒ほどピットで待機してから、アタックに入る。
計測1周目で3番手、2周目にベストの1分38秒447で4番手。トップは25号車MCの1分37秒312と軽さとストレートの速さを武器にしたMCが獲得。11号車は10番手のポジションで明日の長いレースを迎える。
平中克幸ドライバーコメント
74kgとかなり重いウエイトの中で、フリー走行は20番手と苦戦していたのですが、その後チームとも話し合って、セッティングの方向性を決める上で、大きな変更はしなかったのですが、予選ではキーとなるポイントを変更し、その甲斐もあってQ1を通過することが出来たので、良かったかなと思います。安田選手も10番手で決勝を迎えることが出来ましたので、今回の目標としては、しっかりとポイントを獲得して、出来ればポイントリーダーのままレースを終える事が出来ればと思っております。
安田裕信ドライバーコメント
今回はウエイトが重く、苦しい状況で、フリー走行では20番手と非常に苦しかったですね。Q1では平中選手が、凄くいい走りをしてくれて、10番手で通過しました。(1台が4輪脱輪でタイム抹消により9番手)
Q2では、自分のミスであとコンマ2.3は詰められたのですが、明日は10番手のポイント圏内からのスタート出来るので、決勝は予選よりも前でゴールして、現在チャンピオン争いをしているマシンが、予選9番手、10番手、11番手と並んでいるので、それに負けないように頑張ります。
2018年8月5日(日曜日)
決勝 (P22)13:35~天候:曇/ コース:ドライ 気温/路面温度:開始32度/47度、終盤38度/34度
気温は29度と昨日よりは低いものの、湿度が高く、蒸し暑い。
静岡県警の白バイ9台、パトカー4台の先導による交通安全啓発パレードラップに続き、1周のフォーメーションラップの後、SUPER GTでは初めてとなる500MILEのレースがスタートした。スタートドライバーは安田。1周目はそのままのポジションでコントロールラインを通過するが、ストレートスピードの速い31号車PRIUSに交わされ10番手に後退。5周目に早くも1回目のピット作業を行うマシンもあり、10番手~11番手で周回を重ねる。しかし74kgというハンデウェイトは、容赦なくマシン、タイヤに負担を課す。安田がマシンの異常を訴え、予定より早いタイミングで平中と交代する。
スタートタイヤより堅めのタイヤをチョイスし周回するが、このときの路面状況にマッチせず、1分41秒台で周回するのがやっと。54周目に再び安田と交代するが、安田も1分41秒台で周回を重ねる。ドライバーが変わる度に、タイヤが悲鳴を上げる。再び平中に変わった時点では、すでに4回のピット作業では、燃費、タイヤとも保たないと判断。しかし、ペースを上げたいが、マシンがいうことを聞いてくれない。最後のピットはタイヤ交換と給油のみで、安田をそのまま送り出す。この時点で15番手と、ポイント獲得は難しい状況に。しかし、無情にも149周目の1コーナーで、ブレーキが抜けてしまいオ-バーラン。昨日の500クラスのクラッシュを彷彿とさせる。
スポンジバリアにクラッシュすることなく、ピットに戻るが、そのまま走行するのは危険と判断し、完走扱いの22番手でレースを終えた。
平中克幸ドライバーコメント
10番グリッドからの追い上げを目指しましたが、今回のレースはとても悔しいレースとなってしまいました。ハンデウェイが重い事もあり、全スティントでタイヤトラブルにみまわれてしまい最後はブレーキローターのトラブルでレースを終える事になりました。
次戦迄には重いウェイトでも耐えられるタイヤ開発、車のセッティングをしっかりと詰めていきたいと思います。応援ありがとうございました。
安田裕信ドライバーコメント
今回はトラブルばかりで苦しいレースでしたが、またチャンピオン争いに権利はあるので次戦巻き返します。いつも熱い応援ありがとうございます!
藤井一三監督コメント
暑くて距離の長いレースで
した。
前回のタイ戦で優勝したことも有り、重いハンディウエイトもあって苦しいレースに成るのは、想像していました。
予選はドライバーの頑張りも有り、Q2へ進出しました。
決勝レースも上手に走ってくれていたのですが、ハンディウエイトの影響は大きく、マシンの色んな箇所に影響が出てしまいました。
最終的にはブレーキディスクが破損して走行不能と成ってしまいましたが、完走扱いと成る周回数をクリアしていたのがせめてもの救いです。次回は昨年優勝した菅生です。応援宜しくお願いします。